独り言について

 

相談者名
まあ
いつも拝見しています。29歳女性です。

ここ数年間、独り言が汚くて悩んでいます。
曰く、「死ね」「殺してやる」「ふざけんな」「ぶっ殺すぞ」「馬鹿野郎」「冗談じゃない」「殺せ」「死んでやる」「死んでしまえ」・・・などです。

もともと、子供の頃から独り言は多かったのですが、最近の独り言は、人を攻撃するばかりで、異常なのかなと思うようになりました。

もちろん、いらだつこと、腹の立つことはありますが、人並みで取り立てて多くないと思っています。

会社の人と笑顔で話をしても、一人になった瞬間独り言がでます。もちろん会話に腹がたつということもなく、その内容関係なく、全く衝動的に言葉が出てくるという感じです。

幼い頃なにかあったのかなと思っても、特に思い当たる所もなく、何をこんなに怒っているのか、誰を殺したいのか全く分かりません。
ああ、でも、最近殺したいのは自分自身なのかなとも思うになりました。

自分の中から、何か嫌な記憶、感情が出てくると衝動的に口走っている気がします。

ポジティブな言葉に変えればいいんだろう、と思って一時期頑張ってみたのですが、余計に気分が落ち込んでしまって駄目でした。

人の目もありますし、何より人に文句ばかり言っている自分が嫌でたまりません。どうぞ、いいアドバイスをお願いします。

カウンセラー
向井康浩
まあさん、はじめまして。向井康浩と言います。
コーナーの御利用ありがとうございます。まずはじめに僕の建築業時代のお話からはじめますと、当時は巻き舌やイカつい男言葉でしゃべってたものでした。当時は景気も悪くて立ち上げが難しい、周辺住民さんともトラブルが絶えない作業場ばかり続きました。そんな中で作業場の社員さん(現場監督さん)から「お前の弱腰で住民さんが工事をさしとめにかかったらどうするんだ!オマンマの食い上げだ!もう仕事に来なくていい!」と言われるのが怖くて、強がって虚勢をはってたものでした。

もともと劣等感が強かった上に輪をかけるような感じでした。弱みは絶対見せられませんでした。劣等感のもとは「自分はたいしたことはない。」「自分はつまらない人間だ。」って自らにに価値を見出せない無価値感の感情です。

よく口にした言葉の中には、WEB上では載せられないほどヒドいものもあります。人柄もいつしか下品になって・・・なんてことは今だから笑って言えるんですが。やめてからは、巻き舌も男言葉も関係ない世界に移りました。しかも接客業でコンビニの夜勤でした。

接客業では虚勢をはって強がった頃の自分は、人前では出せませんでした。

>人の目もありますし

はい、まあさんのおっしゃることは、よくわかります。僕も同じ事を感じてました。お買い物に来た方が怖がりますから。

僕の場合、認めたくないから隠そうとするし、「表に出ようとする隠したい自分」と戦ってケンカしてるような感じが続きました。全く別世界に移ったのに、まるで水のあわないことをしてるような感じが残り、昔の自分にとらわれてるみたいで、そんな自分が大嫌いでした。建築業時代の経験は、書き切れないほど強烈にダメージとして残ってたんだなと知ったのは、カウンセラーの勉強で心理学を学んではじめてわかったほどです。

まあさんの御相談を読んだ限り、言葉には尽くせないようなつらい経験や御苦労をされてきたのではないかと想像します。例えば、まあさんが一番わかってほしかった人に、ガマンを重ねて言えなかったことがたくさんあったんじゃないかな?そんな言いたいことが言えない自分は大嫌いだっ!と想像することもできます(間違ってたらごめんなさいね)。それはまるでいっぱい押し込みすぎて、スペースがなくなった押入れからモノがあふれ出そうとしてるのと似てるのかもしれません。

その前提で申し上げるならば僕と似たような経験をされてると思います。「文句ばかり言ってる嫌いな自分」をいっぱい押し込んで隠そうとしてこられたのではないでしょうか?一方で「文句ばかり言ってる嫌いな自分」はもうイヤ、このままじゃいけないんだとお感じのまあさんがいらっしゃいます。おそらくもうわかっておられるんですよ。ギュウギュウ詰めの押入れには、これ以上モノを押し込まなければOKです。では、まあさんにとって「もうこれ以上押し込まないに相当することを一緒に考えていきましょう。

では、押し込まないようにするためには・・・隠すのをやめることかと思います。「嫌いな自分」を認めてさらけ出せるほど、オープンで魅力的なまあさんになることです。そうは言われてもすぐには難しいかもしれません。でもまあさんなら乗り切れるのではないでしょうか?

「そんな自分をさらけだすのは恥ずかしい。」「まわりからどう思われるのか心配」とか(まあさんはおひとり身ですか?)「こんな私が結婚できるんだろうか?」とか、いろんな不安が出るかもしれません。もしよろしければ、この怖れの部分は私共のサポートでお力になれればと存じます。

ご参考までにどうぞ。それでは失礼いたします。

この記事を書いたカウンセラー

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