性的なこと

相談者名
kaho
小さい頃から両親は不仲で、両方とも私をその時の気分で可愛がったり、特に母親にはヒステリーの対象にされていてとても怖かったです。いい子でないといけないという意識はものすごく強いです。また母親は私の物心がつく頃からわたしの横で平気でマスタベーションをしていました。もう女なんて本当に汚い!と思って大嫌いでした。親自体はセックスレスだったようです。今は両親は離婚し、母と暮らしています。
私は小さい時に一回目は幼稚園の同級生の男の子に下半身を触られて、二回目は母の知り合いの同い年くらいの男の子に触られて、同じ日にそこの家で犬を飼っていたのですが、最初は遊びでからかっていたのがその犬が発情期だったらしく、私にのしかかって交尾の真似をしてきました。体の大きさも変わらないくらいだから、人間のようにも思えてものすごく怖かったです。母と知り合いは、雌犬と間違えてるよーって笑っていました。。つい最近思い出したことで、自分は動物好きだと思っていたのに、すごく気持ち悪くて怖かったです。たしかに今までテレビの動物番組などで動物の交尾場面をみるとすごく嫌な気持ちになっていました。。私は動物ともセックスしたいんじゃないかっていう妄想にもかられて苦しいです。。自分が妄想のなかで男の立場にも女の立場にもなる所でも混乱しています。それが自分の本当の幸せじゃないというのはわかるのですが、無意識で私は汚いから当然と思ってるのかもしれません。私もマスタベーションは高校生からするようになってそれもすごく罪悪感になっています。想像するのはいつも私が女の立場で男の人とするところで、今も変わりません。
また以前までずっと受けていたカウンセリングのなかで、自分が実は父親が大好きでセックスしてしまいたいくらい好きな事、母が憎い事、エディプスコンプレックスなのに気づいたくらいから不安発作がおこるようになりました。性的な事に近づくと、不安な事が起こるとおきます。あまりにひどいのでカウンセリングをうけていたことも含めて初めて親に話し、今まで恨んでいて治していきたい事を伝えました。ショックをうけていましたが、私も人に頼るのにかなり抵抗がありますが、今の状態ではしかたないです。初めて付き合っていた彼にもちょっと男性恐怖を話して、ゆっくりいこうとはいってもらえたんですが。。かなり悩んでいます。よろしくお願いします。
カウンセラー
池尾昌紀
kahoさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。kahoさんの人生の中で、
今、とても大きな変化が起こっていると感じました。

それは、初めて付き合った彼がいて、そして、「ゆっくりいこう」
と言ってもらえたこと。
たくさんの悩み苦しみの中で、その事実は、とても大きな財産では
ないかと思います。

確かに、kahoさんは、幼い頃から辛い体験をされておられ、
ご自身で書いておられるように、嫌な思いや怖れや罪悪感を感じて
おられます。

けれど、そうであったとしても、
彼が「ゆっくりいこう」と言ってくれたことは、現実のことです。
彼の存在や、彼の言葉は、消す事ができない、まぎれもない事実な
のです。

僕は、今まで何度かお話を伺ってきた、幼い頃の性的な辛い体験を持って
おられる方とのカウンセリングを通じて、実感したことがあります。

それは、苦しいのに無理に性的な問題について、取り上げたりする
必要はない、ということでした。

kahoさん。
あなたの体験されたことは、とてもとても辛かったことだと思うのです。
ですから、性的な問題を、無理に取り上げることはありません。
彼の言ってくれるとおり、「ゆっくりいこう」で良いと思うのです。

辛い事を思い出す事もあります。
それで苦しむ夜もあります。

でも、今まで、これだけがんばってきたのですから、
それはしかたのないことだと思いませんか?

そのことを、kahoさんは、実は、ご自分で気づいておられる
と思います。

彼だけでなく、親御さんにも、ご自分の辛い思いを
話す事ができたことは、kahoさんが苦手と言われる
「人に頼ること」ができるようになった証だと思うのです。

ここにきて、がんばってきた自分は本当に大変だったのだから、
少しは重荷を下ろしてもいいよね、と思えるようになられたのでは
ないでしょうか。

それは、自分を大切にできるようになったということでもあります。

ご自身が書かれておられた「私は汚れている」との思いが変わって
きた証なのです。

是非、このことを受け取っていただければと思います。

そして、それは、今までのkahoさんのがんばってきた成果な
のです。
自分で自らを深く探求し、また、カウンセリングを受けて自らを振
り返ったり
たくさん、たくさん努力してきた、結果だと思うのです。

どうか、そんながんばってきたご自身を誉めてあげてください。

もし、今、またカウンセリングを受けてみようと思っていただけるのなら
そのお手伝いができれば、こんなにうれしいことはありません。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。