姉の存在が辛いです。

相談者名
みかり
 10年くらいずっと悩んでいる事を相談させて下さい。

わたしには3つ年の離れた姉がいます。姉とは幼い頃から好きな食べ物や飲み物、好きな色や理想とする女性など、なにをとってもすべてがそっくりでした。なのでよく同じものを欲しがって、でも姉の気をうかがってゆずってばかりの日々が幼い頃から続きました。…そのせいか、姉と好きなものなどが同じだと、絶望的になるようになってしまいました。

話をしていて、「それわかるー」と言われると、どうしようもないくらいショックで、そのことしかなにも考えられなくなります…。何故ここまで嫌かと言うと、同じものを欲しがると、姉の機嫌が悪くなるからです。また、容姿はわたしの方がお互いの理想とする女性に近いため、よく姉に嫉妬され、落ち込ませてしまうからです。なので、容姿等を褒められたとき、嬉しいのに、落ち込まれるので悲しくなって、その嬉しい気持ちが消え失せ、全然うれしくなくなります。わたしはおしゃれしちゃいけないんだ、落ち込ませちゃうから。可愛くなっちゃ駄目なんだ、落ち込ませちゃうから。という思いが沸きます。また、その感情とは別に、 今よりおしゃれしたり可愛くなったら、余計に嫉妬されて対抗されて、姉がわたしより可愛くなってしまうかもしれないという不安も沸くのです。

…なので行き着いた考えが、「姉の好みや理想像が真逆だったらいいのに!」という考えでした。好みが一緒だと嫉妬されるし、欲しいものがひとつしかないとどっちかが譲らないといけなかったりと、大変だからです。それに、好みが同じすぎると、自分の存在が認められない感じがするからです。…将来の事を考えるとき、この先も姉と全く同じ人生を歩み、嫉妬され続け、そしてわたしもそんな姉の存在をずっと気にしなければならないのかと考えてしまい、毎日とても不安で絶望的になります。どうしたらいいでしょうか…自分のこの性格を直せるとは思えないし…お友達などだったら、毎日顔を合わせなければならない訳でもないから割り切れるのですが、姉なので…。いつか1人暮らしをしても、何かとこの先関わらなければならないから、1人暮らしというのは解決策にはならないし…

ずっとずっと悩んでいて、ひとりで考えても解決策が見つからないので、何かアドバイスを頂けると嬉しいです。長文失礼しましたっm(_ _)m

カウンセラー
工藤絢子
ご相談拝見いたしました。
みかりさんは人の気持ちに敏感で、とても優しくて、人を良い気分にさせてあげたいという思いを強くお持ちの方なのではないかと思いました。また、そんな気持ちをなかなか理解されなず苦しんでいらっしゃるのではないかと思いました。この先ずっとお姉さんの存在を気にしなければと思うともっと辛いですよね。

まず、お姉さんはいつも欲しいものを手に入れてきたわけですよね。すると、みかりさんは欲しいものをお姉さんに譲るので手に入りません。しかし、容姿はみかりさんの方がお互いの理想に近いので、お姉さんはみかりさんに嫉妬しているんですよね。お2人の間では、容姿はみかりさん、それ以外欲しいものはお姉さんが手に入れているとも言えます。
ですので、みかりさんがお姉さんが可愛くなることに不安を感じてしまうのも当然だといえます。自分より可愛くなってしまったら、みかりさんには何もない状態になるからです。お姉さんも欲しいものを譲れば、何もなくなってしまいます。

こんなにお姉さんに譲ってきたんだから、もう譲るのは嫌だ、お姉さんが私に譲ったらいいのにという気持ちになって欲しいと思っても当たり前だと思います。だから自分の性格を直せないから、お姉さんの好みや理想が真逆であることを望まれるのではないかなと思います。

みかりさんにしてみれば、譲るしかなく自然と沈んだ気持ちになってしまうかもしれません。ただ、それがお姉さんには、みかりさんが被害者で、お姉さんが加害者というメッセージになってしまう場合もあります。また、容姿で嫉妬しているお姉さんにしてみれば、みかりさんがすんなり譲れば譲るほど、容姿ではみかりさんが上とうい意識をさせられることになってしまう場合もあります。
そうなれば、お姉さんの中にみかりさんには譲りたくないという気持ちが強く出て、自分が手に入れなければ気がすまなくなり、不機嫌さをますます出すということにもなってしまいます。それを見てみかりさんも、お姉さんの機嫌を気にしてすぐに譲る、さらにみかりさんは辛くなるかもしれません。

みかりさんが欲しいものを手に入れるか、手に入れないかは、ずっとお姉さんしだいだったわけですよね。嫉妬される、不機嫌になるからとみかりさんは我慢しなければいけないんでしょうか。
みかりさんは、人の気持ちを汲んだり、また優先したりと、とても優しい気持ちの方なんだと思います。しかし、自分の気持ちを犠牲にしてまで、人の気持ちを優先する必要はありません。
みかりさんは長い間ずっと我慢してこられました。とても苦しいと思います。だからこそどうにかしたいですよね。この苦しい状況をどうにかしたいと思っているのはみかりさんです。みかりさんが変わるしかないんです。

みかりさんの意思も尊重してあげませんか。我慢は必要ありません。私だって欲しい、これがいい こうしたい等の気持ちをぶつけてみませんか。譲ることばかりしても相手が譲ってくれなければ、私はこんなにしてるのに・・・という気持ちが強くなり憎悪すら感じてしまう場合もあります。言わずにわかってもらいたいと思うかもしれませんが、自分の気持ちを伝えないと他の人には伝わりません。ぶつかることから逃げていては、いつまでも伝わりませんし、欲しいものも手に入れられません。そしてみかりさんを理解してもらいにくくなってしまいます。
お姉さんとは家族ですから、切っても切れない関係ですよね。だからこそ、今お姉さんの機嫌に左右されずにみかりさんの気持ちを伝えてみることを考えてみてはいかがでしょう。
容姿が良くても、その表情が曇っていては魅力も半減してしまいます。
みかりさんの望みを叶えて、心からの笑顔にしてあげられるのは、みかりさんご自身なんです。

参考になりましたでしょうか。お役に立てれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

誠実にクライアントと向き合い、感じていることを代弁できる為、「話を聞いてもらうだけで『大丈夫』と思わせてくれる」「元気になれる」と好評である。自身の経験をもとに、仕事やパートナーシップ等で戦いがちな人間関係を、もっと自由に自分らしく楽になる為に、「今」できることを提案している。