慶さん、こんばんわ。根本です。 ご相談、ありがとうございます。> 彼女に会うたび新しいアザが増えていて、見てられません。 > でも彼は暴力を振ったあとはとても優しくなるんです。 > そして「ごめんな・・・もう絶対しないから」この繰り返しです。 それは辛いですね。 彼は暴力によって、自分の気持ちを表現しようとしているのかもしれません。 そして、それを受け入れてくれる彼女にそうやって甘えているのかもしれませんね。 彼女の傷はどんどんひどくなるような感じなのでしょうか? 多くの暴力はエスカレートしていくものですからね。 そして、それくらい彼は日常で何かを強く抑圧してしまっているのかもしれません。 本当は優しい人、というのは、あなたも彼女も知っているでしょうからね。 > でも「どこか彼の知らないところへ行ってしまおうか」とも言っています。 彼女も辛いんですよね・・・。 でも、彼女もどうしてなのかがいまいち分からないのかもしれません。 冷静になれば「別れた方がいい。逃げた方がいい」と思うのに、心のどこかでそれを受け入れてしまっている彼女がいらっしゃるのかもしれません。 アルコールでも、暴力でも、ギャンブルでも、そんな自己破壊的なパターンを持つ人をパートナーとしている方っていますよね。 そして、嫌なんだけども、それぞれに別れられない理由を抱えているものです。 そして、その理由というのは、本人も気付いていない罪悪感や無価値感のようなものだったりもします。 ですから、この問題を扱う場合は、彼一人が悪い、と思うのは危険ですね。 彼女にも何らかの心の問題を抱えていると考える方が前に進めるものです。 暴力的なを持つご主人が、奥さんと離婚し、新しい別の女性と付き合い始めたとたんに、その暴力がなくなった、というケースもあるんですね。 もちろん、そうでない例もありますけどね。 > なんとか彼女を、二人を救いたいです。 > 私には何ができるのでしょう。 慶さんとしては、客観的に二人を見ることしか出来なくて、ほんとに辛いと思います。 くっつけた責任も、必要以上に感じてしまっているようですね。 そして、彼らに対して、特に彼女に対して、強い罪悪感を持ってしまっているようです。 そうすると、心理的に見ると、彼らもやはり罪悪感に苛まれているんじゃないのかな?という風に見ていくことが出来ます。 そうした無意識の感情は相互的に繋がっていることが多く、彼らに近づくたびに罪悪感を感じるのであれば、きっとその二人が今抱えている感情が、それなんだろうと思うんです。 そうすると、そんな二人に対する罪悪感を、慶さん自身が手放すことが出来れば、彼らの間にあるその感情も少しだけ楽になっていくでしょう。 そして、それが繰り返していけた分だけ、彼らを癒し続けてあげることもできるんじゃないでしょうか。 二人を紹介し、くっつけたのが慶さんであったとしても、その先は大人な二人の世界ですから、慶さんにそのすべての責任はありませんよ。 もし、それが嫌な関係であれば、自分達の責任において、別れを選択されるでしょう。 だから、彼女をそこでは信頼してあげてくださいね。 彼女が本当に嫌ならば、きっと自分から別れを選ぶはず、と。 逆に、そこで苦しんでしまう慶さんを感じるたびに、彼女もまた苦しみ、また、頑張ってしまうかもしれません。 慶さんを悲しめたくないからね。 もし何もできない、と感じるときは、彼らが幸せになるように祈ってあげることも出来るでしょう。 僕達は自分の知らないところで、誰かが自分のために祈ってくれているとは感じられないものです。 そうして、彼らを受け入れ、理解してあげることってとても大切ですね。 今までどおり彼らのよき理解者であり、味方であり続けようと思ってください。 そして、彼らの話を聞いてあげて、彼女と一緒にいてあげてくださいね。 ありがとうございました。 |