コミュニケーションとは「感情を伝えあうこと」
こんにちは 平です。
二人はおつきあいするようになって約1年。彼は写真を撮るのが好きで、彼女の写真をもう1万枚以上撮っています。
彼女のほうは、撮られることはなんとも思わないのですが、彼がその品評会をすることがいやでたまりませんでした。
「この君の笑顔は最高だ」とか「この表情はかわいいね」とか、彼が写真ばかりを見て話をするからです。
彼女は、「私の顔をちゃんと見て言ってくれたほうがうれしい」と思っているのですが、彼は恥ずかしがり屋なのか、いつも“写真の私”に語りかけることしかできないのです。
じつは男性の中には彼のようなタイプは少なくありません。
男性には女性を“もの扱い”するという傾向があります。たとえば、一度セックスすると、その女性のことを「おれのもの」なんて言うことがありますよね。
女性としては、「一度寝たぐらいで、自分の女みたいに言わないでよ」と言いたいところかもしれませんが、男性が女性を“もの扱い”するのはワケがあります。
相手を物質のように扱っていれば、相手の感情に触れずにすむからなのです。
この写真好きの彼にしても、写真の中の彼女とはコミュニケーションができても、現実の彼女とコミュニケーションをするのは非常に苦手だったのです。
写真の中の彼女、つまり、彼のファンタジーの世界の彼女は、彼がなにを言おうと、彼がイメージする範囲内のとても安全な返事しかしません。ところが、生身のパートナーとコミュニケーションすると、彼が想像もしないような反応があったりするわけですね。
つまり、自分が作っている「きっとこうだろう」、「こうあるべきだ」という世界観が壊れてしまうのが男性たちはどうも怖いようなのです。
「コミュニケーションってなんですか?」
という質問をよくいただきますが、コミュニケーションとは「感情を伝えあうこと」といえます。
同じ出来事に遭遇しても、それをどのように感じるかは人それぞれに違うものです。だからこそ、あなたが「どのように感じているか」を表現することがその人らしさを表すのです。
たとえば、一日、ゆっくりと本を読むことができたとしましょう。
本好きのあなたは、「とてもいい時間がもてて、満足した」と感じるかもしれませんが、別のだれかは「ひとりぼっちで、本だけが友だちかよ。淋しい生き方だなぁ」と言うかもしれません。
どれが正解で、どれが間違っているなどということはここではまったく関係ありません。ただ、そのとき、あなたがどんな感情とともにあったのかを伝えないと、人はあなたのことを十分に理解できないのです。
しかしながら、男性というのは自分の感情はいつも横に置き、「そんなことよりも、いまやるべきことをこなさなければ」と思っていることが多いものです。
そこに感情を持ち込むと、やるべきこともできなくなってしまうような気がするのですね。だから、感情を切り離しながら生きているわけです。
そんな男性たちの多くには、自分に感情を教えてくれる女性を求める傾向があるようです。言い換えれば、女性を通して感情を感じることしか自分に許可していないのかもしれません。
ですから、女性のみなさん、デートするときはあなたの彼に、あなたがいま、どんな気分で、どんな感情なのかをどんどん伝えてあげてくださいね。
では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!
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