さみしい、つまらない

 

相談者名
おもち
いつも、寂しい、つまらない、退屈、と感じていて、最近、それにとても耐えられなくなってきています。

電話カウンセリングを受けたりしているのですが。

現状:
昔から友達が居ない。
人と楽しむということが体験として分からない。

恋愛も、今20代後半だが皆無。
ただ、最近まで少し付き合っていた彼がいて、人生初なのだが、今は別れ、やはり独り。
私をとても好きになってくれたあり得ない人。

人を好きになること自体、今まで無い。
元彼のことも、あまり好きになれなかった、心を開けなかったのが、別れることになった一つの原因。

習い事や社会人サークルに一人で行ってみたり、比較的活動的にはしているが、サークルでは、みんなであれだけ騒いだわりには「友達」は出来なかった。
自分でも不思議でよく分からない。

会社は、単調で楽で、周りとうまくやっていける方で、何故か同僚に好かれることが多いが、会社の中の付き合いに終わるだけで、結局哀しい。

人から言われること:
自分を押さえている、もっと自信持っていいのでは、マイペース、毒舌、無害。

気が強い方かもしれない。
わがまま、冷たい、付き合いづらいと思う。

自分の感じている気持ちにとても鈍いのかな、感じても、とても強い感情じゃないと、外に出ない、出せない、人に伝えられない。

過去:
母親が教育ママ。
3歳頃から、様々な習い事をさせられ、小4あたりからは、それらを全て辞め、今度は、以後9年間に渡る、一ヶ月たりとも途切れの無い塾通いが始まった。

通学の電車でも家でも勉強、少しぼけっとしているだけで、すぐに勉強しろと言われ、少しでも気が抜けると、はっ!として、勉強を始めていた。
テレビは見てはいけない、そんな時間があったら、勉強だ、と思っており、雑誌にも興味はなく、友達と長電話や、遊びに行くこともあまりなく、青春らしいことは、何もしなかった、勉強しかなかった。

反抗期は、長い間続いた。
もう憎んではいないが、まだ親に心を許せない。

お金は惜しみなく出してくれる。

大学では、ようやく塾通いから離れ、一人暮らしなどをしていたが、突然解放されてもどうしていいか全く分からず、勉強はあまりしなかったが、友達はほとんど出来なかった。

カウンセラー
ながのひろみ
おもちさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。
担当させていただくながのと申します。
よろしくお願いします。お母様はかなり教育熱心だったようですね。
自分の気持ちを感じる時間、
それどころか気が抜けて何も感じてない時間さえ与えられずに、
しなければいけないことが多かった時代は、
おもちさんにとってかなり窮屈なものだったのではないでしょうか。かといってその期間が長かったので、
大学に入ってから体も心も自由になったものの、
いざどうやって自分を取り戻していっていいのかわからず
今に至っているような気がします。
楽しむ世界など別世界の出来事のように感じていませんか。自分の感じている気持ちに鈍いのかも・・と書いてありますが、
子供の頃のおもちさんは、
皆と同じようにあらゆるものにいろいろな気持ちを感じていたけれど、
お母さんからそれを2次的に禁止されたので、
そのときの我慢する癖が残っていて、感じにくくなっているようにも思います。

その封印が少し解けて、寂しいとか耐え難いとかいう気持ちが
押し寄せてきているんじゃないかな。
もしかしたら、感じることが怖いという感覚も同時にあるかもしれませんね。

小さい頃のおもちさんは、窮屈さを感じながらも、
お母さんの期待に応えたいと一生懸命頑張ってこられたと思うんです。
その心の奥はお母さんから愛されたいという思いがあったと思うんですね。
でも愛される代わりとして、
自分の感じる気持ちやしたいことは我慢しなければいけない。
その結果、自分の気持ちを外に出してはいけないような感覚も
身についてしまったのかもしれません。

自分の気持ちを出すと、何か悪いことをしているような感じはありませんか。
人から毒舌だと言われたとありますが、それは普段は我慢していた部分が
火山のように噴火してでてきたのかもしれませんね。

自分から積極的に活動しているおもちさんはとても前向きですよね。
しかし、周囲からは好感をもたれるのに友達が出来ないというのは、
何かしらおもちさんのほうから、さらに今一歩皆の中に入っていくことに
ためらいを感じていませんか?
そしてこの感覚は別れた彼にも持ち合わせていなかったでしょうか?

今、おもちさんは寂しいという感情と上手に向き合ってあると思うんです。
このままさらに下の気持ちに入っていくことは、感情を感じる練習にもなるし、
お友達そして素敵なパートナーをつくる大きな一歩につながると思います。

しんどいときは一人でやろうとせずに、
電話・面談カウンセリングを利用してくださいね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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