ゆーかさん はじめまして。 カウンセラーの近藤あきとしと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。> 全てを自己中心的にしか考えられません。 > 被害者意識も強いです。 勇気を出して打ち明けてくれてありがとうございます。 愛したいのに愛せない、とっても辛いですよね。 ずっと長い間苦しくて仕方なかったのではないでしょうか。。 そしてゆーかさん、いっぱい自分を責めていますよね。 本当はご主人のことをもっと受け入れてあげたいし、解ってあげたいのに 自分の欲求をご主人に押しつけてしまうやり方ばかりになってしまって、 そしてそんな自分がとても嫌で嫌でどうにもならないように思えます。 どうにかしようとすればする程、ゆーかさんが苦しくなってしまうみたいですね。 でもゆーかさんが一番苦しいのは、ご主人を苦しめてしまっていることなのでは ないでしょうか? 本当に愛することが出来ない人は、誰かを愛せないことに苦しんだりはしないものです。 あたりまえのことには人は悩むことはありませんからね。 でも、ご主人を愛せないことに悩み苦しんでいるのは、 「あなたのこともっと愛したいのに愛せていない。」 「解りたいのに解ってあげられない。」 「あなたのこと幸せにしてあげたいのにしてあげられてない。」 「どうしてか素直になろうと思えば思うほど上手に出来ない。」 「こんな私でゴメンね」ってどこかで感じているからかもしれないんですよ。 こんなことを自己中心的でずるい人が感じて苦しんだりすると思われますか? 本来のゆーかさんはとても愛情深く暖かい心を持っている人だと思いますよ。 だからこそ、本来の心で関われないのが辛いのではないでしょうか。 私は本当にずるい人というは、自分がずるいと気付かずにずるいことをしている人 のことだと思います。ゆーかさんがずるい人なら自分のずるさに気づいたり 何とかしたいと思って悩んだりはしないはずなんです。 ゆーかさんが「私は自己中心的でずるい人に違いない」という自己概念を持って いるとしたら、「こんな私はきっと愛されるはずがない」という無価値感が どんどん大きなるので、ゆーかさんが何か良い思いをしようとしたり、 嬉しいことをしようとしたりすると無意識にそれを阻止しようとする自分が 出てくるんです。 ようは幸せになることを選べなくしてしまうんですね。 > ちょっと自分に対する態度が冷たかったからとすぐ傷つき、 > 自分の利になる事しか考えない。 > あらゆる手段を用いて自分のほうを向いてもらおうとします。 > こんな自分はずるい人間だと思います。 この自己概念はゆーかさんが幸せを選べない理由にもなっているのかもしれません。 「私が愛されないのは、私が自己中心的でずるい人だから。 相手がそっぽを向くとまた捨てられると思ってどうしようもなく不安になってしまう」 「誰かにこっちを向いてもらうには無理にでもそうさせないとダメ。だって私のことを 見てくれる人なんて誰もいないから」 心のどこかでそんな思いが渦巻くたびに同じことを繰り返してしまうのかもしれませんね ゆーかさんにお聞きしたいのですが、今までの人生で「自分が自己中心的でずるい人」 だと思わなくてはならなかった機会や体験がありませんでしたか? おそらく当時のゆーかさんにはどうすることも出来ないような状況ではなかったかと 予想されるのですが。 そして本来の自分で生きることを人生のどこかで止めてしまった時代があるのでは ないかと感じました。 そのことが「自分は自己中心的でずるい人」だという自己概念を作っていった要因では ないかと思います。 自己概念というイメージで出来た自分と本来の自分の間にギャップがなければ 問題は無いのですがギャップが大きければ大きいほど、辛どい状況が続いたり 慢性的な問題に悩まされるものなんです。 また当時の関係者に対して自分が不幸でいるのはお前たちのせいだと言いたいが為に 幸せにならないようにしてしまうことも珍しくはありません。 昔ゆーかさんの周りにすごく我慢して犠牲的に生きていた人か、逆にすごくわがままで 周りに負担をかけていた人っていませんでしたか? もしその人(たち)のことを今も嫌って許せていないとしたら、そのことがゆーかさんの 苦しみの一因になっているかもしれません。 この部分にアプローチして癒していくには誰かの助けがないと少し難しいと思われますので、 カウンセリング等で自分と向き合う機会を作ってみると良いと思います。 > 様々なところで自分を責めずに、自分に優しくと書かれています。 > でも、私はそれをすると自分自身が駄目になってしまいます。 「本来の自分」と向き合うこと、それが大事なことだと思います。 自分は自己中心的でずるい人だと思っていて、そんな自分を嫌っている分だけ 自分と向き合うことは怖いかもしれません。しかしイメージの自分と本来の自分が 違うのか、違っているならどれだけ違っているのか、それを見極めてみるために 本気で向き合ってみること。そこから始めてみましょう。 ゆーかさんはご主人へ何も与えられなかったと思っているかもしれませんが、 本当にそうでしょうか?ゆーかさんにとって当たり前すぎて自覚していないことも 実はご主人への貢献になっていたものがありはしなかったでしょうか? それを解っていないとしたら自分を認めることも評価することも出来ないですよね。 自分に優しくすることとは、自分をきちんと認めて評価してあげることです。 本当に何もしてこなかったですか? そして、今のゆーかさんにはご主人にしてあげられることって何も無いのでしょうか? 言い換えると、今のゆーかさんが持っているものでご主人にあげられるものは ないでしょうか?是非じっくり考えてみて下さいね。 ヒントはゆーかさんにとってあって当たり前のものです。 それを当たり前でないとしたら、というように概念を変えていくわけです。 もし出来たら、それがゆーかさんの価値になっていきますからね。 > 自分も相手も嬉しい、そんな幸せな日々を送る為にはどうすれば良いのでしょうか。 私たちは自分の扱い方が、相手への扱い方関わり方に繋がってくると言われています。 今のご主人の態度は、そのままゆーかさんの態度かもしれないと思ってみて下さい。 ご主人の言葉の一つ一つを思い出して、それを全てご自身に置き換えてみて下さいね。 ご主人を見ることもまた、自分と向き合うことになってきます。 ご主人と幸せな日々を送る為には、問題と向き合い乗り越えて行くことが必要だと 思いますが、そこには少なからずゆーかさんが抱えてきた心の痛みともう一度 向き合う場面が出てくると思われます。その時は私たちカウンセラーがお役に立てる はずですので、是非カウンセリングを使ってみて下さいね。 一緒に乗り越えて行きましょう。 ゆーかさんがご主人と2人で与え合う喜びの中で生きていけることを祈っています。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |