なんだろう

 

相談者名
あさこ
こんにちは。高2 女です。
●中2の後半から腹痛などが続き 学校をよく遅刻・欠席するようになりました。
高校はなんとか第一志望校に合格しました。でも体調が優れない日々は続き、欠課時数が多かったためギリギリで進級し今に至ります。2年生になってからは連続して欠席することが増え、1学期で既に留年の話が出てます。●心療内科で過敏性胃腸症候群と診断されていますが、2年生になってから病院に行くのがなんだか嫌になってしばらく通ってません。

●いじめられているわけではないですが、色んな話ができる友達がいなく、頑張って話の中に入ろうとしても結局私がついていけない話題ばかりだし。何だか「ひとりで大丈夫な人」みたいなレッテルを貼られてる気がします。

●自己解釈をしようとして客観的に自分を見ている自分が存在する(自分の中に自分が2人以上いる)ことが気持ち悪いです

●「他人と比べるな」とよく言われますが、比べなくていいのはどこまでなのかわかりません。

●前までは、何事もとにかく諦めず努力していたので、そんな自分が好きでした。今は 頑張ることが出来なくなって、なんであのときあんなにパワーがあったんだろう って思います。前の自分に戻りたいです。

●こういうことを唯一相談できる先輩が1人いて、その人を好きになりました。でも先輩は受験生なので「俺がいつまでも君の側にいられる保証はない。俺から自立しろ」とフラれ、相談することができなくなりました。先輩の変わりとなる人他にいなくて…結局頼ってしまいます。私がネガティブ発言する度に「いい加減にしろよ」って言われて辛いです。

どれもこれもちゃんと学校に行けてたら悩むことないのに…

カウンセラー
工藤絢子
ご相談読ませてもらいました。
いろいろ書かれてありましたが、最後に「どれもこれもちゃんと学校に行けてたら悩むことないのに・・・」とありましたね。
でも、学校の事、友達の事などがあるから体調が優れなくなったりして行けなくなったのではないのかなと思いました。それに行かなきゃっていう気持ちを持っているからこそ、苦しんでますよね。まじめで一生懸命なあさこさんだからこそ、ご自分を責めてしまうのだろうと思います。今はまだ難しいかもしれませんが、あまり責めないで欲しいなと思います。少しずつ解決していきましょうね。あさこさんは、ひとりで大丈夫な人ではないですよね?
あさこさんは、いつからさびしい思いを抱えていますか?以前からではないですか?中学の頃、小学生の頃でしょうか。
ずっとさびしい気持ちを一人で抱え込んで、それを何かに努力する という形で耐えて我慢してきたのではないかなと思います。誰でも何かに努力している、頑張っている時って、前向きな感じがして自分に良い感情を持つことができます。だからこそ、人一倍頑張ったりされていたのではないかな と思います。
しかし、リラックスしたり、何もしなかったり、たくさん笑ったり、怒ったり、泣いたり・・・そういった気を抜いた素の自分でいる時間がなく、ただ頑張るだけではいつかは疲れてしまいます。今のあさこさんは、頑張ることに疲れている状態だと思いますよ。

学校は勉強するだけのところではないですよね。友達やクラスメート達との過ごす時間も大きいですよね。楽しい時間をあさこさんも本当は過ごしたいじゃないですか。
やりたい事(友達や好きな人と楽しく過ごしたい、ゆっくりする等)とやらなければいけない事(学校に行く、何かに頑張る等)、対局にある二つの気持ちがあるから、自分が2人以上いるような感覚にもなっていらっしゃるのではないかと思います。しかし、心の中にそんな相反する気持ちがあれば、そう感じてしまうと思います。

人と比べるところなんて本当はありません。ただ、人との違いってことだけです。その人との違いが自分らしさとも言えます。たとえ成績が良くないってことでも、私は勉強が苦手、私は勉強が嫌いってことです。好きではないことを無理に好きになる必要もありませんし、良い悪いということもありません。勉強が嫌でも自分なりに一生懸命にする それが頑張るということです。結果も関係ありません。
あさこさんはとても頑張ってこられたんだと思いますよ。ただ、とても一生懸命に頑張ってこられて、そして我慢したり、言いたいことも飲み込んできたりして、人との接し方がわからなくなってはいるかもしれませんね。

何でも話せる人、気軽に話せる人が今のあさこさんには必要です。もちろん先輩もそうですが彼は受験生ですし、あさこさんの悩みや気持ちをいつでも受け入れられるほど強くないと思います。
あさこさんが何でも話せて、あさこさんの状況・気持ちに関わらず味方になってくれる人が必要です。先輩・友達ではなく、まずはご家族(もしくは家族のように思う人)の中で見つけていくことです。
家族構成がわからないので一般的な家庭としてお話しますね。
お母さんに何でも話せますか?お母さんはあさこさんのこと知っていますか?学校の事だけではなく、あさこさんの好きな歌やはまっているもの等・・・。別にお母さん以外のご家族でもいいんです。お父さん、もしくはご姉妹、もしくは祖父母、家族のように思う人等。家族の誰かと何でも話せるようになることが先決です。

あまり難しく考えないでくださいね。たとえば、かわいいと思ったもの、おいしいと思ったもの、好きなドラマのことなど他愛もないようなことでもいいんです。無理せず話しやすい事からでいいんです。もちろん話せれば学校の事について思っている事などもですし、怒ったり泣いたりしてもかまいません。あさこさんの事をそうやって伝えてみてください。

そのままのあさこさんを受け止めてくれる人が必ずいます。ただ、あさこさんが伝えなければ、受け止めてたくても受け止めようがありませんので、第一歩としてまずはお母さん(難しければ他の家族、親せき、家族のように思う人等)に伝える事です。
私でよければお力になりますし(初回無料)、ボランティアのカウンセリングもありますから、自分のことを話す練習としても使ってみてくださいね。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

誠実にクライアントと向き合い、感じていることを代弁できる為、「話を聞いてもらうだけで『大丈夫』と思わせてくれる」「元気になれる」と好評である。自身の経験をもとに、仕事やパートナーシップ等で戦いがちな人間関係を、もっと自由に自分らしく楽になる為に、「今」できることを提案している。