オッキーさんはじめまして。 今回ご相談回答を担当させていただきます大門昌代と申します。よろしくお願いします。人に対して常に気を使ったり、失敗を恐れたりするのは、大変なストレスですよね。 そんなストレスの中、ずっと野球を続けてこられたこと、すごいことだと思います。 かなり不安だったでしょうし、怖かったことと思います。 そんな中でも、ずっと続けてこられたということは、オッキーさんは、忍耐強く、真面目で素晴らしい方なのではないかと感じました。 また、ご相談の文章の中に、一度も自分以外の誰かを責める言葉がでてこないことにも、驚きました。 それくらい、責任感が強く、誰かのことを、思いやれる方なのだと感じます。 さて、不安や落ち込みが強く、人間関係に悩みがあるということですね。 オッキーさんが、思い当たることとして書いてくださっている、二つの出来事は、確かに影響しているかもしれませんね。 もちろん、それだけではないでしょうが、今も記憶にハッキリと残っているようですので、影響力がある出来事であったかと思います。 仲間外れというのは、本当につらいことです。 また、仲間外れにされた経験がある方にお話をお伺いしても、何か自分が悪いことをしたわけでもなく、なぜ仲間外れにされたのか不明な場合なども、多いようです。 オッキーさんの場合も、わかりませんが、もしかしたらオッキーさんに原因があるわけではないかもしれません。 でも、仲間外れにされてしまうと、とても傷つきます。 人間は大きく傷ついたとき、二度と傷つかないようにと防衛策をとります。 それが、オッキーさんの場合は、正直に何かを話すということをやめるということであり、気をつかうということになったのかもしれません。 その根っこには、「きっと自分が原因で、仲間外れにされたのだろう」という思いがあります。 自分が悪いと思い込んだということですね。 また、可能な限り人との接触を避けるというのも、二度と傷つかないための防衛策でもあります。 人に近づかないようにすることで、仲間を作らなくなります。 仲間がいないということは、仲間外れにされることはなくなります。 もちろん、これらのことを意識してやっているわけではなく、傷ついた分だけ、二度と傷つない防衛策として、ほとんど無意識にやっていることです。 次に二つ目の出来事ですね。 今までなかったことなのに、3連続エラーをしてしまったということは、かなりショックだったことと思います。 もしかしたら、この時も「自分が悪い」と、ご自身を責めすぎてしまいませんでしたか? でも、人間だれしも失敗はします。 それが3回連続ということだってあります。 たまたま調子が悪かっただけだとは、オッキーさんは、思えなかったのかもしれませんね。 また、選手交代させられたことも、ショックだったのかもしれませんね。 つらい状況でも野球を続けてこられているわけですから、オッキーさんは、野球がお好きなんだと思いますし、真面目な方のようですので、コツコツと練習をされるかたではないですか? 自分を表現できる場である野球の場で、連続エラーしてしまったこと、選手交代になってしまったことで、人一倍ショックを受けられた可能性もありますね。 野球の他にも、自分を表現できる場所や、評価される場所があったのであれば、野球でエラーをしても、自信を持ち続けることもできますが、もし野球だけであったのだとしたら、そこでのエラーは、自信をなくしてしまう原因になりますよね。 その結果、様々なことに対して、「失敗してしまうのではないか?」と不安を持つようになった可能性はあるかもしれません。 オッキーさんが、不安があり落ち込むことが多いのは、今までにたくさん傷ついてこられたからかもしれません。 今まで体験されてきたことで、つらいこと、しんどことは、どれくらいありましたか? その事を、誰かにお話しになったことはありますか? 仲間外れにされてつらかったこと、エラーをして交代させられたこと、だけではないのかもしれませんね。 心の中にたまっている、つらい、しんどいお気持ちを、まずは誰かに話してみてください。 ご家族でも、私達カウンセラーでもかまいません。 心の中に抑圧した感情というのは、いつまでもあり続けます。 その感情によって、不安や人への恐れがあるのだとしたら、抑圧した感情を、吐き出すことは意味があると思います。 ただ話すだけで?と思われるかもしれませんが、話したり書いたり、何らかの表現をすることで、抑圧していたものが表に出てきやすくなります。 そして、出てきた感情を誰かに受け止めてもらうことで、かなり楽になっていきます。 よかったら、私達カウンセラーもあてにしてみてくださいね。 最後に、治療が必要かどうかというご質問ですが、私たちはカウンセラーであり、医師ではありませんので、治療ということに関してお答えすることができません。 なにとぞ、ご了承くださいませ。 この度は、ご相談ありがとうございました。 |