頑張って資格を取って就職までしたのにやる気がなくなってしまった

仕事にも恋にも行き場を失ってしまってしまったような感じですね。
ほんとに何もかもうまく行かなくて、どうしていいのか分からずに、自分にも嫌気が差して死んだほうがマシかも、と感じられるところかもしれません。

人生の中ではそういう場面に出会うことが１度くらいはあるものです。
そして、僕たちはそんな壁にぶつかった方とお話をさせていただくことが多いのですが、それは大きく人生をステップアップさせる時期に当たっていることが分かってきました。

まるで人生のリセットボタンがあるのならば、押したい気持ちになってしまうかと思うのですが、それが実はチャンスなんです。
すなわち、まあさんにはちょうど自分の生き方を変えていく時期に来ているようです。
多くの方が２０代の後半から３０代の前半に一度、こころを通られます。
もちろん、僕も通ってきました。

そこで諦めて妥協してしまうと、本当に人生を死んだような、つまらないものにしてしまいますが、ここでその変化を求めていこうとすると、オセロの黒がパタパタと白く変わっていくように人生が回り始めます。
もちろん、少々の時間を必要としますけどね。

ただ、そのプロセスは今までの自分の生き方を根本的に見直していくことになるので、過去の痛みや今の自分の不自然さと向き合っていく必要があるんです。
例えばあるお客さまは、自分の無価値感を埋めるために資格マニアになり、僕と出会った頃には中小企業診断士や社会保険労務士から英検に到るまで様々な資格をとりつづけていました。
でも、その資格が自分の人生を幸せにしてくれるわけではなく、資格をとるためだけに勉強し、お金を使い、何の目的を持ってそんなことしているのかが分からなくなってしまっていたんです。
そんな彼女がカウンセリングの中で見つけた答えは「普通の主婦になって、幸せな家庭を作りたい」というものでした。彼女は家庭環境が原因で、幸せは家の中には無い、と強く思い込んでいたみたいです。
でも、その部分がほぐれて自分の本当の気持ちに素直になったとき、彼女はその答えを自分で導き出されました。
彼女はカウンセリングを続けていくうちに知り合った彼と結婚し、幸せに暮らしているそうです。
その資格は役に立たなかったのか？というと案外そんなこともなくて、ご主人の仕事を助けたり、近所の人たちの良き相談役になっているようで、彼女自身、とても生き生きとされています。

> 私は会社を辞め、資格をとるために専門学校に通い、長い年月をかけてその資格を取得しました。

とっても頑張ったのではないでしょうか？
長い年月を必要とする資格を根気良く取るのは難しいものですね。

まあさんご自身はどんな目的でその資格に惹かれ、取得されたのでしょうか？

> 期限付きの契約社員という形ですが、その資格を行かせる職場につくことができたのですが、働きはじめて自分に合っているのかどうか疑問に思うことがあり、今契約期間初旬ですが辞めようかどうしようか迷っています。せっかく苦労をして、資格をとったのに、ここで辞めるのはバカみたいですが、毎朝吐きそうになるほど仕事に行くのがイヤです。

本当に辛そうですね。
その職場が合わないのでしょうか？
それとも仕事自体にも疑問を感じるようになってしまったんでしょうか？

念願叶って、高いお金を使って、と思えば思うほど、惨めになり、自己嫌悪をしてしまうのではないでしょうか？

まあさんにとって、その資格は本当に必要なものだったのでしょうか。
それとも、資格をもつことに何かの意味を感じられていたのでしょうか。
もし、前者だったとしたら、きっと別の形でそれを生かす場があるのかもしれません。
いや、実際人生に無駄なことってほんとにないんですけどね。

もし後者だとしたら、その資格を通じてまあさんが得たかったものは何だったのでしょうか？
自信だったり、優越感だったり、人それぞれ資格に持つイメージは違うものですね。

> 私はもう30歳になります。しかも独身です。いつまで人生に迷っているのかと、途方にくれます。もう生きていくのがイヤで、最近は無気力になり、職場でもまわりからは変な目で見られます。もう生きていく自信がありません。

それも無理ないのかもしれませんね。
焦りや惨めさで、いつもいつも自分をふがいなく、情けなく思ってしまうのかもしれません。

生きていく自信が無くなってしまったとしたら、今はそれが必要なのかもしれません。
例えば、自立して頑張って頑張って生きてくると、あるときパタッと気力が萎えてしまい、何もする気が無くなってしまうことがあります。
それを自分が精神的におかしくなってしまったんじゃないか？って感じてしまうものだけど、実際は心が休息を求めているメッセージであることも多いんですね。
それが証拠にその状態で無理やり頑張り続けると大抵肉体的な病気になってしまうものです。
胃に穴をあけてしまったり、慢性的な腸炎になってしまったり、自律神経失調症のようになったり。

だから、まあさんにとって今の時期は自分を振り返り、必要ならば少し休息を与えてあげるのがいいのかもしれません。
「まだまだ頑張らなきゃ」「自分はまだ未熟な人間だ」と思うのならば、なおさら、ほっと一息入れる必要があるでしょう。
そうして、自分の心に知らず知らずのうちに溜まってしまった疲れを取り去っていきましょう。
長期の旅行に行くのもいいし、集中的にカウンセリングに通うも良し、前から興味のあったことを始めてもいいし（多分、今はそんな気にはなれないだろうけど）。

> プライベートでは、仕事がしたいと一度は彼に別れを告げたものの、その後またよりを戻したいと切望しています。彼がいないと心が安心できないことに気がついたのです。しかし彼は受け入れてくれず、そっちの方でもかなりまいっています。

ほんとに行き場がなくなってしまったようですね。
失って初めて分かるものがあるとはいえ、それが取り返しのつかないものだとしたら、悔やんでも悔やんでも満たされませんね。

まあさん自身、どうしてそんなに仕事に夢中になってしまったんでしょうか？
高い授業料を早く取り戻そうと頑張りすぎてしまったんでしょうか。
それとも、彼氏との間でいざこざが絶えなかったんでしょうか。

今のまあさんは疲れていらっしゃるような感じをとても受けます。
そして、優しく安心して頼れる場所を本当に求めていらっしゃるような感じですね。

しばらく生活が変えられないとしたら、意識的に何度も深呼吸したり、何も考えずにベッドやソファに横になる時間を作り出してみてください。
お風呂にじっくり浸かるのもいいし、休日に近くの温泉や自然に触れられるところに出掛けてみてもいいです（疲れて家の中で休みたいときこそ、オススメです）。
それから、自分へのご褒美を今だからこそ与えてあげてみてください。
頑張った自分へのご褒美。
そんな自分へは何が相応しいでしょう？

そうして、少しずつ自分の心のケアを始めてみませんか？

今の無気力感や人生に希望をもてない状況は、変えていくことができます。
諦めないで下さいね。
でも、まあさんは頑張っちゃダメですよ。

自然に楽に生き生きと出来ますよう、僕も応援しています。

ありがとうございました。