カウンセリングではよく自分を認めてあげてくださいといったことをお伝えします。
サイトやブログでもよく目にされることと思います。
自分で自分を認めることができると、自分の価値を認めることができるので、自分を肯定する気持ちが増えて他人に認めてもらいたいという気持ちが減るので、他人の期待に応えて他人に合わせてしまったり、都合よく扱われるようなことが減ってきます。
根拠なく自分を肯定する気持ちが増えるので、他人からの批判に耐えやすくなったり、他人からの愛情や承認を受け入れやすくなったり、他人を認めてあげやすくなりますので、男女関係や家庭、友人、職場の対人関係などに効果的です。
でも、自分を認めるという心の中の行為は目に見えない分だけ、実行することが難しいというデメリットがあるんですね。
そこで、もう少し、とりくみやすい方法をお伝えしたいと思います。
方法はとってもシンプルです。自分で体をマッサージするんです。
足の裏から手足、お腹、胸、背中、首、頭など、手のひらでなでたり、もみほぐしたりします。
そして、同時に、自分の体に対して「よくがんばっているね、いつもありがとう」「私はすばらしい」など、あえて声に出して自分で自分に伝えてあげましょう。
他人にそういわれても少し抵抗感があるように、自分で言うときにも抵抗感がでます。
その抵抗感は、「こんなこと変なんじゃないか?」「バカみたい」「逆に悲しすぎる」といった批判的な心の声として感じられることがありますので、もしその抵抗感が出てきたときには、「今、自分は抵抗感を感じているんだな」と思いながら少し続けていくと、抵抗感は薄れ、少しずつ心が慣れて、心地よさを感じられるようになってきます。
心地よさを感じられたときには、少しでも「自分はよくがんばっている」とか「私はきれいだ(かっこい)」という自分を肯定する気持ちが増えてきているということですので、効果が出はじめているときです。
声かけも自分なりにバリエーションを増やしたりして、継続していくと、根拠なく自分を肯定する気持ちが増えるので、他人からの批判に耐えやすくなったり、他人を認めてあげやすくなったり、他人からの愛情や承認を受け入れやすくなります。
お仕事から帰ったときでもよいですし、入浴中でもよいですし、睡眠の前でもよいです。
気軽にできるのでちょっと意識してとりくんでみてはいかがでしょうか?
自分を認めるという幅広いジャンルで効果的な心のエクササイズとして、ハッピーライフのヒントにしていただければ幸いです。