DVについて

相談者名
さくら
4月1日に車の中でこれからどこに行く?と言う話で目的地の希望の違いから、ささいな口論により、彼女に顔を殴るという暴力をしてしまいました。
今までにもお酒を飲んだ席で口論になり、火のついたタバコを投げるという行為をしたこともあります。
彼女とは今も付き合っておりますが、今後が不安であるということで、今回相談させていただくことにしました。
今までほかの女の子とお付き合いしたことも何度もありますが、女性に手をあげたことは一度もなく、自分がそのようなことをすることにもショックをうけています。
ただ自分自身の性格は喜怒哀楽が激しく、とても感情的になってしまう性格であったことは確かであったと思います。
自分自身今後は彼女にたいし、暴力は一切振るわないと心に決めていますが、月日が経ってまた同じようなことを起こしてしまうのではないかと不安です。
家族構成は末っ子で異母兄妹の兄と姉がいます。
小学校から高校まで野球をしておりました。
大学を出たあと営業職を経験し、飲食店の店長を4年半、現在は彼女と一緒に店を開業するため、毎日準備をしております。
今後自分はどのように改善していけばいいのか、なにか具体的に良い方法を教えてください。
宜しくお願いいたします。
カウンセラー
土肥幸司
さくらさん、こんにちは!土肥(どひ)幸司です。
よろしくお願いします。

まずは、勇気を振り絞ってこうやってご相談頂いたこと、ありがとうございます。
大切な彼女を殴ってしまう。暴力をしてしまう。そのことをこうやって伝えていただくことって勇気がいったのではないかと思います。
でもさくらさんは相談をしてくれました。

まずはその気持ちを大事にしてあげてくださいね。もちろん、さくらさんはお分かりだと思いますが、「さくらさんは彼女を大切に思っている」
だから勇気を振り絞ってこのコーナーへ相談してくれたのですよね。その「彼女を大事にする気持ち」が必ずさくらさんを変えてくれると思います。

男性と言うのは小さな頃から「女性を守るよう、女性を支えるように」という教えを少なからずも受けていると思います。そしてさくらさんもそのお気持ちが強いのではないでしょうか?

ここでさくらさん自身の気持ちに問いかけてみてくださいね。
彼女を殴っている時、どんな気持ちでしょうか?どんな思いで殴っているでしょうか?

おそらくその時は何も分からないのではないでしょうか。

でも冷静になって後から考えると「どうしてあんなことをしてしまったのだろう?」と後悔したり自分を責めてしまう。そんなパターンってないでしょうか。
信じられないかもしれませんが暴力をしている人の心理と言うのは本当は「助けてほしい!」だったりもするのですよね。

心がいっぱいいっぱいになり、どうしても堪えきれなくなったとき、一番大切な人に当たってしまう。一番分かってほしい人を傷付けてしまう。
それは暴力という行為ではなくても、さくらさん以外のたくさんの方がパートナーにしてしまっていることだと思います。

大切な人だから分かってもらいたいのですよね。

> 家族構成は末っ子で異母兄妹の兄と姉がいます。
> 小学校から高校まで野球をしておりました。

これはあくまでも私の推測ですが...
「さくらさん、いっぱいいっぱいガマンしてきませんでしたか?」
「理不尽だけど、しょうがないとあきらめてきませんでしたか?」

ご家族の中でも、たくさん気を遣われて生きてこられたのではないでしょうか。
私も野球をしていましたが野球部と言うのは元来、先輩後輩の序列が厳しく私もガマンして先輩の言うことを聞いていた事がありました。

いっぱいいっぱい我慢すると、いつかその「我慢の糸」が切れてしまいます。

そして一番分かってほしい人、大切な人にその思いを「殴る」という形で示してしまうのかもしれません。
でもね。その一歩手前で伝えられたらいいですよね。

「我慢の糸」がパンパンに張る一歩手前で「僕はいっぱいいっぱいだよ。助けてほしい」と伝えることができたとしたら...
暴力はなくなるのではないでしょうか。

「弱さを見せるということ」は強い人でなきゃできないと私は思っています。
ひとりで抱えないでくださいね。さくらさんを応援したい人はたくさんいると思います。

> 大学を出たあと営業職を経験し、飲食店の店長を4年半、現在は彼女と一緒に店を開業するため、毎日準備をしております。

彼女と共に未来の夢がきちんとあるのですね。そしてそれがさくらさんの支えとなっているのであれば、さくらさんは彼女をとても大切に思っていると思います。
ガマンしすぎないでくださいね。彼女に「今、こんな感じでしんどいんだ」と伝えてあげてくださいね。彼女もさくらさんを助けたいと思っていると思います。

そして僕たちカウンセラーにも、その辛い気持ちを伝えてくださいね。心を込めてお話を聴かせていただきたいと思っています。
陰ながらですが、さくらさんが「店を開業する」という夢を応援しています。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中