相談者名 | SK |
現在、23歳です。先月、新卒で入社した会社を退職しました。それから一ヶ月は、就職活動をしているのですが、いざ面接になると急にやる気がなくなって止めてしまい、いまだ前に進めません。最近は、疲れてきて、なげやりな気分になることが多くなりました。すぐ気分がかわり目標が定まらないのは、自己分析に問題があるのだと思い、ハローワークの相談員の方に手伝ってもらいながら、考えています。それでも明確な答えがでずに経済的な側面から焦りがでてきてやがて、疲れてしまうという状況です。大学では、美術を専攻してとても夢中でやっていたのですが、二年生の中頃から、急に行きずまってしまいといても不安定な時期が続きました。いったん美術からはなれて、なんとか元気をとりもどしていたのですが、以前味わっていた充実感のない日々につれに焦燥感がありました。就職活動は、マスコミ(広告)で行い会社は、印刷会社のデザイナーに決まりました。しかし、スキルがないので、この業界でがんばるにはまた一からの努力がどうしても必要です。それが面倒に思えて、退職を気にもっと今までのスキルで無理なく始められる仕事を探してもいますが、それでも就職するには、それなりのその会社/仕事への動機が必要だと考えてしまい、前に進めない日が続いています。本心は、また、情熱を傾けられる仕事に一から邁進してい気持ちがあるのですが、また同じ失敗を繰りかえそうで、踏ん切りがつきません。こおいったスタンス自体に問題がある気がして、悩んでいるうちに色々なことがどうでもよくなってきてしまいます。どうか、健全な精神状態になれるアドバイスを下さい。 | |
カウンセラー | 木村祥典(退会) |
SKさん、はじめまして。木村と申します。 ご相談ありがとうございます。 ご相談内容を拝見して、SKさんの内面でくすぶる情熱の炎を感じました。 このご相談をいただくまでにも、たくさん自己分析というのをやってこられたと思いますが、仕事や職業といった枠を外して改めて確認してみていただきたい ”これがしたい!” という、SKさんにとっての”燃料”になるものです。 学生時代は美術という燃料があったために、情熱の炎は燃え上がることができていましたよね。 就職後も同じように、会社/仕事への情熱に水を掛けてしまい、会社から離れることでその炎が消えないように守ったようですね。 その、情熱の炎を決して絶やしてしまわないように守り続けるSKさんは、ほんとに素晴らしいと思います。これからも守り続けていただきたいなと思います。 ここで一つお聞きしたいなと思うことがあるのですが、SKさんにとっての”水”になるものは何なんでしょうか? 情熱の炎を絶やしてしまわないように守りながらも、同時に、情熱の炎が燃え上がらないように水を掛けて、炎の大きさを調整しているような感じがします。 SKさんは、『退職を機にもっと今までのスキルで無理なく始められる仕事を探している』と書いてくださいましたが、どこかで自分の限界というのを感じて この”自分の限界”というのが、先ほどの、”情熱の炎が燃え上がらないように水を掛けて、炎の大きさを調整”なのではないでしょうか? その炎が燃え上がっている時には、スキルが有っても無くても、ゼロからの努力が必要だったとしても、それらが問題にならなかったり、気にならなかった SKさんは、”そこそこの情熱”でする”そこそこの仕事”で”そこそこの満足”を得て納得できる、”そこそこの男”ではないと、僕は思います。 ご相談ありがとうございました。 |