弱さ

相談者名
あゆみ
はじめまして。
いつも拝見しています
よろしくお願いします。

私は弱みを見せられない病に掛かっています。
思春期の頃に父親が家にあまりおらず、母親ともケンカが絶えず母親は店番をし姉と兄もそれぞれ不良だったり引きこもりでした。

両親に迷惑を掛けてはいけないと思ったからでしょうか、あまり自分のことを話す機会がなかったし悩みを打ち明けようとしても拒絶をされたり姉には人格…というか『いい子』でいる私が気に入らなかったのか否定などもされていました。
『理解されないならもう話したくない、面倒くさい』と思い自分で考え解決することが多くなりました。

今21歳なのですが
『自分のことを話さない、秘密主義すぎる』と言われまたその言葉にもムカついたんですが話さない原因を考えないのかなと疑問や怒りを感じました。

友人にも弱さや全てを話せる存在がいません。
身内ならなおさら。

プライドからなのか
弱さを見せると自分の存在が無くなってしまいそうな感覚があります。
人前で泣くことも恥ずかしさや恐怖さえあります。

夜一人でこっそり
泣ける自分がいるのが救いです。だって一人ですらも泣けなかった時期があったから…。

弱さを見せるのが怖いなんて馬鹿らしいですよね。
普通の人なら簡単なことなのに。

思春期の頃は何もしていないのに笑われたりされてたから余計に構えてしまうのかもしれません。

そんな状況の中でよく色んなこと乗り越えたなぁて自分でも感心するんですが(笑)、その分我が強くなったり自分の思想を曲げなかったり。
ある意味で感謝をしているんだけど(笑)

ただ
この先弱さを見せられないのは少し損かなぁと思います。
何か良いアドバイスがあれば幸いです。

カウンセラー
土肥幸司
あゆみさん、こんにちは!
土肥と申します。
ご相談ありがとうございます。

弱みを見せられない。それはとても辛いことですよね。
弱さを見せられないということは、いつも強くなくてはいけない...ということですもんね。
それは大変なことだし、いつかしんどくなってしまうと思うのです。

今21歳という事ですが、そろそろ「ひとりで頑張ること」に限界が来たのかもしれませんね。

> 思春期の頃に父親が家にあまりおらず、母親ともケンカが絶えず母親は店番をし姉と兄もそれぞれ不良だったり引きこもりでした。

今まで、ずっとひとりで頑張ってきたのですね。
そして何とか持ちこたえて来れたのかもしれません。

でも 「ひとりでやるには、もうそろそろ限界に近づいて来ている」
そのことにあゆみさんは気付いたのだと思います。

そして「もう心が折れそうだ」
そう思ったから、あゆみさんはこの無料相談コーナーにメッセージをくれたのかもしれません。
今まで人に頼ってこなかったあゆみさんにとって、それはとても勇気のいることだったと思います。

でも、その「相談コーナーに申し込んでみたこと」

まずはそのことが「人に弱さを見せる第一歩」だったと思います。
私は相談することは弱さではないと思いますが、
その頼ることがあゆみさんが今、ほしいもの
「自分の弱さを見せること」への最初のステップだと思うのです。

あゆみさんが思春期の頃、家族の誰にも頼れなかったのですね。
と同時に家族のみんなも誰にも頼れなかったのだと思います。
頼ることを知らなかったのだと思います。

家族みんな「自分が頑張らないと!」「迷惑かけちゃいけない」
そう思い歯を食いしばって頑張っていたのだと思います。

家族みんなが、とても辛かったと思います。

でも裏を返せばそこに家族の方の「優しさ」が隠れています。
みんなが「家族に迷惑をかけちゃいけない」「自分が頑張ればいい」

そこに家族の方の「優しさ」があると思います。
そしてその「優しさ」はあゆみさんの中にもたくさんありますよね。

>あまり自分のことを話す機会がなかったし悩みを打ち明けようとしても拒絶をされたり姉には人格…というか『いい子』でいる私が気に入らなかったのか否定などもされていました。

意を決して相談したのに拒絶された。ましてや人格まで否定されたら傷つきますよね。

「もう二度と相談なんかしない」
そう思って当然だと思います。

でもお姉さんも本当は誰かに悩みを打ち明けたかったのかもしれませんね。
でも誰にも相談できない。いや、相談しちゃいけない。
そうやって歯を食いしばって頑張って耐えていた。
そしてお姉さんにとって頼ることはタブーになっていったのだと思います。

