１年前の失恋について - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	はるこ
私は３０代のバツイチ子持ち女性です。ずっと片思いしていた彼に、自分が離婚後アプローチして２ヶ月ほど付き合いました。彼は私の主治医でしたが遊び人でまだ離婚前で別居中という状況で、以前３股は平気でかけたと自慢していた位軽い男でしたが、一緒にいる時は優しく今まで付き合った誰より楽しく波長も合い、それは彼も同じだといっていました。そこは分かっていて好きでしたし、でもどこかで奥さんを想っているのが伝わってきて、辛かったり。いつも別れ際次は無いかも・・と考えると怖くて仕方なかったです。そしてベットインした時私の体のコンプレックスに引かれた感じがし、ショックでした。もうどうにでもなれ、と思ってわざと嫌われる言葉や行動とり、自然消滅みたいなカタチに終わりました。何であんなこと言っちゃったんだろう、もっと素直にキモチ伝えれば違ったかも知れないのに・・同じ別れるにしても素直に恋愛できなかった後悔をそれからずっと引きずりました。その後の診察でも気まずくて、他の医師にお願いしたり、彼は私が担当医を変えた事は知って（医大で担当医が変わるのは主治医として嫌だと聞きました）別の医師の診察時わざと顔を覗かせたりしていたのを見て、あれ気にしてるのかなあと思いましたがじきに通院も終わりました。彼と離れてもう１年経ち、この間私も何人かと付き合ったり遊んだり色々なことがあって、忘れたつもりでいたのに先日彼の医大の前を通りかかり、懐かしくてメールしてしまいました。元気にしてますか、これからも頑張って下さい。とか挨拶メールでしたが返信はありません。そのことで、何となくああもう忘れているのかな、とかやっぱり嫌われてたのかな、とか。他のボーイフレンドと居ても彼のこと考えてばかりで、わかったのは私やっぱり彼が好きなんだ、もうどうしようもないのに、というキモチで今は辛いです。ストーカーにはなりたくないし、でもはっきり振られたわけじゃない。何とか再会したりもう一度会うきっかけだけでも欲しいキモチでいっぱいです。もし話ができてキモチを伝えられたら、せめて友達としてお付き合いしていきたいと思ってます。こんな感じですが、何かいい方法アドバイスあったらよろしくお願いします。
カウンセラー	大谷常緑
はるこさん、こんにちは。初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。好きな人との関係がなかなか上手くいかないのはとっても辛いですね。自分を責める気持ち、その気持ちの持って行き場のなさは、よく伝わってきました。さて、先ずは彼との関係改善に着目してお話しします。今の状況は、はるこさんにとって、一番辛いところに立ち止まられている感じがします。はっきり別れたわけではなく、しかし、はるこさんの気持ちは彼に捉われていて、進むも引くもとても怖い感じがしますね。このままでは、ずっと（時間が解決してくれるまで）この状況に変化が無いかもしれません。そこで、ご提案なのですが、例えば、１ヶ月とか、２ヶ月とか時間を区切って、彼に再アプローチされてみてはいかがでしょうか？はるこさんが望まない方向に決着が着くことを怖れられているのだと思いますが、そうなるかもしれないし、また再び彼と関係が作れるかもしれません。それは、やってみないと分からないことです。勇気が要りますが、先ずは状況を動かすためにやってみることをお薦めします。彼の頭の中は、はるこさんとの関係については？マークだらけかも知れませんよ。それまでとは異なり、急にはるこさんの言動が変化し、主治医も変えられる・・・彼の立場からすれば自分がはるこさんから嫌われたのではないかと思っても不思議ではありませんね。さて、アプローチの仕方ですが、先ずはメールでも電話でも結構ですので、もう一度関係を改善したいという事を伝えてみましょう。そのとき、彼への今までの感謝の気持ちを一緒に伝えてください。「いつもありがとう」とか「過去のことは感謝しています」という一般的な事ではなくて、具体的に、二人の思い出の中での出来事と一緒に伝えてください。それで彼の反応を見てください。メールでアプローチされ、もし返事が無ければ、１週間～１０日に一度、メールを送ってみてください。日常的な内容で結構ですが、その時にも彼の価値（よいところ）か、具体的に嬉しかったことをと感謝の気持ちを伝えてみてください。もし、いくら待っても彼から何の返事もなかったとしたら、最初に決めた日限で一旦彼を諦めます。手放し、という事です。手放しは、このＨＰの心理学講座などにも書かれています。その意味は割愛しますので、そちらを参考になさってください。さて、次にはるこさん自身の内面がとても気になりますので、こちらについて少しお伝えします。はるこさんの中にある、「どうせ私は嫌われる存在」という気持ち、自己価値の低さとは随分長いおつきあいなのだろうなぁと思います。この気持ちがはるこさんの遠慮のパターンを作り出し、はるこさんが幸せになる事を阻害しているのだと思います。人は、自己概念や観念、自分自身の持っているルール、思考パターンなどから同じような状況を作り出します。これらのパターンの全部を変えなくてもいいのですが、少しでもパターンを変え始めると、また違った人生の歩み方が出来るものです。先ずは、自分の人生のパターンを変えて、楽に、楽しく人生を歩み、幸せになるぞと心に決められるといいかと思います。そして、私たちは常に何らかの選択をして人生を歩んでいるのですが、この選択を行うときに、自分にとって優しい選択をするように心がけてください。そうすると、はるこさんの人生は花開いていくと思います。がまんして、あるいは犠牲になって自分の価値を高めようとしなくていいのです。この点、お一人で進まれるのは難しい事だと思います。ぜひ、電話カウンセリングをご利用いただければと思います。カウンセラーは、はるこさんにとってよりよい道を一緒に考え、応援する存在です。回答がお役に立てれば幸甚です。ありがとうございました。