フルムーンさん、こんにちは。 田村ともうします。 よろしくお願いいたします。パートナーとしては、彼の気持ち、もっと深くしりたいですよね。 >私は基本的に、「~して欲しいなぁ」と好きな人に言われたら、 >「うんうん。」と嬉しくなり、要求された事以上に「お返し」をしたくなります。 >もっともっと好かれたいからだと思います。 もっともっと好かれたいって思えるのは楽しいですよね。 >で、私の彼の場合なのですが、 >私が「~してほしいなぁ」と言う又は、思っただけで(それを感知しただけで) >私が望んでない事をしたり、言ったりします。 >もちろん、したくない事を無理にして欲しいとは思わないし、素直に言ってくれる >のは嬉しいし…と、あまり気にしてこなかったのですが、時々 >彼は「本当はそうしてあげたい」と思っていた時にまで、 >私が要求サインを出すと出来なくなっているのではないか? >と思うのです。 >これがまず、一つ目の「?」です。 まず、一つ目の「?」についてですが。 僕が感じたのは、彼が「要求にこたえたくない」というよりは、 「彼に満たしてもらっている感じがしない」と言うのがフルムーンさんの中に あるかもしれないと思うのですが、どうでしょうか? >もう一つは、 >彼が相手の要求をおもいきり引き受ける事もある。という事です。 >人によってなのですが。 >無理難題であればあるほど「よっしゃテンションあがってきた」と言って >引き受けます。友達の夜中の呼び出しや、唐突な要求、他の人ならそこまで >しないでしょう?ということなら、なおさら相手の要求に応えようとします。 > >私は私の心の「やり方」と照らし合わせると、素晴らしく落ち込んでしまうので、 >(そうすると、私よりもその人達のほうが好き…となってしまうからです。) >「彼は私と違うのね」と自分に言い聞かせてますが…。 >なんでだろう?と思うのです。 ご相談を読ませていただいた限りでは、彼の中に、本当はすごく、 「誰かに助けてほしい~」とか、 「僕の無理難題をだれか面倒みてくれ~」 という欲求がいっぱいあるんだろうなぁという感じがしました。 ところが、彼も含めて、男性は、そういった部分で素直に表現ができない ということがままありますから、その欲求を外の世界に投影し、 「助けたい」 という風に切り替わることがしばしばあるようです。 誰かを助けることで、自分の中の欲求を満たそうとするわけです。 ですから、 >・彼は人に相談を持ちかけられると、相手が「聞いてほしい」と思っていたとしても、 > その問題の「解決方法」のみを相手がへこもうが泣こうが延々と叩きつける。 >(私はずっと、これを肯定し、彼は優しいだけだと思っていました…(本人も)。 > 人が言いにくい事も言ってあげられる人なんだと…でも…?) > >・「いつも誰にも頼ってないわっ」て人に対しては小さい要求も受ける。 >(そういう人は要求をする時、心では頼ってないからなのかな?というか、 > 私が要求をする時はいつも心から頼っていて…つまり要求するのが下手又は甘え下手 > なのかな?) が、彼の中の「助けたい」という願望のあらわれかもしれません。 「誰にも頼られない」人の痛みがわかる方ということでしょうね。 人に押し付けがましくなってしまう部分があるところも、それがきっと、彼なりの 最善の解決方法だからこそなのでしょうね。 ただ、一つ感じるのは、彼にとって、 「俺は誰かに優しくされたことがない」 と感じてしまっている部分があるかもしれないと言うことです。 だから、「優しくする」ってどうすればいいのか? とか、「相談に乗ってあげる」ってどうすればいいのか? という研究を、つねにしつづけている人なのかもしれません。 多分、その研究には多大なエネルギーを消費することになっていると 思いますから、(本当は自分が助けてほしいわけですから)彼の中の疲れは ますますたまっていく一方になるかもしれません。 >・例えば、私が慰めて欲しい時、「ちょっとでいいから抱きしめていて欲しい」というと、 > 5秒くらいそうしたあとで、「もう満足?」と打ち切ってしまう。 >(例えば、「泣きたいだけ泣いていいよ」というような事を私は求めてしまっているので > しょう。でも…彼には出来ないのかな?) >・クリスマスに一緒にいたいなっ…とか、どこか行きたいな二人で…と思っただけで、 > 二人ではなく他の人も一緒にいたり、「クリスマス嫌い」と言ったりする。 >(彼はロマンチックな事もクリスマス等も好きだったりします。…なんで?) フルムーンさんの欲求を感知したとき、もっとも優しくしてあげたいあなたに対して、 どうふるまったらいいかわからなくなって、混乱して思ってもいないことを口走る という結果になるのかもしれません。 一般論ですが、多くの男性は、小さいころから 「男の子は泣いちゃだめ!」とか、 「男の子は強くなくちゃだめ」と言う風に育てられるのが一般的ですから、 自分の中の女性的な部分、たとえば 「ああ、このお花はきれいだなぁ」 とか、 「ロマンチック~」 とかいったような感覚があるということを、あまり認めたくありません。 そうすると自分の女性的な部分は余り感じずに大きくなりますから、 女性をどう扱うかと言うところでは、研究がおろそかになってしまいます。 ですから、女性が喜ぶことってなに?と言われると、 「う~ん、わからん」となってしまうわけです。 もちろん、彼にとってより近しい存在であるパートナーであるフルムーンさんと一緒に いるとき、「優しくしてあげたい」気持ちがさらに強くなることでしょう。 >・私が何も要求してない時には、「二人でどこ行きたい?」「何が欲しい?」 > と聞いてきたり、私がビックリするほど家の手伝いをしてくれたり、がんばったことを > 褒めたり、抱きしめてくれたり…驚きます。 というのもそのためかもしれません。 >(私は…これをされてる時、私がその時要求をしてない事なので、要求をしている時に > してくれたら何倍嬉しいかわからない…なんて考えてしまいます。 > そして、私は何も要求をしない事がいいのか?…でも、好きなんだから「こうしたい」 > とかって無くならない…どうすれば…?と悩んでしまいます。) このあたりが、一つ目の「?」につながってくると思いますが、 フルムーンさんがこう感じる部分で、もっとも効果的かなと感じるのは、 「彼に女性の扱い方を教えてあげる」 という方法はどうでしょう? もちろん、彼に直接レクチャーすることはできませんが、 彼が「俺は優しくされたことがない」と思えばおもう度合いだけ、 「優しくされたい、特にパートナーの彼女には」と感じていると思います。 彼が抱きしめてくれたり、家の手伝いを頑張ってくれるのは、本当は彼が、 内面的にそうしてほしいという裏返しでもあります。 だから、あなたが彼の欲求を拾ってあげて、彼を大事に扱ってあげる度合いだけ、 彼もまた、あなたの期待にこたえてくれるようになってくるかと思います。 根本は多大な才能の持ち主ですから、彼のカウンセリングを受けておられる のでしたら、ぜひ、彼の力も借りて、そのあたりをご研究なされると、 彼ともっともっとラブラブになってしまうかもしれませんね!? では、ご相談ありがとうございました。 田村 厚志 |