相談者名 | hana |
はじめまして。 初めて誰かに話すので感情的だったり乱雑な文章だったりするかもしれませんが読んでいただけると嬉しいです。私は母子家庭で育ちました。 父親の顔は見たことがありませんしそもそもいなくても子どもが生まれるものだと思っていました。 なので小、中学生の頃は男性は必要ない、負けたくないという気持ちがあり、特に男の子に攻撃的な時期もありした。 それから母から父親が一応いるので会いたいかどうか聞かれました。 気になるけれどこわいので「会わなくていい」と言うと「他の人とお付き合いしてもいいか」と聞かれて嫌だと思いつつ「いいよ」と答えました。 母が部屋を去ってから涙が止まりませんでした。 ここまで育ててくれたのだからこれからは自由に生きて幸せになってほしいと思う反面、母を取られると思いました。 そのお相手の方にも小学生くらいの男の子がいて、その子を家で預かることになったのですが私が避けて部屋にこもるようになりもう来なくなりました。 相手の方とは一瞬挨拶したくらいで、また私に会いたがっているようですがもう会いたくはありません。 母がその人の話をする時や子ども用のお菓子(←考え過ぎかも)が置いてあるのを見るだけで気持ち悪く思ってしまいます。 今年から大学のため一人暮らしをしているのでそのようなことはないですが、いつか会わなければと思うと不安です。 悪い人ではなくても向かい合えません。 母にも言えません。 | |
カウンセラー | 大塚亘 |
hanaさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、大塚亘と申します。 とても読みやすい文章を書いてくださったので、hanaさんのお気持ちがしっかりと伝わってきましたよ。 実は、私も母子家庭で育ったので、hanaさんのお気持ちが分かる気がします。私は父の顔は覚えていましたが、それでも、しばらく会っていなかった父に久々に会うのは、とてもとても嫌でした。 父の顔を覚えている私ですら父親と会いたくないわけですから、hanaさんがお父さんに会いたくないと思うのは無理のないことですし、怖くなってしまっても仕方のないことだと思います。 また、hanaさんのお母さんが「他の人とお付き合いしてもいいか」と聞かれたときに、hanaさんが嫌だと思われたことも、無理のないことだと思います。 私の母は、結局再婚せず、誰ともお付き合いすることはありませんでしたが、仮に、私の母に、どこかの男性と付き合いたいと言われたら、私はhanaさんと違って、即座に嫌だと言ってしまったかもしれません。 しかし、お母さん思いのhanaさんは、嫌だと思いつつも「いいよ」と言って下さいましたよね。それは、hanaさんがお持ちの大きな優しさの現れだと思います。 hanaさんのお母さんが、お相手の男性とお付き合いをはじめたときに、お母さんを取られたように思ってしまうことも、本当に無理のないことだと思います。そんな中でも、hanaさんは、お母さんに自由に生きて幸せになってほしいと思ってくださいましたよね。 それも、hanaさんの大きな大きな優しさの現れだと思います。 お母さんのお相手の男性や、その方の息子さんに会いたくないと思うことも、とても無理のないことだと思います。 hanaさんは、お母さんの相手の男性や、その息子さんに会いたくない自分がダメだとか、悪いとか、冷たいと思っていたりすることはありませんか。 いただいた文章のどこを見ても、hanaさんがそう思うのは無理のないことだなと思いますし、ごく普通の気持ちだし、素直なお気持ちを書いてくださったんだなと、私は思うだけなのです。 hanaさんが悪いとか、冷たいとか、わがままだとか、そういうようなネガティブな印象は、私には本当に全くないんですよ。 もし、hanaさんが、こんな私の態度は良くないとか、ダメだとか、冷たいと思っていらっしゃるとしたら、hanaさんの心の中で、こう思ってみてくださいね。 「お父さんに無理に会わなくてもいい。」 「お父さんに会うのは怖いと思ってしまうのは、無理のないことなんだよ。」 「だから、お父さんに会わなくても、私が冷たいわけでもないし、ダメなわけでもないよ。」 「だから、今後もお父さんに会わなくてもいいんだよ。」 「本当に、会わなくてもいいんだよ。」 「小さい時からお母さんしかいなかった私にとって、お母さんは私の世界の全てだった。」 「だから、お母さんに男性の相手ができたときに、その男性にお母さんを取られてしまったように感じるのは、無理のないことなんだよ。」 「だから、その男性や息子さんに会いたくないと思うことも無理のないことなんだよ。」 「だから、その男性や息子さんに会わなくても、私が冷たいわけでもないし、ダメなわけでもないよ。」 「だから、今後も会わなくてもいいよ。」 「本当に、会わなくてもいいんだよ。」 お母さんが、その男性の話しをするときや、お菓子を見た時に嫌な気持ちになってしまうことも、それも自然なことですし、hanaさんは、何も悪くないと思いますよ。 お母さんの相手の男性が悪い人ではなくたって、会いたくないものは会いたくないですよね。会いたくないと思うことを、hanaさん自身が、自分に許してあげてほしいのです。 hanaさんの心の中で、こう思ってみてくださいね。 「私が男性や息子さんに会いたくないのは自然なことなんだよ。」 「だから会わなくてもいいし、今後も会わなくてもいいんだよ。」 hanaさんは、何も悪くないのですから、何も治す必要はないと思います。嫌なものは嫌という気持ちに、正直なままでいいと思うんですね。 お母さんに、無理にこのことについて何か話す必要もないと思いますし、もしお母さんが何か話してきても、今まで通り、hanaさんのお気持ちに素直なままでいてほしいと思います。 文章を拝見して分かったことは、hanaさんが大きな優しさをお持ちであることと、とても素直だということだけですよ。 ですから、何も治す必要はないし、今まで通りでいてほしいと私は思います。 読んでくださり、ありがとうございました。 大塚亘 |