人付き合いに慣れない人によく話しかけられる - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	さぎ
私は大学生です。人付き合いに慣れていない、他に友達が少ないような人たちからよく話しかけられます。私も人付き合いが得意ではないのでありがたいのですが、話しているうちに相手の嫌な部分、友達が少ない理由になっている部分が見えてきて、面倒になります。特に中学生の頃は、私が関わらなくなったらこの人は孤立するかもしれない、でも面倒、いやせっかく話しかけてくれているのにそんな事を思うのは失礼だ、といろいろ思いながら過ごしていました。今は同性ではあまりそういう人はいませんが、話したこともない異性から連絡先を聞かれたり、食事に誘われたりすることが何度かあり、その人たちが決まってあまり異性と話し慣れていないような感じがするので、何か関係があるのかなと思っています。また、反対に、人付き合いに慣れた、友達の多い人たちを相手にすると男女問わず緊張して上手く話せません。上に書いたようなことがあるので、向こうに面倒だと思われないか不安なのかなと思っています。誰とでも楽に話せるようになりたいです。何から始めたらいいでしょうか。
カウンセラー	工藤絢子
ご相談読ませてもらいました。人付き合いに慣れていない人によく話しかけられる　ということをさぎさんはあまり快くは思っていないのかな？と感じました。そうであれば、さぎさんも人付き合いが得意ではない　と感じているのですから、それがそのまま自分自身へ返ってくることになるんです。人慣れしている人へ話しかけたくても、普段さぎさんが人付き合いに慣れていない人に感じることは、今度は自分がそう思われるかも･･･と感じてしまいます。慣れていない人に思うことは、意識するしないにかかわらず、実はさぎさんが心の奥で自分自身に対して思っていることであるとも言えます。だから緊張して話せなくなってしまうのだと思います。話しかけられることが多いというのは、話かけやすい雰囲気、たとえば優しそうだったり、物腰が柔らかい等、そういった雰囲気があるからではないかなと思います。ただ、慣れていない人たちから話しかけられることが多いというのは、さぎさんの中にも人付き合いが得意ではない　という気持ちを持っていますよね。その共通部分をその人たちは何か感じているかもしれません。また、緊張してしまうとその話しやすい雰囲気が隠れてしまいます。さぎさんが緊張する友だちの多い人たちには本来のさぎさんが持ってる雰囲気が、もしかしたら伝わっていないのかもしれません。誰とでも楽に話せるようになる為には、相手にどう思われるかを気にしないことです。気にしてしまうと緊張するのは当たり前ですし、笑顔もかたくなってしまいます。意識して欲しいのは、自分が楽しむということです。さぎさんが楽しいと感じないと相手も楽しいとは感じません。どうかな？大丈夫かな？と思っていると、相手はさぎさんから不安な感じを感じてしまいます。最初は自分が楽しむって難しく感じるかもしれませんね。最初は心からではなくても、楽しそうにする、笑顔をつくるからでいいと思いますよ。緊張しても話せなくても、目が合えば笑顔をつくる、挨拶をするなど　少しずつ慣れていくことが大切です。また、緊張すると声も小さくなりがちですので、話す時は少し大きめの声を心がけるといいですね。そして、きちんと話す・うまく話すことにとらわれず、内容よりも楽しむ方(楽しそうにする・笑顔)を大切にしてくださいね。緊張してうまく話せないといったことを悪くは捉えないでくださいね。人付き合いに慣れる･･･文字通り慣れているかどうかだけなんですよ。最初は緊張するし上手く話せなくて、気まずさを感じてしまうかもしれませんが、慣れるまでは仕方のないことなんです。いつか必ず誰とでも楽に話せるさぎさんになっていけると思いますよ。今のさぎさんの思い、誰とでも楽に話したいって気持ちを持っているってことが一番大切です。困ったりした場合はカウンセリングも利用してみてくださいね。ご相談ありがとうございました。