将来に不安を感じてしまう

相談者名
かえ
はじめまして、こんにちは。かえと申します。
インターネットで探して辿り着きました。よろしくお願いします。私は今大学の4年生で就職は決まってません。
ついこの間大学に入学したと思ったら、もう来年卒業です。
時が経つのが早くて戸惑っています。

今年初めに祖父が亡くなったこともあり自分の将来や死について考えるようになりました。
周りの人間も年を取って、自分も年を取って、いずれは死ぬ。
当たり前の事ですが考えては不安になります。
頭の中でいぱっいになって涙が出てきます。
何故、時間は流れるのだろう?死ぬとはどういうことなのだろう?
答えが出ないとわかっていても考えてしまいます。
大学のカウンセリングに出向いた方が良いのでしょうか?
どうか、アドバイスをよろしくお願いします。

カウンセラー
源河はるみ
かえさん、こんにちは。
ご相談ありがとうございます。源河です。> 私は今大学の4年生で就職は決まってません。
> ついこの間大学に入学したと思ったら、もう来年卒業です。
> 時が経つのが早くて戸惑っています。

先行きへの不安を抱えているんですね。
「私はいったい、どうなっていくんだろう・・・?」という、漠然としたもののような感じですね。

> 今年初めに祖父が亡くなったこともあり自分の将来や死について考えるようになりました。

お祖父さんは、かえさんにとって大きな存在だったんでしょうか?
人の死を目の当りにすると、

> 周りの人間も年を取って、自分も年を取って、いずれは死ぬ。
> 当たり前の事ですが考えては不安になります。

こう考えても不思議ではありませんね。
だって、私たちは死ぬのが怖いですもの。

> 頭の中でいぱっいになって涙が出てきます。
> 何故、時間は流れるのだろう?死ぬとはどういうことなのだろう?
> 答えが出ないとわかっていても考えてしまいます。

もしかしたら、かえさんの心の中には、
お祖父さんが亡くなったことへの悲しみが、まだたくさん詰まっているのかもしれません。
「死」は、完了を意味します。
かえさんの心の中で、そして人生の中で、未完了になっている感情や気持ちが、
お祖父さんに触発されて、溢れ出しているのかもしれませんね。
でもそれは、新しくイキイキと一歩を踏み出すために、心が生まれ変わろうとしているんですよ。

かえさんは、なにか”やり残した”ことがあるような気がしているんじゃないでしょうか?

> 大学のカウンセリングに出向いた方が良いのでしょうか?

会話を通じて発見できることは、たくさんあります。
私たちは、自分の気持ちや感じている事を表現していくことで、
はじめて気付いたり、知ったりすることが可能になるんですね。
必要だと感じたら、受けてみるのもいいと思いますよ。

もしよかったら、心の中に漠然としている気持ちを整理してみましょう。
今、どんなことを思ったり感じたりしているのか、よかったら聞かせてくださいね。

相談者名
かえ
はじめまして、源河さん。
答えていただいて、ありがとうございます。> 先行きへの不安を抱えているんですね。
そうですね。近い将来自分がどうなっていくのか…わからない部分が多くて不安です。

> お祖父さんは、かえさんにとって大きな存在だったんでしょうか?
一緒に暮らしていた大切な家族の一人でした。

> 人の死を目の当りにすると、
>>周りの人間も年を取って、自分も年を取って、いずれは死ぬ。
>>当たり前の事ですが考えては不安になります。
> こう考えても不思議ではありませんね。
> だって、私たちは死ぬのが怖いですもの。
私は今死ぬのが怖くてたまりません。
でも、普段他の人はその事を忘れて生活しているように見えます。
私は気が付いたらこの体で生きていて、でも最後には死が待っていて…
たくさんの疑問でいっぱいです。
こんな事を考えて不安を抱えているのは自分だけじゃないのか、と考えてしまいます。

> もしかしたら、かえさんの心の中には、
> お祖父さんが亡くなったことへの悲しみが、まだたくさん詰まっているのかもしれません。
祖父が亡くなってからは就職活動などで本当に忙しい日々でした。
亡くなったとき、ショックだったし本当に悲しかった。
けれども、忙しさに紛れていたのかもしれません。
急に自分だけの時間ができて悲しみが出てきたのでしょうか?

> 「死」は、完了を意味します。
「完了」ですか…。今の私には少し難しい言葉であるような気がします。

> かえさんの心の中で、そして人生の中で、未完了になっている感情や気持ちが、
> お祖父さんに触発されて、溢れ出しているのかもしれませんね。
> でもそれは、新しくイキイキと一歩を踏み出すために、心が生まれ変わろうとしているんですよ。
それは、この不安や悩みがこれからの人生を素敵なものにするためのステップということなのでしょうか?
だとしたら、乗り越えていきたいですね。

> かえさんは、なにか”やり残した”ことがあるような気がしているんじゃないでしょうか?
”やり残した”ことと言ってもすぐには思いつかないですね。
ただ、よく後悔したりします。
過ぎた事は変えられないという事がわかっていても、あの時あのようにすれば良かった…と思いがちです。

>>大学のカウンセリングに出向いた方が良いのでしょうか?
> 会話を通じて発見できることは、たくさんあります。
> 私たちは、自分の気持ちや感じている事を表現していくことで、
> はじめて気付いたり、知ったりすることが可能になるんですね。
> 必要だと感じたら、受けてみるのもいいと思いますよ。
一人で考えているのはつらい面もあるのでカウンセリングを受けてみることにしました。
カウンセリングを受ける上で注意する事などありますか?

