相談者名 | ぴ |
現在23歳の文系大学院の1年生で、もうすぐ2年生になります。周りは就職活動中で、具体的に何もせず、やる気もしない自分は取り残されているような気分です。就活のことを聞かれるたびに気分が沈みます。教員の免許を持っていることから、便宜的に採用試験を受けるという答えを用意している状態です。民間の企業に関して職種も業種も興味がなく、バリバリ働くという野心もありません。それでも、採用試験や民間企業への就活を自分なりに進めようと一企業にエントリーしてみましたが、書類の記入や諸試験の締め切りをみると、ストレスになっているようで気分が滅入るばかりです。何がしたいのか、ということが問題なのですが、本心を言えば奨学金を受けながら博士課程に進み研究職につき、興味のある美術の分野に着手したいのですが、勉強、研究が優秀なわけでもなく、美術の分野の仕事もいわば夢の話のようで現実味がまったくありません。教員に関しては興味がないわけでもなく、今の自分にとって一番近い社会への道だと思います。しかし、どれをするにしても全く自分に自信がありません。成績もよくなく、学力も精神力もありません。今まで将来に対して計画的に考えてもこなかった自分を悔やんでいます。できたら早いうちに死にたいと思っていたくらいいい加減でした。逃げです。いつまでも両親のすねをかじっているわけにもいかないのはわかっています。やりたいことをさせてもらってきました。しかし、先ほど述べた私の希望に対しては、了承してくれていて、教員採用試験やその他の採用試験に関しても、やってみたらと応援してくれています。その気遣いが申し訳なく、親のためにも将来をはっきりさせて迷惑をかけたくないと思っています。両親以外の第三者や大学の先生には相談していません。悩むうちにすべてのことに対してやる気がなくなってしまい、いい加減な自分に嫌気がさします。何をするにしても時間がないので悩んでいるより行動しなければいけないのですが。この状態は、インターンシップ先の企業で3ヶ月間、無休に近い形で仕事をした後、学業に復帰した秋から続いています。人間関係でも、企業、学校でいろいろあったので整理できていないのかもしれません。早くまともな生活に戻りたいです。本当に贅沢で、甘ったれた悩みなので口外するのが恥ずかしい限りです。読んでいただき、ありがとうございました。 | |
カウンセラー | 木村祥典 |
ぴさん、はじめまして。木村と申します。 ご相談ありがとうございます。 就職というのは人生の中でも比較的大きなイベントの一つなので、いろいろと迷 興味があること、やってみたいことがあるというのは素晴らしいことだと思いま それは、本当に欲しいものを手に入れようとして失敗してしまった時のことを思 これは、「怖れ」という感情を感じることで、失敗感やハートブレイクや無力感 ということは、ぴさんの心の一部には、これらに関して傷ついてしまったままに その部分のケアをすることで、恐れという感情でブレーキがかかっている『夢』 ご両親以外の第三者や大学の先生には相談していないとのことですが、ぴさんに 極端に言うと、自分の存在自体が迷惑になっていると感じている部分があるよう だけど、それは真実ではありません。 ご両親や大学の先生や友達などにとって、ぴさんの存在が本当に迷惑な存在なの 「いつまでも両親のすねをかじっているわけにはいかない」「やりたいことをさ だけど、まわりの人の愛情ややさしさというのが、ぴさんにとっては負担だっ そんな時には、たくさん出てくる「ごめんなさい」の代わりに「ありがとう」を いい加減で逃げていて甘ったれていて嫌気がさしてしまうような自分が、「あり そうして、まわりの人達がしてくれるのと同じように、自分で自分のことを愛し それができた時には、就職活動に関しても、就職先や進みたい方向性に関しても、 ぴさんの心が一番納得するものを選んで、『夢』を実現していただきたいと思い ご相談ありがとうございました。 |