将来への不安

相談者名
瑠奈
私は、離婚歴がある39歳の女です。8歳になる息子と実家で暮らしています。
私は、20年位から不眠症で薬を飲んでいました。そして、20歳後半から、躁鬱病と診断されて、結婚する事も子供を産む事も諦めなければならない状況でした。本当は、精神科のスタッフから堕胎を勧められましたが母の励ましが有って、薬を飲みながら、妊娠・出産と迎えましたが、その時は、既に元夫とは別居していました。それから、病気を持ちながら、子育てを両親の力を借りてやってます。(状態が悪い時は何も出来ません)仕事らしい事はしてなくて、地域の作業所に通っています。
今後、親が死んだら生活保護なんだろうなぁと思いつつ、働けない自分が情けないです。地域差も有り、仕事自体無い状況で、障害者を雇ってくれる所を探すだけでも大変です。友人は、再婚を勧めて来るのですが、2度と同じ事は繰り返したく無いので、再婚するつもりは全くありません。子供の事、経済的な事、病気の事など、将来の事を考えるのも疲れました。今を一生懸命と人は言いますが、飽きっぽい性格で、何をやっても長続きしません。
役所に行って相談しても、ラチが開きません。
毎日、不安をもって暮らして行くのに疲れました。

脈略の無い文章になりましたが、何か、アドバイスが有りましたら、宜しくお願い致します。

カウンセラー
今井美緒子
20年も不眠症で悩まれているとのことですが、眠れない状態が続くと、夜いろん
なことをぐるぐる考えてしまったり、眠れないことへの焦りや不安も出てくるの
ではないでしょうか。

例えば、嫌なことがあっても、一晩眠って起きてみたら少し気分が軽くなること
や、逆に夢見が悪くて朝がしんどい…。なんて経験があるかと思います。

私たちは、起きている時は思考を使って考えたり行動したりしていますが、思考
が働いている間は感情を処理しにくいものです。
なので、思考が休止している睡眠中に、夢を見たりすることで無意識が感情を処
理しているのですが、眠れないことが長く続くことで、うまく感情を解放するこ
とができなくてしんどい気持ちが長く続いてしまうこともあります。

瑠奈さんはお仕事ができない自分を情けないと感じていると書いてくださってい
ますね。
どうして働けないんだろう…。と、自分を責めているように感じました。
そんな状態が何年も続いているのでしたら、たとえ自分自身は何もしていないと
感じていても、心がフル回転で働いているので、心が休まらないと思います。

人は、何もできていない自分を感じたときに、罪悪感を感じて自分を責めてしま
います。
ご両親の力を借りていることや、息子さんに対しても、何もできていない自分を
感じたときに、罪悪感を感じるんじゃないかと思ったのですが、いかがでしょうか?

今の瑠奈さんにとって大切なのは『心を休ませてあげる』ことだと思います。
瑠奈さんが罪悪感から解放されることで、心を休ませてあげられますし、休息を
十分にとることで行動を起こす元気にも繋がっていきます。

罪悪感から解放されるためには、受け取ることと感謝がポイントです。
罪悪感を感じている間は、サポートをしてもらっても申し訳ないと感じますし、
愛情を感じれば感じるほど、『自分には愛される価値はない』と感じるので、感
謝の気持ちを感じるよりも、自分を責める材料として使ってしまいがちです。

せっかくサポートしたいと手を差し伸べたとしても、瑠奈さんが自分を責めてい
るとしたら、ご両親も息子さんも寂しいと感じるかもしれません。
自分のために受け取ることが難しいと感じるのなら、ご両親や息子さんのために
感謝して受け取ろう、と考えてみてくださいね。

瑠奈さんは自分では何もできていないと感じているかもしれませんが、不安な気
持ちを抱えながらも、子供を育ててこられました。
そんな瑠奈さんを見ているからこそ、ご両親も手を差し伸べてくれているのだと
思います。

息子さんを出産するときも、薬を飲みながら乗り越えられたのですから、想像以
上に大変だったのではないでしょうか。
本当は乗り越えられる力を持っているのですから、そんな強さを持っている自分
を信頼してあげてほしいなって私は思います。

ご両親からのサポートを『ありがとう』と受け取って、息子さんからの愛も『あ
りがとう』と受け取れる。
優しさを感じて感謝をできているときは自分を責めていませんから、その瞬間は
本当に気持ちが楽になれます。
そんな時間を、少しずつでもいいので増やしていけるといいですね。

瑠奈さんの毎日に、優しくて温かい時間が増えていくことを願っています。

この回答が、お役に立てれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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