誘われない

相談者名
ハル
最近、いろいろ考えると自分は誘われないことが分かりました

飲みに行く時も私が誘えば都合が合えば会ってくれますが、相手からほとんど誘われません。

それって、私に誘われたら嫌ではないから会うけど、自分からは私を誘ってまで会いたいとか飲みたいとか一緒の時間を過ごしたいって思わないからなんだと考えるようになりました。

自分の考えをあてはめるのはよくないかも知れませんが、私は別に会いたいと思えなければ誘うことはありません。会いたいから連絡を取るのです。そう考えると相手から連絡が来ない誘われないってことは自分からは私に会いたいと思えないからですよね?

それぞれ生活もあるから、しょっちゅう会うとかではないですが、たとえば私がたまに連絡すると「私もどうしてるかな?って気にしてたんだよ」とか「私が嫌だったら会いに来ないよ」とか言ってくれますが、本当にそう思っていたら自分から連絡を取ってきてくれても良いのでは?と思えてなりません。

結局、私は人に見下されてるというか大事に思われてないんだと思います。

相談というか愚痴のようになってしまい申し訳ありません。
(ちなみに私は現在41歳で独身女です)

カウンセラー
近藤あきとし
ハルさん はじめまして。
心理カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

今は自分自身よりも相手に意識が向いていることが多いのかもしれないですね。
自分がどう思われているか?嫌われているんだろうか?
ついついそんな感じに考えてしまうと、正解のない問いにどんどんハマってしまいますよね。

最近気づいたということは、今まではあまり感じなかった
不安や恐れが心に張り付いてしまうようになったということでしょうか?

>飲みに行く時も私が誘えば都合が合えば会ってくれますが、相手からほとんど誘われません。

ということは、ハルさんは決して嫌がられているわけではないでしょうし、
人としてつき合いにくいというわけでもなさそうですね。
もし本当に避けられているなら、誘ったところで、はぐらかされたり、
あれこれ理由をつけられて断られると思いますよ。

>自分の考えをあてはめるのはよくないかも知れませんが、
私は別に会いたいと思えなければ誘うことはありません。
会いたいから連絡を取るのです。
そう考えると相手から連絡が来ない誘われないってことは自分からは私に会いたいと思えないからですよね?

私たちは誰でも「自分ならこう思う」ということを
周りも相手も「きっと同じように思うはずだ」
と感じてしまうところがあるんです。

でも相手がどう思っているかは、相手にしかわからないんですよね。
誘ってこない人も、実は声をかけて断られるのが怖いなと感じていたり
自分から近づくのがとっても苦手なことだって考えられますよね。

もちろん、ハルさんの想像した通りの可能性もありますし、
もしかしたら、相手の人はハルさんと「合わないな」と感じていることもあり得ます。
でも、もしそうだとしても、合わないことがハルさんがつまらない人だということではないですし
見下されているわけでもないのです。

私たちにできることは、自分が感じていることをしっかりキャッチして
誠実に相手に伝えることだけなんですよね。
ハルさんは誘いにのって来てくれた相手の気持ちをどう受け止めているでしょう?
ハルさんに会いに来てくれた友だちの有難みをどう感じますか?

私はハルさんが自分の嫉妬であったり、劣等感や自己否定などに気づけたことは
ラッキーだったかと思いますよ(とてもそうは思えないかもしれないですが)。
なぜかというと自分の心と向き合う機会にできるからです。

自分の弱さや劣等感やひがみっぽい部分でも何でも、
なにかしら自信がない心がきっかけになって、
自分ってどういう人なのかをあらためて見つめ直すことにつながるんですね、

すると自分の本当の心を感じられた分だけ、
「やっぱり、私は私でいいんだ」と思えることができて、
誰かとの比較や嫉妬や自己否定に捉われなくてすむようになるんですよ。

ハルさんの良いトコロってどこでしょうね?
私には、とても優しくて友だち思いの人ではないかな、という気がしています。
そして人と人との暖かいつながりを大切にしたいかたではないですか?

でも、どうしてか今はご自身をちっぽけに扱ってしまうみたいですね。
そんな自分をまずは何の判断も裁きもせずに、ただ感じていること、
たとえば寂しさ惨めさを受け入れることからでもいいと思いますよ。

さて、ハルさんはこれからどうしたいのでしょう?
誘われないこと自体が問題なのか、
相手がとても大切な存在で、もっと一緒の時間を過ごしたいのか、
飲みに行くことが好きなのにその機会が少ないからなのか。

それによって今なにをすることが大切かが見えてきますよ。
周りからしょちゅう誘われるような人って、どんな人でしょう?
大切な人にその気持ちを伝えるコミュニケーションをするにはどうしたらいい?
自分の好きな雰囲気、料理、お酒、サービスにこだわった、ハルさんセレクトの飲み会を主催する。
などなど・・・

こうだったら良いなあ、ということをハルさんの感じる
「楽しさ」をベースに想像してみてください。
そのうえで、どうしたいのか?がきっと分かるはずですよ。

今は自信が揺らいでしまって、前向きなことを考えるのが
面倒な気もするかもしれませんが、その場合でも、やっぱり自分の好きなもの、
楽しいことに遠慮しないことがとても大切ですからね。

ハルさんが好きなものに誰にも遠慮することなく飛び込めること、そして周りと楽しさでつながる関係性に恵まれることを祈っています。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。