どうすればいいのか分かりません

人を好きになることは、生きていく力や毎日に輝きを与えてくれるものではあるけれど、
同時に時としてせつないものでもありますよね。
愛理さんが彼から別れを告げられたときは、本当にショックだったと思います。
彼に彼女ができたときは、何度も何度もあきらめようと自分に言い聞かせたのでは
ないでしょうか。しかし、頭ではわかっていても心が納得しない自分を責めてしまって
本当に苦しい思いもされたと思います。

メールを読んでいると、愛理さんが“好き”という気持ちを強く押さえつけて
いるように感じました。しかし、彼が別れを告げたり、彼女ができたからといって、
好きになってはいけないということではないと思うんですよ。
誰だって好きなものは好きですし、人を好きになるって素敵なことですものね。
感情は無理に押さえつけたり無視しようとすると、かえって扱いづらくなるように
思います。

もし好きになることが愛理さんにとって苦しいことだと感じているならば、
それは「私だけを見てほしい」とか、「もっと愛してくれたらいいのに」
などという期待する気持ちが一緒になっているからかもしれませんね。
好きになることと期待することは別のことだと思うんです。
私たちは期待する分、それが手に入らなくなると「もう好きにならない！」と
好きになることをやめようとしてしまうものです。

たとえば、桜の花が好き！りんごが好き！というときは苦しい気持ちに
なりませんよね。それがただ純粋に好きだからです。
「好きになっちゃいけない・・やきもちやいちゃいけない・・」
“～してはいけない”と自分の気持ちに禁止をかけていると、
余計にしんどくなると思うんですね。
「好きは好きでいいんだよね・・あれほど好きだったからついやきもちだって
やいちゃうよね・・」
自分の中に沸き起こる気持ちを押さえつけずにどうぞ認めてあげてくださいね。

もうひとつ感じたのは、誰かを“好き”なることをとても怖がっている愛理さん
がいらっしゃるのではないかということです。
「好きになるとしんどくなるばかりだし、もう2度と傷つきたくない・・」
そんなふうに思っていらっしゃいませんか？

今は愛理さんのハートが閉じてしまっている状態だと思うんです。
ちょうど鍵をかけて心の扉を閉め切っている状態といいましょうか。
自分から開けるのは怖いし、誰か訪ねてきてくれても怖いから開けたくない。
でも寂しいから窓から外の景色をのぞいている・・そんな感じかもしれません。

まずは勇気を出してその扉を開けてみませんか。
人を好きになる心を外に出して開放してあげましょう。
扉の向こうには前の彼よりももっと大好きな人が待っているかもしれません。
そしてお付き合いしていたときに悩んでいた心の痛みも一緒にひとつずつ
癒していきませんか。

よろしかったら私たちにそのお手伝いをさせてくださいね。
愛理さんのハートが好きな人のハートにつながりますように祈っています。