仕事ができません

相談者名
ユリ
初めまして、ユリと申します。
仕事ができないのが悩みです。
仕事に限らず、何かを継続するのができません。
また、家からなるべく出たくありません。
仕事は何度かチャレンジしましたが、いきたくなくて仕方なくて途中で倒れれてしまいます。
心療内科に通っていますがお医者さんいわく病気ではないそうです。
また、友人との付き合いもうまくできません。
性格は明るくおしゃべり好きで、初対面との人と話すのも苦ではありません。
仕事もどちらかというと覚えがいいほうでみな優しくしてくれるし、いじめられてるわけでもないのにどうしても行きたくないんです。
なので対人恐怖症というわけでもありません。
15歳くらいからこの症状が出始めて現在24歳ですがいまだになおりません。

子どもの頃、母親によるネグレクトにあい、栄養失調寸前で祖母に助けられて引き取られました。
このことが影響しているのかわかりません。
中学生まではきちんと学校に通えていました。
成績も普通でした。
何十回も仕事についてはやめてを繰り返しています。
普通に働きたいのですがどうしたらいいのでしょうか?
ちなみに遊びに行ったりするときは倒れたりしません。
何が悪いのでしょうか?

カウンセラー
赤松わこ
ユリさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いしますね。

これまで何十回も、仕事については辞めてを繰り返して、
ユリさんご自身が、「自分ではどうしていいか分からない」
と言う、状況になってしまわれてるんですね。
きっと「どうして続けられないんだろう」「どうして行きたく
なくなるんだろう」「何が問題なんだろう」って、ずいぶん
悩まれたんでしょうね。勇気を出して相談して下さって、
ありがとうございました。

>仕事は何度かチャレンジしましたが、いきたくなくて仕方なくて
途中で倒れれてしまいます。

ユリさんのご相談の中で、私が気になったのはこの部分でした。
『倒れてしまう』と言うのは、ユリさんの気持ちだけではなくて、
仕事に行くことを、『体が拒否している』んだなと思ったんですね。

体は自分でも知ることの出来ない、【無意識の自分】と繋がっていて、
自分でも思いもよらない、自分の気持ちを正直に伝えてくれるんです。
遊びに行く時には倒れたりしない、とユリさんが書かれていたのを見て、
『仕事』と『遊び』の何が違うんだろう?と考えてみたんですね。

すると、『仕事』=大人がすること言う言葉が浮かんできました。

ユリさんの体(つまり無意識のあなた)は、「大人になりたくない」
って伝えているんじゃないのかな?そんな風に思ったんですね。
「大人になりたくない」と言うのは、「子供のままでいたい」とも
言えますね。小さい頃私達は、十分に子供でいることが必要なんです。
子供でいるっておかしな表現かもしれませんが、『子供らしく過ごす』
と言えば分かりやすいかも知れませんね。
甘えたり、駄々をこねたり、すねたり、どんな自分を出してもいい、
そしてそのまま受け入れてもらえる、それが大きな安心感になって、
だんだんと子供から、自立した1人の人間=大人になろうとします。

お母さんとの関係の中で、ユリさんが十分に子供でいられなかったとしたら、
無意識のあなたが、「大人になりたくない」と伝えてくるのも、納得がいく
のではないでしょうか?
実際のユリさんが、「もう大人なんだからチャンと仕事をして、自分で生きて
いけるようにならなければ!」と思っていたとしても、ユリさんの心の中に、
小さな女の子がいて、「もっと甘えたい、もっと子供でいたい!」と、言い
続けているって言うことなんですね。

体が、「大人になりたくない」と伝えているんだとしたら、ユリさんが、
「十分に子供でいる必要がまだある」と言うことなのかも知れないな。
そんな風に思いました。

24才のユリさんに、「小さな女の子と同じことをして下さい」と言う事では
ないんですよ。心の中の小さな女の子を、安心させてあげる必要があるんです。
もちろんそんなことを言われても、どうしていいか分かりませんよね。
でもここまで読んで頂いて、ユリさんご自身も何となくでも、思い当たる所が
あるんじゃないかな?と私は思います。

この問題をユリさん1人で解決するのは、難しいだろうと思います。
カウンセリングサービスには、無料の電話カウンセリングもあります。
是非!カウンセラーと直接話して、ご自分と向き合ってみて下さい。
お電話を頂ければ、もっと詳しいお話を伺うことも出来ますし、どんな風にして
楽になっていくことが出来るかも、お伝えすることが出来ると思います。
どうぞ遠慮なくご相談下さいね。ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。