自分はいらないのではと思ってしまう

 

相談者名
翡翠さくら
たびたび見させていただいています、さくらです。
私は今年大学に進学した18歳です。私は高校時代から自分はいらいのではとつねに思っていまいました。それはいまでもそうです。
家族といるとき、大学で友達と一緒にいるときなど特に思います。

私は人と比べて何も持っていません。特技や人に自慢できることがないのです

特に家族といるときなんかそう思います。
母が数年前に別居してから父や祖母と折り合いが悪くなりました。
母もそうですが妹をみな、かわいがります。私がもう来年で二十歳ということもあるのでしょうが、やっぱり少しさびしいです。
まるでおまえはここにいないんでと言われているようで。

友達といるときは楽しいので少しは緩和しますが、思います。
なにもない私が一緒にいていいのかとかすぐに友達に頼ってしまう癖があるのでそれのせいで迷惑じゃないかと思ってしまうのです。

それに加え、大学でレポートが出されたり、テストの説明がされたりして忙しくなってきて、レポートはこれでいいのかとか単位がとれるかとか思うとなにもかも投げ出してしまおうかと思う日が増えてきました。

そんなこともあり毎日死ぬ事ばかり考えています。

相談に乗ってくれるとうれしいです。

カウンセラー
宮本恵
翡翠さくらさん、こんにちは。
今回、担当をさせていただきます、宮本恵と申します。
どうぞ、よろしくお願いします。「自分はいらないのではないか」
「一緒に居ていいだろうか」
「自分は迷惑なのではないだろうか」
「レポートは、これでいいのだろうか」
と、たくさんの不安を感じておられるようですね。
この不安は、何度も何度も、さくらさんを番人のようにチェックされているのではな
いでしょうか?
そういった状況が続くと、すごく疲れてしまいますし、投げ出したくもなりますね。
とてもしんどいことだと思います。

私たちは、人と比べているとき、私たちは「人にあるもの」と「自分にはないもの」
を比べることが多いんですね。
そして、落ち込みます。。。
逆に「人にないもの」で「自分にあるもの」という分野もあるはずなのです。
しかし、私たちは、なかなかそこを見ることが出来ません。
そうすると、「何もない私」を感じ続けることになりますから、それはとても過酷で
しんどい状況を作ります。

逆に、人との比較の違った側面をみると、人と比較をしているとき、さくらさんは、
人の魅力をたくさん見ていますよね。
この人の中に見ている魅力は、自分の中にないと感じることが出来ないんです。
例えば、「優しさ」を知らなければ、相手が「優しい」ということが分からないと
いった感じです。
だから、それだけたくさんの人に魅力を見ているということは、さくらさんの魅力が
あること、または眠っていることを表します。

さくらさんは何も持っていないと感じていらっしゃるようですが、実際そうではあり
ません。
ご相談文章を読んでいても、私が感じるさくらさんの魅力があります。
それは、人好きで、繋がりを大切に出来る人、そして、与えたい人、喜ばせ上手であ
り、人の価値を見ることが上手だということです。
文章だけで、これだけさくらさんの魅力が見つかるということは、さくらさんとお話
したり、お会いしたりすると、もっともっとさくらさんの魅力を感じることが出来る
んでしょうね。

私たちが持っている魅力は、本に挟んでいることを忘れられたお札のようなもので、
あるということを認識されなければ、使うことが出来ません。
とはいっても、いきなり「ない」と思っていたものを「ある」に変えるのは難しく感
じることもありますから、「私は何ももっていない」という視点から、「もしかした
ら、私の中にも魅力や特技があるかもしれない」という視点でさくらさんご自身のこ
とを見てみることから始めてみませんか?
そうすると、魅力を見つけやすくなっていきます。
そして、見つけた魅力を受け取ってみてくださいね。
一人では見つけにくいときには、友人、カウンセラーなどに尋ねてみてくださいね。
さくらさんには、まだまだたくさんの魅力があります。
ぜひ、その魅力を楽しんでくださいね。

さくらさんの中にあるたくさんの魅力が花開きますように。
お力になれば、幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。