相談者名 | candy |
旦那が私のことをどうして好きなのか分かりません。そして、いろいろ心理学を読んだ結果、私はどうやら自分のことが全く好きではないし、自分が愛されるということが信じられず悩んでいる気がします。 1つ下の旦那と約1年間お付き合いをして、子どもができたことが切っ掛けで結婚しました。授かっても良いと思ったのは、ずっとこの人と一緒にいられるかもと思っていたからです。 | |
カウンセラー | 三枝みき |
candyさん、こんにちは。初めまして。 今回、candyさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。 ご相談内容を何度も読ませていただきましたが、candyさんはどうやらご「自分のことが大嫌い」で、「自分に愛される価値があるとはどうしても思えない」と感じていらっしゃるようですね。 かくいう私も数年前まで自分が大嫌いでしたし、自分を好きでいてくれる人たちに対して「目が腐ってる」とか、「頭がおかしいんじゃないの」なんて平気で思っていたので、candyさんのおっしゃることが私なりにではありますが、よくわかる気がするんです。 ですからぜひ、candyさんがご主人とお子さんとご一緒に、楽しく幸せに暮らしていけるよう、私に少し、お手伝いをさせてくださいね。 さて、まずはここからです。 >でも、妊娠9ヶ月の時に浮気をされました。しばらく別居しましたが、結局話し合ってやり直すことにして、今も一緒にいますがうまくいっていません。責めたり蒸し返す事はやり直す上でいけない事だと知ったので、当初は一切しませんでした。 妊娠中の身体が辛くて気持ちも不安定な時に、ご主人の浮気があったとのこと、candyさんはとてもお辛かったことと思います。 >逆に無駄にスキンシップを図った結果、今度は産後1ヶ月くらいのときに風俗に行かれてしまいました。それが分かってから、頑張れなくなってしまい、1度思い切り暴言を吐いてしまいました。それ以降、しばらく口を聞きませんでしたが、旦那がケーキを買ってきてくれ、仲直りの切っ掛けを作ってくれたことをまた私が壊すように試すように離婚の話を持ち掛けてしまい、またしばらくギクシャクした状態が続きました。 さらにそんな努力を重ねている中、ご主人が風俗に行ってしまわれたとのこと、2度の裏切りにcandyさんも心底傷つかれたことと思います。 何故かというと、人間にはさまざまな感情を感じる心があり、感情はどれほど抑えつけても感じつくさない限り、無くなりはしません。 それでも私は、まだまだこのくらいでは、candyさんの心の痛みは無くなってはいないと感じています。 誰か頼れる人や話を聴いてくれる人、わかってくれる人が身近にいれば、その人に話を聴いてもらって、受け止めてもらって労わってもらって下さいね。 そして、少し気持ちが楽になって来てから、ご主人との関係の修復に取り組んでみられるといいかと思いますよ。 仲直りのきっかけを作ってくれたご主人に離婚の話を持ち掛けてしまったのも、candyさんが意識できない心の奥底で、そんな風に感じていたからかもしれないと、私は思います。 それと、もうひとつ大切なこと。 candyさんもご存知かもしれませんが、自分を嫌っていると、周りからの愛情が信じられませんし、受け取れません。 人間はどんなに「自分に甘い」と思っている人でも、「世界一、自分自身に厳しい」生き物なんです。 candyさんご自身には感じられないかもしれませんが、ご主人だってcandyさんを素敵だと思ったから、魅力を感じたからこそ、好きになったのでしょうし、やり直したくて仲直りのきっかけを作ってくれたりしたはずです。 「罪悪感」は「自分は悪い人間だ」とか、「許されない罪を犯してしまった」というような、自分自身を責める感情で、人間ならみんな「感じたくない」と思うような、ひどく不快で、辛い感情です。 また、人は「罪悪感」を感じると「罰される」ことを無意識に求めますから、そういう意味でも離婚したいのかもしれません。 >振り返れば、付き合っていたころから旦那は旦那なりに私のためにいろいろと考えてしてくれていたようにも思います。でも、私がいつも自分に自信がなくて、それをきちんと受け取れていなかったようにも思います。試すように離婚したいと言い続けていた私でしたが、今は逆に離婚したいと言われるようにまでなり、それに反対も同意もしておらず、今は一緒にいます。未来の話をしたり仲の良いときもありますが、ほらやっぱり私のことなんか本気で好きじゃないんだ、今も誰かいるんでしょ?と疑心暗鬼になり、信用できずに苦しく、この思考は昔からあるような気がするし、一時的に仲良くなってもまた繰り返す気がしてなりません。 でも、こう書かれていらっしゃるように、今はcandyさんもご主人と同じくらい、「罪悪感」をもっていらっしゃるようですね。 何故って、ご主人の愛情を受け取れなかったのにはそれなりの理由もあったはずですし、ご自分をそこまで嫌ってしまうのにも、きっと辛いことがあったのではないかと私は思うんです。 「問題の陰にはギフト(恩恵)がある」という言葉があるように、candyさんとご主人はお互いを癒し、さらに絆を深めていくために、この問題を必要としたのだと私は思います。 以上、長くなりましたが、この回答が少しでもcandyさんのお役に立てれば幸いです。 本日はご相談、ありがとうございました。 三枝 みき |