こんにちは、平です。
私は出張が多く、ホテルに年間130泊ほど宿泊します。
「出張は苦手だ」とか「枕が変わると寝られない」という人も多いようですが、私の場合、仕事といえども、出張のときは旅行に発つような感覚があります。
飛行機のように狭い空間でじっとしているのはあまり好きではありませんが、しかし、トランクを持ち、乗り物に乗ったり、ホテルにチェックインしたりするときはいつもワクワクします。
さらに、ホテルの部屋に入り、服をハンガーに吊したり、洗面台にいろいろなグッズを並べたりして、部屋が自分仕様になってくると、より旅行気分も高まってきます。
というように、あちこちに移動することがまったく苦ではない一方、休日、家にいるときは、“自分の時間”をもつことにすごくこだわったりもします。
一人で2・3時間、近くの山を歩いたりすることもありますし、温泉に入ったり、マッサージをしてもらったり、行きつけの喫茶店で本を読んだり、奥さまに録りだめてもらったビデオを観たりすることもあります。
つまり、アウトプットしたり、インプットしたりして、自分の中のバランスをとっているように思います。
私の場合、人と会うのが仕事のようなもので、カウンセリングのクライアント以外にも、会社の代表者としていろいろな業種のいろいろな人々に会います。
そしてそこで感じるのは、男性であれ、女性であれ、自分の人生を楽しんでいらっしゃる人は、このアウトプットとインプットのバランスを上手にとっていらっしゃることが多いということです。
たとえば、いろいろなことに興味をもち、実践する人は、自分の中にいろいろな引き出しがあり、そして、その引き出しを使い、人を喜ばせてあげることがとても上手なようです。
今、この世の中にはいろいろな情報が氾濫していますが、その情報を整理整頓する能力が高いといってもよいかもしれません。
たとえば、デートプランを上手に作る人は、「自分が、もし、ここに行くとしたら」というイメージを使います。そして、自分がそこを訪れたような気持ちになりながらその情報に触れると、記憶として深く刻み込まれ、必要なときに簡単に取り出せるようになるようになるようなのです。
また、そのようなタイプの人は、おいしそうなレストランを見つけたときなどに、自分一人でお店に入ることが苦にはならないようです。もちろん、だれかを誘っても行くことも多いのですが、一人で行ったときには、そのレストランのスタッフと簡単になかよしになれたりもするようです。
スタッフの人たちにお店のこと、料理のこと、あれこれ質問したり、とにかく興味が尽きないようなのですね。すると、ついつい、スタッフもおすすめの料理を紹介したり、「来週からはこの料理を出します。ほんとうにおいしいですよ」などと情報を伝えたくなったりするわけです。
そして、そんな情報を得ると、だれかを連れていってあげたくなったりもしますよね。こんなふうに、情報のインプットと行動のアウトプットのバランスがよいようなのです。
せっかく仕入れた情報も、それを使わなかったとしたら、あまり価値がありません。
また、せっかく旅をしたとしても、その地にある価値あるもののことを知らなかったとしたら、その旅を十分に楽しめないかもしれません。
恋愛でも、だれもがはじめはパートナーにすごく興味をもちますが、おつきあいが深まるにつれて、だんだんその興味は薄くなってきます。
しかし、男女関係では、あなたがパートナーに興味をもち、そのパートナーの中にある情報にアクセスすることで、いろいろな変化を引き出すことが可能なのです。
もう一度、あなたのパートナーに興味をもってみることで、二人の間にも新しいなにかが始まるかもしれませんよ。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!