裏切られても、まだ好き。立ち直る方法。

相談者名
ぴょんきち
はじめまして。36歳、バツ1子持です。

3年程お付き合いしている彼の二股が発覚し、別れようとしている時に妊娠が発覚。話し合いをし、二股の相手とは、終わりにするから、産もう、2人で頑張ろうと決めました。ただ、お互いに色々な事情があり、直ぐに入籍はできず、未婚での出産を選びました。
しかし、出産を決めてから、彼と徐々に連絡がとれにくくなり、会う事も殆ど無いまま、昨年11月に出産。出産後も、色々な理由をつけ会いに来てくれる事はありませんでした。(電話は数回くれました)
そんな中、今年に入り彼が新生児を抱き、奥さんと買物している姿を目撃してしまいました。
私と殆ど変わらない時期に産まれている赤ちゃんでした。
(妊娠は中絶できない頃になり知らされ、昨年10月に結婚)

ショックで頭が真っ白になると同時に“やっぱりな”という気持ちもありました。
彼が選んだのは、奥さん。私じゃない。私は、振られたんだ。そう言い聞かせ納得しようと頑張っていますが‥‥
どうしても〝やっぱり好き。戻ってきてほしい。奥さんよりいい女と思われたい〟という気持ちが強く、なかなか前に進めません。
反面、奥さんの気持ちを考えると‥‥私が出産しなければ‥私と子供さえいなければ、彼は奥さんと幸せになれたんじゃないか、だから、もう死んでしまおう、と考える日もあります。
忘れたいのか、まだ好きでいたいのか自分自身の気持ちも定まらないまま‥
子供の成長をテンション高くメールしたり、養育費ちゃんとしてよ、と怒ったメールをしてしまったり、彼に対しても不安定な対応をしてしまっています。

現実を受け入れよう、執着を手放そう、無価値観を無くそう、と毎日考えてみるものの、逆に彼の事を考える時間が増え‥一向に前に進めません。
彼が何をしても受け入れられるのは、私しか居ない、という根拠のない自信だけが強くなってきています。
彼と奥さんの話し合いで、離婚することが決まったったと報告を受け、内心安心している私もいます。性格、悪いですよね‥

子供たちのためにも、強く前に進みたい。
出口のない迷路に迷い込んでしまった私を助けて下さい。

カウンセラー
松尾たか
ぴょんきちさん、ご相談ありがとうございます。 今回担当させていただく松尾たかと申します。どうぞよろしくお願いいたします。

文面からでは細かな事情が推察できかねるので、もしかすると見当違いや的外れなこともあるかもしれませんが、ぴょんきちさんの気持ちにが少しでもラクになるようお話をさせていただきますね。

ぴょんきちさんは、いずれ入籍するつもりで未婚での出産を選ばれたのですね。でも、彼が奥さんや赤ちゃんと買い物をしている姿を目撃した時のショックはどれほどのもだったかを考えると、心が張り裂けそうな思いです。

出産を決めてからも、出産後も彼となかなか連絡がとれず、会うことないままだったのですから、どれほど不安だったことでしょう。 本当によく頑張ってこられましたね。

そんな中、子どもを出産することを決めたぴょんきちさんは、すごく勇気がある方だと思います。だって、いろんな不安があっても、お子さんの命をとても大切に思われ尊重されたのですから。 とても大きな愛をお持ちの方なのでしょうね。

今、事実を知ってしまって、 彼への怒り、許せない思い、自分が選ばれなかった絶望感や見捨てられた感、そして彼を好き、諦められない気持ちなど、様々な思いが湧いてきているのではないでしょうか。 いろんな気持ちが渦巻き、いったいどうすれば気持ちが収まるのか自分でもわからないでしょうから、本当に辛いと思います。

彼に戻ってきてほしい、とか、奥さんよりいい女と思われたいと思うでしょうし、彼に不安定な対応をしてしまうのもこの状況であれば仕方がないことですし、そうなってしまうのは普通のことかもしれません。彼の離婚が決まったと聞けば、誰でも内心安心するものです。 でも、ぴょんきちさんは奥さんの気持ちも考えられる優しい人ですから、そんな気持ちを持ってしまう自分を許せないでいるのではないですか。あるいは、彼の言葉を信じられない自分に苦しんでいるかもしれません。

でも、どんな気持ちが出てきても、どんな感情を持っていても、感情に正しいとか正しくない、いいとか悪いとかはありません。まずはどんな気持ちを感じる自分も受け止めてあげてくださいね。自分を責めたり、罰したりする気持ちは今は脇へ置いて、まず自分の心を優しく労ってあげましょうね。

自分で自分の気持ちをわかってあげると少し心に余裕ができるので、それだけでもホッと一息つけると思います。

ぴょんきちさんは、その事実を知った時に“やっぱりな”という気持ちを感じていたということですが、もしかするとどこかで彼は自分を選んでくれないと思っていたのではないでしょうか。

それでも、ぴょんきちさんは彼との子どもを産むことを決めたんです。一人でもこの子を育てよう、と心の奥では決意なさっていたのではありませんか。

今はもしかすると間違った選択をしたのではないかと思い、迷路に迷い込んだように感じるかもしれませんが、その時の気持ちを、その時の自分を思い出してみてください。 強さも優しさも勇気もある、それがぴょんきちさんだと私は思います。

そして、「子供たちのためにも強く前に進みたい」というぴょんきちさんは、自分で人生を切り開いていくことが出来る女性だと信じています。

最後にあえて付け加えておくと、現実的なこと(お子様の養育費や今後のこと)についても、一人で抱え込むのではなく、私たちカウンセリングサービスを頼ってくださったように、必要な場合は専門家などに相談したり、誰かに助けを求めてみてくださいね。

ぴょんきちさんが自分とお子様のために、幸せを選択していくことが出来るよう心から願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。