罪悪感から何をしても癒されません

相談者名
moe
いつもカウンセラーさんたちのブログを読んでいます。
よくこちらでも扱っている罪悪感についてです。

多分物心ついた時から罪悪感や不安をみつけては背負い込むタイプだったように思います。
忙しい両親の助けになりたかったし、積極的に周りを笑わせようと子どもの頃は無自覚で罪悪感をもったマスコットをしていました。

罪悪感は、亡くなった家族への罪悪感だったり、良くないことと解っていながらしてしまったことへの罪悪感だったり、自覚できるものでもいくつかあります。

カウンセラーさんのブログ記事や、本だったり、講座やセミナーにも参加し、心が癒され柔らかい気持ちで楽になります。

でも数日すると引き寄せるように罪悪感を刺激することを見聞きしたり起きたりします。
幸せにを感じることを許せない自分がいるようです。

相談しておいて揚げ足をとるようなこと物言いですが、ここでカウンセラーさんたちが、もう自分を責めなくていいと言ってくれても、私が傷つけた当の相手はそう思ってくれているか分からない、今も苦しんでいるかも知れないと思ってしまうのです。

そう思っているので、普段見聞きするものもつい責める言葉に反応し、「やっぱりこれが世間の反応だ」と思ってしまいます。
時間を戻してやり直したいとどうしようもない思いにとらわれて今を生きられません。

やりがいをもっていた仕事を心身の不調から辞めてから、大事な人を亡くしてから、仮の人生を生きているような思いです。
仕事をバリバリ生涯やりたかったですが、今はどの仕事を選んでも仮の職場という感じで派遣を転々としています。

罪悪感はどうしたら抱えながらも癒して前向きに生きていけるようになるんでしょうか。

カウンセラー
滝尾恵美子
moeさん、はじめまして。
今回担当させていただく滝尾恵美子と申します。どうぞよろしくお願いします。

カウンセラーのブログを読んだり、講座やセミナーにも参加してくださっているのですね。
どうもありがとうございます。
moeさんの、自分の人生をより良くしていこうとする真摯な姿勢を感じます。
そんなmoeさんからご質問をいただけて、とても嬉しく思っています。

>多分物心ついた時から罪悪感や不安をみつけては背負い込むタイプだったように思います。
忙しい両親の助けになりたかったし、積極的に周りを笑わせようと子どもの頃は無自覚で罪悪感をもったマスコットをしていました。

そうだったんですね。忙しいご両親を助けたり、周りを喜ばせたりするためにがんばってきたんですね。
そこには罪悪感もあったかと思いますが、それだけではなくmoeさんの優しさもたくさんあったのだろうと思います。
moeさんは人を愛する気持ちを人一倍お持ちなのだと思います。

>カウンセラーさんのブログ記事や、本だったり、講座やセミナーにも参加し、心が癒され柔らかい気持ちで楽になります。

でも数日すると引き寄せるように罪悪感を刺激することを見聞きしたり起きたりします。
幸せにを感じることを許せない自分がいるようです。

罪悪感を感じやすいもともとの自分に引き戻されちゃうような感じですね。
「幸せを感じることを許せない自分がいるよう」とのこと。しっかりご自分の心を観察していらっしゃいますね。

ご相談を読ませていただいて感じたのですが、moeさんには、ある心理パターンをお持ちのようです。
それはどんなパターンかというと、【自分の気持ちより他人の気持ちを主軸にしてしまう】というパターンです。

いつも、自分のしたいことよりも、誰かの望むことを優先してきませんでしたか?
いつも、誰かの気持ちを軸に考えて、自分をそっちに合わせる傾向はありませんか?

moeさんのそんなパターンは、
「私が傷つけた当の相手はそう思ってくれているか分からない、今も苦しんでいるかも知れないと思ってしまうのです。」
という一文に顕著に現れているように思います。

moeさんの心の中には【自分を許したい気持ち】があるけれど、
【苦しんでいるかもしれない誰かの気持ち】を優先して考慮するべきというルールが働いているようです。
結果的に、後者のほうが勝ってしまっているようです。

心理的に、【自分<他人】の図式になっているんですね。
でもねmoeさん。誰かのためにmoeさんが自分を許すことを諦めるとしたら、それは「犠牲」です。
「犠牲」は、犠牲している本人も周りの人も幸せにしない心理的な罠のひとつです。

もう、ご自分を許してもいいのです。罪悪感から解放されてもいいのです。
moeさんが傷つけてしまったと感じている相手は、moeさんが自分を許さずにいたからといって幸せになるわけではありません。
moeさんがその人を本当に幸せにしたいのなら、まずmoeさんが幸せになり、幸せの輪をその人にまで広げてあげることです。

今moeさんに必要なことは、誰かの気持ちよりも自分がどうしたいのかをしっかりと見つめること。
moeさんは、自分を許して罪悪感から解放されたいですか?
もしそう思うのなら、そこからブレないようにしっかりとコミット(決意)することです。

「自分がどうしたいのか」にしっかりとコミットできていないと、周りの気持ちが気になって、
「やっぱり自分を許すなんてできない(したくない)」という結論に逆戻りしてしまいます。

moeさんが心から「自分を許し、罪悪感から解放されたい」と思われるのであれば、
moeさんにはぜひ、コミットする勇気を持っていただきたいと思います。

きっとmoeさんは幼少のころから、周りのために自分を殺してきた場面がたくさんあったと思うのです。
なので今も、普通にしているだけでは自然と自分を殺す方向へ流されていってしまうと思います。

この、「流されていってしまう」のを食い止めるのは私達の強いコミットに他なりません。
もう私は私を許すのだ、というコミット。
もうこれまでの苦しい世界には戻らないのだ、というコミット。
それはまさに、私達が幸せになる!という強い意志ですね。

どうかmoeさん、これから私は幸せになるのだ、と決めてください。
本当の意味で決めることができれば、昔の罪悪感に流されそうになっても、幸せの方向へ進み続けることができます。
流されそうになるたびに、自分を許すことにコミットしてください。何度も、何度も。

それでもやはり罪悪感に打ち勝てそうにない、ひとりでは難しいと感じたら、
そのときは私達カウンセラーにサポートを求めてください。
ブログ記事や講座、セミナーなどは多くの方を対象としているため、一般的な内容しかお伝えできない部分があります。
しかしながら私達の悩みは個別なものですので、個人カウンセリングを受けていただくのをお勧めいたします。
moeさんにぴったりフィットした癒しの方法を一緒に考えていきましょう。

moeさんが心からご自分を許し、これまでの罪悪感から解放され、幸せのあふれる人生へと向かっていかれますように。
応援しています。
ご相談いただき、どうもありがとうございました。

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