こんにちは、平です。
女性に比べて男性には、異性が苦手という人が意外と多いようです。
人気の深夜番組『アメトーク』で「女の子苦手芸人」というテーマの回があったのですが、オードリーの若林、有吉、ケンコバあたりは意外にもものすごい恥ずかし屋で、女性の前では緊張して、自分が上手に表現できないという秘密を出演者たちに暴露されていました。
そして、これは芸人さんだけでなく、いまの若い男性に非常に多い傾向であるようです。
有吉やケンコバなどは、風俗にばかり行っていたりとか、一見、だいぶ遊んでいそうに見えるのですが、じつは、女性をどう理解し、どのように扱えばいいのかということに関しては、まったくわからないのでしょう。
それはまるで、女性を自分とはまったく違う生き物か宇宙人のように感じているのかもしれません。
このタイプの男性は、昔からとても多く存在していました。女性というものを、実用品というよりは鑑賞品のように感じてしまうのです。
女性はガラスケースの中に大切に入れ、そのガラスケースをいつもピカピカに磨き、そして、ガラスの外からその美しさを鑑賞して過ごそうというわけです。けっして、手を触れたりするものではないと思っているのですね。
この傾向は、とくに男性性が非常に強い人に多く見られます。
思春期のころ、男性はセクシャル・エネルギーと出会い、そして、大人になるプロセスとして、精液というものを体内で生産します。
それを排出するためにマスターベーションを覚えたりするわけですが、そこには、まるで自分が毒を生産しているような感覚が伴ったりします。
さらに、その感覚はしばしば、「自分は毒である」という自己概念を作ります。すると、「美しいもの、素晴らしいものを、自分の毒で汚してはならぬ」と感じ、自分を押し殺したり、自分を隠そうとしたりという行動をとるようになったりします。
わかりやすく言うと、「きょうはギョウザを食べ過ぎちゃった」という状況だとすれば、ニオイが気になって、積極的に話したり、積極的にふるまったりするのがはばかられますよね。で、言葉少なになったり、人と距離をとろうとしたりしちゃうものです。
なんらか、自分を隠さねばならないときも、人はこのような態度をとるわけです。
とくに自分が気に入っている女性‥‥、要は自分が刺激を受けやすいタイプの女性だと、近づいてこられれば近づいてこられるほど、「近いよー!」とか「もっと離れて!」という態度をとってしまいます。
それはその女性が悪いのではなく、自分の毒で、素晴らしく美しい女性を汚さないためであるのです。
では、このような男性たちは、どのように扱えばよいのでしょう?
彼らの態度は、まるで女性を拒絶しているように見えますから、たいていの女性はしばらくたつと彼らから離れていきます。
そもそも、会話が続かず、挙動不審だったりしますから、女性にとってはあまり楽しい相手ともいえないわけです。
しかしながら、このタイプの男性は、あなただけでなく、ほかの女性も近くに寄せつけない傾向にあります。
その中であなただけは、つかず離れず、彼の近くにいたとしたらどうでしょう? やがて、あなたが彼にとって、唯一、近い女性として棲息できるようになるかもしれません。
すると、彼との関係を深める可能性はぐっと高まります。彼のほうも、あなたを通して女性というものを学ぶことができるでしょう。
そして、もともと彼にとって、女性というものの評価はものすごく高い位置に存在していますので、あなたを大事に扱ってくれることは間違いありません。
一見、女性であるあなたを拒絶しているように見える彼。でも、それが、あなたを汚したくない思いからきていることに気づけば、対処の方法はあるというものです。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!