> もしよかったら、心の中に漠然としている気持ちを整理してみましょう。
> 今、どんなことを思ったり感じたりしているのか、よかったら聞かせてくださいね。
はい、長くなるかもしれませんが書いていきたいと思います。

最近、一日一日時間が経つのが早くて不安です。
時計が一回りするたび、もう一日が経ってしまったんだなと思います。
こうやって年月が過ぎていくのかなと考えてしまいます。
一年前、半年前、確実に祖父は生きていました。でも、今はいません。
話している言葉も次の瞬間過去のものになって、歩いていても一歩前の私はもうそこにはいません。
今、こうしている間にも一生を終えた人やこれから始まる人もいるんですよね。
時間が経つことは、新たに生まれたり成長することだけど、逆に色々なものが無くなっていく…
時がよどみなく流れることは昔から知っていたのに、今になってこんなにも不安になっています。
ちょっとした夢とか無いわけではないのですが、不安に負けてしまっているんです。

長くなってしまいましたが、答えて下さると嬉しく思います。

カウンセラー
源河はるみ
こんばんは、かえさん。
大変お待たせして申し訳ありません。> そうですね。近い将来自分がどうなっていくのか…わからない部分が多くて不安です。

大切なご家族を亡くされて、その「わからない」という不安が、
大きく膨らんでしまったんですね。
無理もありません。
それはちょうど、答えはわかっているのに、解き方がわからない問題を突きつけられているような感覚だからです。
「死ぬのに、生きるって・・・どうやって?」という。

これからどうなっていくのか計ることはできません。
でも、不安になるときというのは、その未知の部分を目の前にして、
”動いていない時”に感じるものなんですね。
そして今ある物差しで、未来を計ろうとするときに、出てくるものです。

> 私は今死ぬのが怖くてたまりません。

> こんな事を考えて不安を抱えているのは自分だけじゃないのか、と考えてしまいます。

いいえ、みなさん悩まれますよ。
かえさんにとっての「死」というのは、今のところ未知のものですよね。
でも、心というのは、なんでも名前や法則を付けたがるところがあって、
”未来への不安”=”死”という風に、その不安を解消しようとして、
先に答えを一生懸命導き出そうと、その場で「考えてしまう」んです。
でも、考えてもその答えは出ないんですね。
そこから、一歩踏み出さなければ、見えてこないんです。

> けれども、忙しさに紛れていたのかもしれません。
> 急に自分だけの時間ができて悲しみが出てきたのでしょうか?

そうかもしれませんね。
かえさんの心の中には、かえさんも意識していないところに、
たくさんの感情が、お祖父さんに対する悲しみと一緒に眠っているのかもしれません。

こんなときには、お祖父さんが「生きてきた意味」を見つけ出してみましょう。
その人生には、たくさんの喜びや楽しみがあったはずです。
そして、忙しくしていたかえさん自身にも、そうしてきた意味はあるはずなんです。

> それは、この不安や悩みがこれからの人生を素敵なものにするためのステップということなのでしょうか?
> だとしたら、乗り越えていきたいですね。

乗り越えていきましょう。
その不安を持ちながら、その場から一歩踏み出す事ができたとき、
かえさんは、自分に自信をもつことができますよ。

> ただ、よく後悔したりします。
> 過ぎた事は変えられないという事がわかっていても、あの時あのようにすれば良かった…と思いがちです。

それでいいんです。
ああすればよかった、と思った事をするチャンスは、必ず未来にあるからです。

> 一人で考えているのはつらい面もあるのでカウンセリングを受けてみることにしました。
> カウンセリングを受ける上で注意する事などありますか?

自分の中の、悪いところを見つけ出して治そうとするより、
内面を見つめる作業の中で、自分の中にある可能性や、いいところを見つけ出してみよう、
という気持ちをもたれるといいと思いますよ。

> こうやって年月が過ぎていくのかなと考えてしまいます。

> 時間が経つことは、新たに生まれたり成長することだけど、逆に色々なものが無くなっていく…

自分自身の人生を「生きていない」ときに、私たちはまるで時間軸から離れて、
世界を見つめているような感覚をもってしまいます。
そして、頭だけが考えてしまうことが続いてしまうんですね。
かえさんが、今”何を感じているのか?”を見つめてみましょう。
退屈ではありませんか?

> ちょっとした夢とか無いわけではないのですが、不安に負けてしまっているんです。

「あぁ、私は今不安なんだな~」と心が感じている事を認めてあげることで、
じゃあ、どうすれば安心できるのかを、見つけ出していく事は可能になります。
その夢を育ててください。
誰も、自分のことを見てくれていないんだ・・・と思ってしまうと、
どうでもよくなってしまいますよね。
でも、かえさんがお祖父さんを大切に想っていたように、
かえさんを大切に想っている人も必ずいます。
不安なときは、不安でもいいんです。
ただ、そこから動き出そうという意欲をもつことを諦めないで下さいね。
応援しています。

 

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