こんにちは、平です。
“恋の季節”というと、夏を連想する人が多いでしょうか?
たしかに、夏は開放的な気分になるので、恋に落ちやすいかもしれません。が、じつは冬も、恋にはもってこいの季節です。
とくに今年のように寒い冬は、その寒さゆえ、おたがいに近づき、親密になれるチャンスがあるのです。
心理学の言葉に“やまあらしジレンマ”というものがあります。
やまあらしは自分になにかが触れると毛をトゲトゲさせ、威嚇します。
だから、寒いとき、やまあらしどうしが温めあおうと触れあうと、おたがいにトゲトゲになり、傷つけあってしまいます。
こんなふうに、近づきたいのにうまくいかないことを“やまあらしジレンマ”というのですが、これは日本人にはとくに多いといえそうです。
また、あなたが寂しがり屋で、彼が草食系男子で‥‥というような場合にも、恋はなかなか前に進みにくいものです。
松田聖子の『赤いスイトピー』の歌詞に、「半年過ぎても あなたって手も握らない」というのがあります。
これは、彼だけのせいではないと思いますよ。彼女のほうから手を握ってもいいわけです。
双方が恥ずかしがり屋だとこのようなことは起こりがちです。そんなカップルが親密度を深めるのに、この寒い季節はとても役に立つようなのです。
いま、このメルマガを読んでいる人のなかには、「いまどき、そんなウブなヤツらがいるのか?」と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、実際のところ、意外と多いようなのです。
そして、そんなウブな男性は、女性を大事にしすぎるというか、つまり、臆病すぎて、手がいっさい出せずにいたりするわけです。
別の角度から見ると、これは昔、「もうっ! いつになったらキスしてくれるの? 待ちくたびれた!」と思っていた女性さながら、男性のほうが女性からのアプローチを待っている状態ともいえるようなのです。
男性のほうに勇気がなく、なかなか上手にアプローチできないのですね。
このようなとき、とてもシンプルで効果のある方法があります。それは、彼のコートのポケットに、あなたが手を入れちゃって、ポケットのなかで手をつなぐという技なのです。
この種の恥ずかしがり屋の男子は、手をつないでいることを人に見られることが恥ずかしいようです。
でも、彼がコートのポケットの中に手を入れているとき、そこにあなたが手を滑り込ませ、しっかり手をつないだりすると、照れながらも受け入れたりするのです。
これは、なにか二人で隠し事をしているような感覚もあり、彼をセクシーな気分にさせるようで、当社の統計によると、非常に成功確率が高いのです。
あるいは、いきなり腕を組みに行くと、固まってしまったり、恥ずかしがってしまう彼というのもよくいますが、そのようなタイプでも、あなたが「寒い、寒い!」などと口走りながら、体を寄せて、腕を組んでしまったりすると、意外に受け入れやすいようです。
恥ずかしがり屋の男子は、女性と親密な距離感になることにふだんから慣れていません。そして、いまご紹介したのは、心理学でいう彼の“パーソナル・スペース”にあなたが上手に潜りこむ方法といえます。
つまり、こんなに近くて親密な関係になる人を彼はもっていなかったわけですし、もつことをとても恥ずかしがっていました。
そして、これまでは彼のそのスペースにはだれも近づけなかったのですが、いったんそこに入りこんでしまうと、二人の親密感は急速に高まることになるのです。
ほかにも、彼といっしょにカニを食べるとき、殻から上手に身を出してあげるというのを理由に、向かいの席から彼の真横の席に移り、まんまと親密になった女性も私は知っています。
恥ずかしがり屋の男子は横に座られることに抵抗感があるようですが、ちゃんとしたいいわけがあると、意外といやがらないようです。
女性のみなさん、この冬はあの手この手を上手に使って、どうぞ、彼といい関係をつくってくださいね。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!