相談者名 | happa |
はじめまして。実は、こちらの電話相談を何度か利用している者です。 ここへ来て、たくさんの「気づき」を得ることができました。 まずは、そのことについてお礼申し上げます。 1カ月半前、母を亡くしました。 兄は前夫との間にできた子どもで、母と今の父が一緒になって間もなく、酒乱で生活能力のない前夫から母が兄たちを連れ戻してきたのだそうです。 家はもともと自営の零細工場で、父と母2人、時には数名の職人さんを雇い入れて昼夜の別なく働いて、私たち5人の衣食住を満たしてくれました。それに、私は一人娘だったこともあり、母の愛をほかの兄弟とは違った意味で独占してきたので、なおさら感謝してもしつくせないほどの気持ちがあります。 私が子どもの頃の父はとにかく無口な人でした。 まだ私が小学生のころ、母の入院中に父が知人へ多額の手形を黙って切ったことが引き金になって、私の家はだんだん傾いていきました。 そういう家が暗いさなか、私はなぜか当時いじめにあっていました。最初は「あなたは私たちと何かが違う」というような理由で。そのころ漠然と死にたいと思ったことがあり、近くに建ったマンションの屋上まで行った記憶があります。 長々と思い出話ですみません。 今、私は37歳です。 そのこと以上に今心が痛いのは、兄たちと父が絶縁状態になってしまうのではということと(もともと心のつながりがなかったので)、弟がアルコール依存の道をひた走っていることです。 元来が皮肉屋で、屈折した心理を持つ父は、ますますその度合いを強め、兄たちとの溝を深めています。 皆が皆、初めて暗闇の中を手探りで歩き始めたような感じです。 ただ、父は、この期に及んでもまだ逃げ腰です。 「運命」それが母の口癖でした。 私は今までのように、結局母のひとり決めに従うほかなかったように、これからも起こることをただ傍観する、それだけの役割しかないのでしょうか。 今は子どもとの暮らしで癒されています。 要は気の持ちよう一つなのかなと思います。 長文を最後までお読みいただきありがとうございました。 | |
カウンセラー | 根本理加 |
happaさん、こんばんわ。 根本理加です。 お返事の方、大変お待たせして本当に申し訳ありません。 > はじめまして。実は、こちらの電話相談を何度か利用している者です。 こちらこそありがとうございます。 お母さんの事、残されたご家族のこと、本当に読み進むにつれて happaさんのご家族のカナメの役をされていたお母さんを亡くされたことは、happaさんにとっても、ご家族にとっても、まるで心にぽっかりと穴が開いてしまったような感じではないでしょうか? > 結婚し、子どももできて、表面上自立したつもりでいましたが、精神的な親離れには失敗してしまったのかなと思います。 大人としてきちんと自立をしていても、何歳になっても、私達にとって親の存在というのはそれ程大きいのではないでしょうか? > そのこと以上に今心が痛いのは、兄たちと父が絶縁状態になってしまうのではということと(もともと心のつながりがなかったので)、弟がアルコール依存の道をひた走っていることです。 それを見ているhappaさんは本当に辛いですね・・・。 > 元来が皮肉屋で、屈折した心理を持つ父は、ますますその度合いを強め、兄たちとの溝を深めています。 お父さんはどうしてそうなってしまったんでしょう? > 「運命」それが母の口癖でした。 過酷な状況の中で、お母さんも強くならざるをえなかったんでしょうね。 > 私は今までのように、結局母のひとり決めに従うほかなかったように、これからも起こることをただ傍観する、それだけの役割しかないのでしょうか。 happaさんの家庭自身もあやうい状況なのですか? そうですね。happaさんが変化することは、残された他のご家族にとっても大きなことですよね。今happaさんご家族はまるで船長のいない船に乗って、海を漂っているような感じを受けました。 > 今は子どもとの暮らしで癒されています。 運命については人それぞれ捉え方が違うと思います。 もし、自分の人生を全て起こってくる事まかせにしてしまったとしたら、私達にできることは何もないような気持ちになってしまうと思うんです。 私はここで何が正しくて、何が違うということを言いたいのではないんですね。 > 要は気の持ちよう一つなのかなと思います。 happaさんもお母さんと同じくとっても頑張り屋さんなんですね。 happaさんは本当にお母さんにたくさん感謝されていますよね。 焦らずゆっくりと行きましょうね。 ありがとうございました。 |