人と言うのは自分が禁止していることを目の前でされるとイライラします。
だからお姉さんは勇気を出して弱さを見せたあゆみさんを否定してしまったのかもしれません。
あゆみさんが悪かったわけでは全然ないのです。
でも、その頃のお姉さんにとっては、そのあゆみさんの気持ちを汲み取れるほどの余力はなかったと思います。

> 『自分のことを話さない、秘密主義すぎる』と言われまたその言葉にもムカついたんですが話さない原因を考えないのかなと疑問や怒りを感じました。
> 友人にも弱さや全てを話せる存在がいません。
> 身内ならなおさら。

そうですよね。
頼ること、弱音を吐くことは悪いことだと教わってきたあゆみさんが誰かに頼ること
自分の気持ちを素直に話すことに抵抗を持つことは当たり前だと思います。

無理に話さなくてもいいですよ(^^;
無理に話して自己嫌悪に陥るようなら、話さなくてもいいと思います。

でもね。
こんな風に想像してほしいのです。
あゆみさんにとても大好きな人が出来て(今いるかもしれませんが)
その彼や友人が、いつもひとりで何でも解決する人だったらどうでしょうか?

人と言うのは、どこかで「誰かの役に立ちたい」「力になりたい」
そう思っているところがあります。人は本来、優しいのですよね。

あゆみさんが彼に「力になれることがあったら何か伝えてね」と言う言葉をかけたときに
彼に「いいよ!自分でやるから」と君に弱みは見せないよというモードで言われたら
悲しいと思いませんか?

もちろんお節介な人も中にはいますが
それでもあゆみさんに「秘密主義すぎる」と言う方の心の中には
あゆみさんのことをもっと知りたい!
もっと助けたい!そんな心理が隠されています。

> 夜一人でこっそり
> 泣ける自分がいるのが救いです。だって一人ですらも泣けなかった時期があったから…。
>
> 弱さを見せるのが怖いなんて馬鹿らしいですよね。

馬鹿らしくなんてないですよ。
あゆみさんは今まで弱さを見せずに頑張ってきました。
それを出すことは、とっても怖いことですよね。

でも夜一人でこっそり泣いているあゆみさんを誰かに見せてあげられたとしたら
逆にあゆみさんは『自分自身の存在価値』に気付けると思います。

誰彼(だれかれ)構わず弱みを見せることはないと思います。
まずはひとり「夜一人でこっそりと泣いているあゆみさん」を見せてみませんか?
それはあゆみさんが今の時点で一番信頼できる人でいいと思います。

もしもカウンセリング等を受けたことがなかったとしたら
私達のカウンセリングも使ってみてくださいね。
カウンセラーは人の話を聴くことには慣れていますし、あゆみさんのお話を聴きたいと思っています。

そこで弱さを見せることは悪いことではないのだ...ということに気付いて頂きたいのです。
自分の弱さを心から受け入れて心をオープンにした時
人は「このままでいいんだ」...と思えます。

弱さを見せるから...人間らしいのです。
弱さを見せるから...近付けることがあります。
弱さを見せるから...私と一緒だと思えます^^
弱さを見せるから...それを受け入れてもらえたとき、自分は自分でいいと思えます。

今、あゆみさんの周りにいる人達は思春期の頃にあゆみさんの周りにいた人達とは違いますし
あゆみさん自身も、あの頃とは違うと思います。

弱さを見せても傷つくことばかりではないと思いますよ。
繋がれることもたくさんあると思います。

> そんな状況の中でよく色んなこと乗り越えたなぁて自分でも感心するんですが(笑)、その分我が強くなったり自分の思想を曲げなかったり。
> ある意味で感謝をしているんだけど(笑)

辛くてもいろんなことを乗り越えてきたのですね。
そして自分自身の考えを持つようになれた。それは素晴らしいことだと思います。

でもそこに「弱さを見せられるあゆみさん」「人を頼りにできるあゆみさん」が加われば
もっともっと最強になれるし人生を楽しく生きられるようになると思います。

いつかお話ができたらいいな...と思っています。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中