こんにちは平です。
私はカウンセラーとして、多くの人のご相談をお受けしていますが、心理学に見ると、人が悩むときのそのほとんどが“恐れ”や“不安”という感情に苛まれています。
恐れや不安という感情は、「もっと悪いことが必ず起こり、そして、自分はもうこれ以上、耐えられない」といった考えを作ります。
なぜなら、この恐れや不安を作るものの正体は“罪悪感”だからです。
罪悪感とは、「自分は罰せられるにふさわしい。よいことなんか起こるはずがない。罰こそが自分にふさわしいのだ」という間違った信念です。
では、この罪悪感がなぜ生まれるのかというと、それは、あなたに「いまもまだ恨み、許していない存在があるから」であるようです。
「あの人は、あんな間違いをした。だから、罰がふさわしい。どうか、罰せられますように」とあなたは思っています。
そして、「間違ったあの人に罰が必要であるように、人生でいろいろと間違ってきた自分にも罰が与えられるべきだ」という信念が生まれてくるというわけです。
このようなネガティブなスパイラルにはまっているみなさんが、そこから脱出するには“許し”というものが必要になります。
そして、この“許し”ができるようになるには、だれかを愛するということが必要です。
私たちの心には、人を裁き、罰するという攻撃的なマインドがありますが、それと同じぐらい、だれかを許し、愛そうとする愛のマインドもあるのです。
私たちはだれかに恋をすると、この、自分の中にうずもれている愛のマインドとふれあい、ものすごく献身的になることができます。
それは、まるで、『アンパンマン』のわがまま娘・ドキンちゃんが、食パンマン様の前ではものすごくかわいい女の子になるようなものです。
なにか悩みをもったとき、多くの人は「私は愛されていないことが問題だ」と思いがちなのです。
しかし、ほんとうの問題は、そう思うことで、あなたが「だれかを愛することを、しなくなっている」ことなのです。
「愛されていない私が、なんで愛さなければならないのよ?」と思ってしまうことにより、あなたはますます愛さなくなってしまうわけです。
そして、だれも愛していない状況では、「自分が愛されるにふさわしい」とはなかなか感じられないのです。
そんなネガティブなスパイラルにハマッているあなたを、力強く救出してくれるものが恋愛です。
だれかや何かのことを好きになると、あなたの恐れや不安は一掃されます。
長年、カウンセリングを受けても、なかなか問題を解決させることができなかった人が、たった一つの恋愛で劇的に変化するということは少なくありません。
そして、「平さんがずっと言ってくれていたことが、いきなりわかりました」などと感謝されることもあるわけです。私としては、その彼女の彼になってくれた人にこそ感謝したいところなのですが。
日本ではそれなりの年になってくると「こんな年では、もう恋愛なんて‥‥」などと言う人が少なくありません。
しかし、アメリカやヨーロッパの人たちは、何歳になろうが、恋愛には死ぬまで現役です。
人を好きになることこそが、なによりの生きる張り合いになり、人生の目的になり、そして、健康の秘訣となったりするようです。人によっては、ペットや趣味を心から愛することによって、同じような心の作用を経験しています。
心からなにかを愛することができたとき、私たちはものすごく簡単に、急速に、抱えていた問題を超えていくことができるようなのです。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!