話しかけるのが怖い

相談者名
ゆうや
人に話しかけること、頼みごとをすることがとても苦手です。
小さいころには既にそんな感じで、あれから多くの人と関わったつもりです。もちろん意地悪な人もいましたが基本的にはいい人ばかりで、恐れる必要などないと分かってはいるのですがどうしても治りません。
原因は分からないです。
人に話しかけられないときがあるのので仕事にも支障が出ます。
平気なときもあるのですが、なぜか急に落ち込んだり恐怖を感じてしまいます。
今恐怖にはまりこんでしまっていて、それが原因で仕事に遅れが出てしまい、とても苦しいです。
仕事が遅れて迷惑をかけていると思うと、余計に誰にも話しかけづらいです。
頭もうまく働きません。
雑談程度ならできるのですが、仕事関連だったり知識や記憶が必要な話題になると、思い出せません。資料をどこにおいていて何を探せばいいのかもよく分からなくなってぼーっとしてきます。
夏の間我慢していたリスカも再開してしまい、そんなに深くは切っていないのですが痛みも鈍く、あまり感じられません。
今まで様々な場面で苦しかったのは、「人に話しかけるのが怖い」のが原因なのではないかと思うのですが、恐怖を感じたときにどうしていいか分かりません。
まとまりのない文章で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
カウンセラー
佐藤まゆみ
初めまして、ゆうやさん。
今回のご相談の回答をさせていただく、佐藤まゆみと申します。
どうぞ、よろしくお願いします。

ゆうやさんは、人に話しかけること、頼みごとをすることがとても苦手なんですね。
小さい頃から既にそんな感じだったとのこと。

人がそうなってしまうのには、必ず原因があるはずなんです。
ゆうやさん自身も忘れてしまっていることで、幼い子ども心に相当衝撃的に感じた出来事があったのではないでしょうか。

子どもが最も接する機会の多い、影響力の大きな人物、となるとご両親の存在が浮かびあがってくるのですが、ゆうやさんとご両親との関係はいかがですか?
このメールの内容だけでは、ご両親との仲がどんな様子なのかは分かりませんが、人の行動には、それぞれ一定のパターンがあります。
ここでは、主に職場での状況を伝えてくださっていますが、多分お家でもご家族とのコミュニケーションは取りにくい状態ではないかしら、と拝察しています。

子どもの頃に何かを話しかけた時、大人には大人の事情(忙しいとか、他の用事をしていた、など)があったとは思うのですが、いずれにしてもゆうやさんの望んでいたような対応ではなく、何度かそんなことが重なって、『自分が話しかけても、まともに対応してもらえない。』という思い込みが、出来上がってしまったみたいですね。

「ずい分、決めつけたことを言う。」と、不快に感じられたならごめんなさいね。
けれど、過去に自分から話しかけることで嫌な感情を感じてきことが、現状を作っていると言えそうなんです。

>仕事が遅れて迷惑をかけていると思うと、余計に誰にも話しかけづらいです。

ゆうやさんは、そんな中でも「人に迷惑をかけてはいけない。」という思いが、とても強い方なんですね。
そう思うこと自体は決して悪いことではありませんが、「こんな自分ではダメだ。」と、かなり自分で自分を責めておられるようです。

>夏の間我慢していたリスカも再開してしまい、そんなに深くは切っていないのですが痛みも鈍く、あまり感じられません。

“リスカ”とはリストカットのことですね。
「夏の間我慢していた」とのことですから、それ以前からずっとそのような自傷行為をされていたゆうやさんのストレスは相当なものだと思います。
けれど、リストカットすることでほんの一瞬でも、気持ちが休まるようなことがあったのでしょうか?
何かが改善したとは、とても思えないのです。

ところで、ゆうやさんは自分以外の人たちは、誰もが楽々と人に話しかけたり、頼みごとをしていると思っておられますか?
実は、案外そういう訳でもないのですよ。
こんなご相談を受けている私であっても、話しかけやすい人と、何となく話しかけにくいと感じる人はいます。
そこで、話しかけにくい気持ちを緩和するのに、やっていることがあるんですよ。

それは、あいさつです。
つまり【自分からあいさつをする】ということです。

「おはようございます。」「こんにちは。」「お疲れさまです。」「ありがとう。」「よろしくお願いします。」「お先に失礼します。」など、いろいろありますね。
ゆうやさんも雑談程度ならできる、とのことですから、あいさつはある程度出来てらっしゃるとは思いますが、今日からはもう少し意識して言ってみてはどうでしょうか?

あいさつをされて無反応の人も居るかもしれませんが、少なくとも怒る人はいません。
デメリットよりもメリットの方が、はるかに多いものですよ。
そこから自然の会話が生まれてくることもあります。
「ずい分、今朝は冷えましたね。」とか「今日は良いお天気ですね。」と笑顔で返せるようになると素敵ですね。

朝起きて鏡を見たら、まず自分に「おはよう。」って、言ってみてください。
騙されたと思って、やっていただいて構いません。
それが習慣になった時、ゆうやさんの中の何かが変わるような気がします。

「人に話しかけるのが怖い」本当の原因については、もっとじっくり子ども時代のことも含めて、機会があればお聞きしてみたいものです。
もし良ければ電話カウンセリングの、初回無料をご利用になってみてください。
カウンセラーは皆、ゆうやさんのひと言ひと言に、真剣に耳を傾けさせていただきます。
それが、人と話すことに慣れるきっかけになれば幸いです。

どうぞ、ご一考くださいね。

今回はご相談くださって、ありがとうございました。

佐藤まゆみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1957年生まれのシニア世代。 自身の豊富な人生経験を生かした、自分らしく生きていくためのサポートが好評を得る。 得意ジャンルは、対人関係・自己啓発・恋愛。 “何かを始めるのに遅すぎることはない”の言葉通り、いくつになっても新しい人生を切り開いていけることを、身をもって実践している。