相談者名 | まっつぁん |
はじめまして 私には2年前にW不倫関係になった女性がいました。 未練はありましたが、私はそれを受け入れました。 そして去年の終わりごろ、突然彼女から誘われてまたそういう関係になりました。 なのになぜ、私とまた関係を持ったというと、何でも話せる相手で、これからもずっと一緒にサークルを続けていきたいからとのこと。(半年くらいは悩み続けたようでしたが。) 私にとっては割り切った関係が保てて当初の願いどおりのハズでした。 彼女に気持ちを伝えると「なぜ1年前に言ってくれなかったの」と非常に困惑した様子でした。 以降、数回会ってますが相手の影がちらつくたびに切なくなります。 世間的にも後ろめたい気持ちがあり、他人に相談できないので困っています。 | |
カウンセラー | 池尾昌紀 |
池尾昌紀と申します。 ご相談ありがとうございます。 まっつぁんさんの思いを整理していくために、まず、相手の方の心理を見ていくことから初めていきたいと思います。 ご相談いただいた相手の方の心理を考えてみますと、それはあえて一言でいってしまいますと「私のことをわかってくれる人を探している」ということではないかと思います。 不倫をしてしまう心理は、いろいろな考え方がありますが、「本当の気持ちを感じるのが辛い」もしくは、「本当の気持ちを普段は表現できない」から起こるという見方があります。 この「本当の気持ち」とは、「弱音を吐きたい」とか、「寂しさ」とか、「不安」といった気持ちのことです。 こうなってくると、他にその相手を求めるよりありません。 彼女は、何か根本的に、寂しさを抱えていて、自分のことをわかってくれる人がいないという思いを抱え、そんな時に、まっつぁんさんに好意をもって、こうした関係になっていかれたのではないかと推測します。 それは、「この人なら私のことを見てくれる、わかってくれる」と、まっつぁんさんに感じたからだと思うのですね。 一方で「好きな思いをこれ以上大きくするのが不安」という心理も働いたのではないかと思います。 そうした理由から、彼女は、まっつぁんさんとの関係を終えることにして、新しい誰かを探していったのだと思います。 しかし、時間が経っても、彼女のまっつぁんさんを思う気持ちは、好きなままだったのではないでしょうか。 彼女の「なぜ1年前に言ってくれなかったの」という言葉は、「こうした好きだけど辛い思いをしたくない」という複雑な心境の現れではないかと思います。 そう考えてみると、結局、どのようにおつきあいを続けていても、彼女は、まっつぁんさんとの距離を置くことになってしまったのではないでしょうか。 でも、彼女のこうした振る舞いは本人にとっても、それに関わる人たちにとっても、辛いやり方であるように思うのです。 では、どうしたら彼女がこうした辛いやり方から解放されていくか、というと、そのキーワードは、冒頭に書かせていただいた「私のことをわかってくれる人を探している」ところに戻ることになります。 では、本当にわかってくれる、という思いを得るためにはどうしたらいいのでしょうか。 まずは、この「本当の気持ち」に気づくこと。それがこの状況を変えていく大きな一歩となります。 実は、これは僕自身の体験でもあります。 そして、まっつぁんさん。それはあなた自身にも当てはまることではないでしょうか。 まっつぁんさん。 どうか、こうしてご相談くださったご自身の勇気を認めてあげてください。 ご相談ありがとうございました。 |