こんにちは、平です。
私どもでは、みなさまにカウンセリングを提供する一方で、カウンセラー養成のためのスクールも運営しています。そのスクールの説
明会などで、よく受ける質問が、「カウンセラーに向いているのは、どんなタイプの人ですか?」というものです。
それと同じように、“モテる人”にも一つの傾向があるように思います。
まず、恋愛がなかなかうまくいかないという人に多いのが、「自分のことをパートナーに楽しませてもらいたい」と思っているタイプです。
そう思っていると、楽しくないのも、つまらないのも、「ぜんぶ、パートナーのせい」になってしまいます。
うれしかったり、楽しかったりするのは「あたりまえ」で、少しでもつまらなくなると、「私をこんな気分にさせるあなたはつまらない人ね」ということになってしまうんですね。
態度も非常に横柄ですから、相手からしてみれば、「なんだよ、こいつ。何様のつもりだよ」となるわけです。
これは、一見、王様タイプに見えるかもしれません。が、じつはまったく逆で、依存性がとても強いタイプといえます。まるで、「この夏休みの旅行、パパとママはどれだけ私の気に入る場所に連れていってくれるのかしら?」と思っているようなものです。
「私はなにもできなくて、あたりまえなんだもん。あんたがしっかりしなくてどうするのよ?」という考え方であるわけです。
それに対し、モテる人というのは“喜ばせ上手”です。
そして、おいしいお料理の食べられるお店や、素晴らしい夜景の見られる場所などをたくさん知っています。
そして、今回、みなさんに考えていただきたいのは、「なぜ、ヤツらはそんなことを知っているのか?」ということです。
その答えは、このタイプの人たちは、「自分がいい気分になったり、楽しく過ごしたりすることをたえず求めているから」ということになります。自分が素敵だと感じたものを、いろいろな人たちと、ただ分かちあっているだけなのです。
たとえば、「どうせ居酒屋に行くなら、3,000円払って、いちばんおいしく飲み食いできる店を見つけてやろう」などと考えたり、実際に調べたりしているわけです。
このタイプの人たちは、「素晴らしいものを受け取りたい」、「それを受け取るに自分はふさわしい」とたえず感じています。そうでなければ、素晴らしいものとはなかなか出会うことができないものなのです。
彼らは対人関係も豊かです。すべてを自分で調べたりしなくても、
「このジャンルのことは、この人に聞けばいい」というブレーンがちゃんといて、その道のプロがいつでも情報を提供してくれるのです。
なぜなら、その人もふだんから自分のもっている情報を友人たちと分かちあっているからです。つまり、“気前のいい人たち”といってもいいかもしれませんね。
さらに、彼らはなにか素晴らしい体験をしたとき、「この体験を、多くの人にさせてあげたいなぁ」と思い、その場所なりお店なりを人に教えてあげたくなったり、連れていってあげたくなったりするわけです。
このようなタイプの人は、必ずモテます。
彼らはたぶん、「この店に、一度、おまえを連れてきたかったんだよ」などと言ったりすることと思いますが、その人自身、同じセリフを友人などからしばしば言われます。
そうやって、その人の“喜び上手”と“喜ばせ上手”がどんどんレベルアップしていくようなのです。
そう、“喜び上手”は“喜ばせ上手”。感動しやすい人は、感動を与えることができる人になれるということです。
“モテる人”になるのは、とても簡単です。
あなたの手で、あなたの心をもっともっと喜ばせてあげればいいのです。あなたという人を、どこに連れていってあげて、どんな体験をさせてあげて、どんなものを食べさせてあげて‥‥ということが大事です。
そして、その素晴らしい体験を、まわりの人たちにも気前よく分かつことができること。
それが上達するにしたがい、あなたのモテモテオーラはいつのまにか強化されていくようですよ。
では、次回の恋愛心理学もお楽しみに!!