女性に嫌われることが多い気がします

 

相談者名
ちこ
ちこと申します。宜しくお願いします。
私は女性ですが、同性の友人が少ないです。たまに連絡取り合ったり、たまに会う同性の友人はいます。当然ですが、その友人にはまた別の友人がいます。話を聞いていると頻繁に連絡取っていたり会っていたりしています。それに同性の友人も多いようです。正直、私は同性同士で団体行動するのが苦手というのがあります。なので、女友達同士の何人かで遊んだり付き合ったりすることが出来ません。前に友達になった子がいて、その子に私の元々の友達を紹介したら、私が除かれてその2人で会うようになっていました。私は元々の友達とは仲良くしていると思ったし、彼女の相談にたくさん乗ったし、彼氏とのおのろけとか時間を割いてまで聞いていたのに裏切られたような気持ちになりました。今思えば、私自身がその子に媚を売っていたというか必要以上に近過ぎたのかも知れません。そうゆう時に家族をないがしろにして、家の手伝いとか家族を思いやるより、友達ごっこにうつつを抜かしていたように思います。今まで振り返っても、私と友達になりたいって思ってくれる人は居ないように感じました。でも男性にもからかわれる(悪い意味で)ことも多いです。人から見ると私はウザいと思われているのかなと最近感じます。なんだか疲れました。
カウンセラー
近藤あきとし
ちこさん はじめまして。
カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。友達のと関係で気を使いすぎて、振り回されて
心がすっかり疲れきってしまったみたいですね。
そんな中、勇気を出して相談を送ってくださってありがとうございます。

ちこさんはとっても観察眼がするどくて、分析力もあるみたいですね。
自分のことをよく見ているのだろうなと感じました。
もしかすると、その分だけ“周りから自分がどう見られているか?”
ということにもすごく気がとられてしまうのかな、とも感じられました。

先に言ってしまいますが、ちこさんが向き合っていくテーマは
おそらく「自己嫌悪」だと思います。

私たちは、
“自分が周りからどう見られているだろう?相手から嫌われてないかな?”
と感じていると、周りからの視点で自分を見てしまうんですね。
すると、自分自身の周囲はポッカリと空間が空いたように感じて、
その中心にたった一人自分がいるような感覚がしてしまうんですね。

自分が、誰もいない空間に1人でいるところを想像してみてください。
とっても寂しいですよね。誰かそばにいて欲しい、って気持ちになります。
この空虚な空間を埋めたくて、誰かとのつながりを感じたくなるんですね。

でも、ちこさんの心のどこかに何が起きたとしても
“こうなったのはきっと私が悪いんだわ”
という気持ちがあったとしたら、この空間を作ったのは
ちこさん自身になるので、他の誰かが埋めることは不可能なんですよね。

それでも誰かとつながりを持ちたいと思ったら、
自分が悪い(無意識的にですが)と感じている分、
それを補填するような態度にならざるを得ないわけです。

> 今思えば、私自身がその子に媚を売っていたというか必要以上に近過ぎたのかも知れません。
> そうゆう時に家族をないがしろにして、家の手伝いとか家族を思いやるより、友達ごっこにうつつを抜かしていたように思います。

自分にダメ出しをしている分だけ、それを補うような良いことを
しないといけないと思って、自分を犠牲にしてでも誰かや何かに
エネルギーを注ぎ込んでしまうんですね(「補償行為」といいます)。

ちこさんは周りの人に対してちょっと「遠慮」ちがちなところが
あったりはしませんか?

自分を抑えて、言いたいことや表現したいこと、本当はやりたくないこと
いろんなことが心の中には詰まっているけど、それを外に出さないでいると
それが心の癖になってしまうんですね。

一つ一つは些細なことでも、溜め込み過ぎるとその感情はいつしか
自分でも何を言いたかったのか分からなくなることも珍しくないものです。

気がつくと、ついつい周りに良い顔をしちゃったり、
相手に合わせたり、周りに気を使ってしまうんですよね。

これは「自己嫌悪」というものがちこさんにある分だけ、
自分の心に嘘をついてしまうからなんですね。
(そのままの自分では周りに受け入れてもらえない、
分かってもらえないと感じるからです。)

そして、心の深い部分では“そんなことをしている自分は大嫌いだ”と
さらに自分を攻撃してしまうんですね。

もしかするとちこさんが気づいている以上に、ひどい自己攻撃を
繰り返しているのかもしれません。

今の状態から抜け出すには、
一つには、まず自分自身がどれだけ自分いじめをしているかを自覚すること。
そして今度は自分が自分の一番の友達になってあげようと思ってみてください。

二つ目には、どんな友達とつながりを持ちたいのか?
どんな友達とだったら楽しいって感じるのか?
を自分に問いかけてみることです。

寂しいからって誰でもいいわけではないですよね。
ちこさんが思う本当の友達ってどんな友達なんでしょうね?
ちこさんにふさわしい価値を持った友達とのつながりを求めていきましょう。

私たちの目の前に現れる問題は、どれもこれも私たちが本来持っている
才能に気づくためのきっかけにできるんですね。
ちこさんにとっては、今はつらい気持ちでいるかもしれませんが
いつか、自分を愛するという才能で幸せになって
その才能で周りの人たちとつながっていくこともできるんですよ。

私たちの周りの環境や世界は、私たちの意志次第で
どうにでも変えていけるものなんです。それは人間関係も同じですよ。

ちこさんが周りをとりまく人たちと、暖かいつながりを感じられる世界を
生きられることを祈っていますね。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。