母と同じになりそうです

相談者名
アヤコ
母はアルコール依存で死にました。今から考えたら母は現実を忘れたくて飲酒してたのだと思います。私は36歳。バツイチの鬱六年目。彼氏、友達無し。毎年冬は憂鬱です。最近私は飲酒してます。虚しくて、寂しくて、悲しくて。でもそんな自分が母と同じくアルコール依存になるかも知れないと思うと嫌です。酔いが回ると独特の気持ち良さがあります。その間は全て忘れられる。過食もたまにします。食べる=太るなので食べた後罪悪感が凄くあります。私は幸せを感じられません。幸せを感じないまま死ぬのかも知れません。土日が嫌いです。父親が家に居たからです。常に酔っていて汚い、恥です。両親を誰にも知られたく無かった。実家で生きたあの惨めな青春時代を忘れられません。男性が怖い。いや人が怖いのです。結婚したいけどこのままじゃ無理だと思います。アルコール依存になりたくない。なったら母と同じ“廃人”になってしまう。飲まなきゃ良いのですが、飲まなきゃやってられないのです。姿の見えない不安や孤独に負けそうなんです。どうしたらアルコールに手が伸びなくなるのでしょうか?
カウンセラー
松尾たか
アヤコさん、はじめまして。 今回担当させていただく松尾たかです。
どうぞよろしくお願いいたします。

不安や孤独をいっぱいに感じて毎日を過ごしていらっしゃるようですね。辛く苦しいことだと思います。 そして、お母様と同じ道を歩んでしまったらどうしようと、とても怖れを抱いているのが伝わってきます。
アヤコさんの気持ちが少しでもラクになるようお手伝いさせてくださいね。

>バツイチの鬱六年目。彼氏、友達無し。毎年冬は憂鬱です。

どのような背景があったかはわかりませんが、離婚でアヤコさんはとても傷つかれたのだろうと思います。今、アヤコさんはひとりぼっちだと感じていらっしゃる。
そして、どうしてこんなことになったんだろう、寂しい、苦しい、わかってほしかった、という気持ちがたくさん残っているように思います。 同時に、こんな自分は悪い、ダメな人間というようにご自分を責めていらしゃるようにも感じます。

>最近私は飲酒してます。虚しくて、寂しくて、悲しくて。

深い孤独と絶望を感じます。
このような気持ちを感じたくないため、その気持ちから逃れるために飲酒をしてしまうのですね。 アヤコさんにとって 飲酒をすること=お母様の姿というイメージがあるのでしょう。 だから飲んで良い気持ちになっても、酔いがさめると「飲んでしまった」という気持ちが生まれ、罪悪感を持ってしまい、それを自分で責めてしまう、不安になる。
そして、こんなパターンを繰り返してしまうのだと思います。
寂しい、悲しい、不安な気持ち(感じたくない) ⇒ アルコール ⇒ 気持ち良い (忘れられる) ⇒ 後悔/罪悪感 ⇒ 不安、怖い、寂しい(感じたくない)⇒ 飲酒(アルコール) ・・・

深い孤独と絶望の中で飲まずにはいられないと思ってしまうこと、お母様のようになってしまうかもしれないという恐怖を感じるのは本当に苦しいと思います。

私たちは、心の中に大きな空洞、満たされなかった思いがあると、それを埋めるために何かに依存することがあります。 過食も食べることで喪失感や空虚感を満たそうとする一例です。
今、アヤコさんはアルコールに依存してしまいそうなことにとても怖さを感じているわけですが、アヤコさんの心にはどんな空洞があるのでしょう。

離婚で受けた傷以外にも、文面からはご実家での生活が、アヤコさんにとってはとても大変だったことがうかがえます。安心できる家庭ではなかったのだとと思います。
そんな中で、きっとこんな大人にはならないと決めて、一人でずっと頑張ってこられたのでしょう。 そうせざるを得なかったのかもしれません。
だけど、頭ではそう考えていたとしても、愛して欲しかった、わかって欲しかった、大切にしてほしかった、安心したかった、など本当は満たしてほしかったものがいっぱいあるのではないでしょうか。

だけど、私には手に入らないと思いその気持ちを封印し、 私は幸せにはなれない、幸せになる価値がない、と思い込んでしまったのかもしれません。

ご実家も結婚も上手くいかなかったかもしれません。でも、それはアヤコさん1人が悪いわけではありませんし、これからの人生で幸せになれないわけでもありません。

いつの間にか思い込んでしまった気持ちをカウンセリングなどを通して解きほぐし、「私は幸せになっていい。幸せに価値がある」と書き換えていただけたらと思います。
今は飲酒することで一時の安心感を得ているわけですが、「私は幸せになる価値がある」という気持ちが増えていくことで不安は減り、自分の中から安心感が生まれてきます。それをどんどん増やしていきましょう。

初回無料のカウンセリングのご利用も、よかったら検討してみてくださいね。

アヤコさんが不安や孤独から抜け出して、アヤコさんの素晴らしい人生を歩んでいけることを応援しています。
ご相談ありがとうございました。

松尾たか

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。