あまのじゃくの治療法

 

相談者名
Tokko
いつもサイトを拝見しています、Tokkoと申します。
宜しくお願い致します。会社において、自分には不可解な癖があって、直し方を探しています。
心理学的にアドバイスを頂けないかと思い、ご相談をさせて頂きます。

会社が社員ひとりひとりに求める業務(規則)や役割というものがありますが、
私はそれに従うことに、非常に強い反発を感じるのです。
その変わり、必須ではない”プラスアルファ”のタスクや勉強には積極的に取り組みます。
この天邪鬼を直したいのです。
前者でいうと、
業務(規則)では、朝遅刻をしない、休憩時間を超過しない、ネットサーフィンはしない
などですが、破ってばかりです。役割では、若手らしくやる気を表現する、お酒の席で年配者にお酌をする、などです。
後者でいうと、
タスクでは、明日でも良い議事録を夜中2~3時までかけても仕上げる、オフィス環境整備(植木の水やりや机の雑巾がけ)はよく気が付いてやるなどです。勉強では、必須ではない資格をとる、語学を勉強するなどです。
後者をやっているため、”できる”というイメージを与えることが多いですが、
基本である前者ができていないため、信用されることがありません。

学生時代から大なり小なりどんな組織にいても、浮いているような、邪魔者のような感じを受けます。無価値観でしょうか。でもわざわざ自分で無価値観を味わうような言動を繰り返してしまいます。それが居心地がいいのでしょうか。

でももう30代で時間ももったいないですし、四の五の言わずに、会社の言うとおりとりあえずやってみるようになりたいのですが、抑えきれないくらいの反発をどうしても感じてしまいます。どうにかEQを伸ばして使える人材だと自信を持ちたいのです。
何か良い、考え方やエクササイズ等を教えて頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。

カウンセラー
中村季代乃
Tokkoさんこんにちは。
今回担当させて頂きます中村季代乃です。
どうぞよろしくお願いいたします。Tokkoさんは今、職場であまのじゃくな行動をなんとか止めて、会社から
求められている事を遂行していきたいお気持ちでいっぱいなのですね。
そして、それに対してTokkoさんは色んなチャレンジをされてきたんで
すね。
何度も何度もチャレンジしたのにも関わらず、Tokkoさんの中にいるあまの
じゃくが騒いでそれらのチャレンジを阻止されてこられたのかな、と感
じました。

チャレンジしたいのにどうしてもそのチャレンジを遂行できない事って本当
に辛い事ですよね。

私たちは、会社や社会の中にいる時にチャレンジしたい事やらないといけな
い事に関してどうしてもあまのじゃくな行動や思考を持ち自らの足を留めて
しまうような行動をとってしまう事があります。
もしかしたら、Tokkoさんがお辛いと感じていらっしゃる所もそういう私た
ちが多かれ少なかれ持っている心のパターンの一つなのかもしれませんね。

Tokkoさんの今感じていらっしゃる前に進みたいのに進めないというお辛い
気持ちから一歩前進できるお手伝いができればな、と強く想っています。
それでは、私の感じた事をお伝えいたしますね。

私たちの気持ちの中で『前に進んでより良い生活(地位など)を持って幸せ
に過ごしていきたい』という想いを多かれ少なかれ持っています。
その為にチャレンジするにも、どうしても自身が思った事や考えている事と
ウラハラな行動をとってしまう事があります。
その行動を取ってしまう理由は色々とあるのですが、その中の一つにとある
ものに関して怖いなと感じられる感覚がTokkoさんの中にあるのかもしれ
ないなと感じました。

それは、責任を持つのが怖いという感覚なのかもしれません。
ご相談内容を拝読していてもTokkoさんはとてもできるタイプな方なんだろ
うなという事が伝わってくるんですね。
しかし、私たちの心の中で怖いという感覚の一つ『責任を持つ』という怖れ
をどこかでTokkoさんは感じていらっしゃるのかもしれません。

『責任を持つ』という言葉を言い換えると『自分自身の人生に対しリーダシ
ップを取る』という事なのかもしれません。
自分自身の人生に対しリーダシップを取るという事は、自分の行動や言動に
対して責任を持つ事にもなります。
私たちはその責任を持つ事に対して非常に怖さを感じてしまうんです。

そこでTokkoさんに提案です。
どういう時にどういうあまのじゃくな行動をとってしまうのか、そしてその
時にTokkoさんはどんな気持ちになってしまうのかをじっくり見つめてみま
せんかという事です。
すでに、Tokkoさんはチャレンジされているかもしれません。
一人でチャレンジするのではなくその振り返りをもし良かったら私たちカウ
ンセラーと一緒にチャレンジしてみませんか?
私たちは独りで考えてしまうと、気づくと同じ方向しか見れていない事があ
ります。
しかし一人以上の人数でそれらを見てみると、多角的な方向からそれらを見
る事が可能なんですね。
その多角的なアプローチをする事でもっとより確かなTokkoさんの中に
あるあまのじゃくの正体が判るかもしれません。

あまのじゃくの正体が判ったらそれらに対してどのような対応を取るかを、
もし良かったら私たちカウンセラーと一緒にチャレンジしてみませんか。

Tokkoさんにとって、これから進まれる人生に対し楽しくそして幸せに
過ごされる一つの切っ掛けとなれば幸いです。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。

中村季代乃

この記事を書いたカウンセラー

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