相談者名 | ちい |
苦手な人を作りやすい。もう身動き取れない。 根拠もなく苦手…。どこまで私を表現していいかわからない。自分を出すこととワガママの違いを知りたい。恋愛でも好きと言われても安心できない。昔付き合った彼氏に暴力してしまった。タバコを押しつけて…そんな過去があるから後ろめたくて新しい人間関係に入ってけない回りからもよく好印象もたれるが、悲しい過去あるので素直に喜べない。 | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
ちいさん、はじめまして。 担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。 ちいさんの抱えている身動きがとれないほどの痛みとは、一体どれほどの事なのだろうと考えると、私も胸が締め付けられるような思いになります。 とても深刻な悩みだと思われましたので、文章は何度も何度もくり返し読ませて頂きました。 ただ思うままに書いて頂けたのでしょうか。 自分の事も、他の人の事も、包み隠さずありのままを書いて下さいましたね。 昔彼氏に暴力を奮ってしまったことも含めて、ちいさんは何も悪くないと私は思いました。 そればかりか、この文章から、ちいさんは本当に心の優しい女性なんだということが、よく分かりましたよ。 今回は、ちいさんのどこがそんなに心の優しい女性なのかというお話を交えながら、彼氏も結婚もどうすればいいのか回答をさせて頂きますね。 それではどうぞ、よろしくお願い致します。 まず、ちいさんは「自分を出すこととワガママの違いを知りたい。」と最初に書いてくれていますよね。 私にはちいさんがそれにこだわる理由が、はっきりとわかります。 文章の中に、お婆様の見栄のせいで本当に傷ついた経験を持っているという事を書いて下さっています。 意識しているかどうかはわかりませんが、ちいさんはその時に、そんな風に「ワガママ」することは絶対に嫌だと感じられたのではないかと思います。 だから、自分を表現するときに、「ワガママ」かどうかをすごく気にされるのではないでしょうか。 昔、ちいさんのお婆様がされたように、自分の見栄や利益の為に、人を傷つけたり、困らせたりすることを、まさに「ワガママ」と言うのではないかと思います。 お婆様は、ちいさんに「ワガママ」とは何か、分かり易く教えて下さいましたね。 「ワガママ」とは何か、目の当たりにして良く分かっているちいさんですから、そんなちいさんが「ワガママ」で無いと感じることであれば、それはきっと「ワガママ」ではないと思いますよ。 つまり、ちいさんが自分でいいと思ことなら、遠慮せずどんどん自分を表現してねと言いたいのです。 昔、自分がされて嫌だと思った事を人にしないように思い悩むちいさんは、本当に心の優しい女性ですね。 「自分を出すこととワガママ」をどう判断したらいいか、これで少しは助けになりましたか? 次は、彼氏にしてしまった暴力とお父様の暴力について、お話させて下さいね。 ちいさんは、小さい頃にお父様がお母様に暴力を振るうところを見ましたね。 それは、子供心に傷ついたと思いますし、絶対にいけない事だと思われたと思います。 しかしながら、今度は大人になってから、自分が男性(彼氏)に暴力を振るってみましたね。 そのときは、どんな気分で、どうしてそうしてしまったのでしょうか? 彼が憎くて、傷付けたかったのでしょうか? いいえ、それならこんなにも悩みませんよね。 きっと、辛くて、しんどくて、どうしようも無かったからではないでしょうか? そして、お母様に暴力を振るったお父様も、理由は分かりませんが、心の中は辛くて、しんどくて、どうしようも無かったんだと思います。 ちいさんは、意識しているかどうかわかりませんが、心の中にお父様を助けたいという気持ちがあったんだと思いますよ。 そして、お父様が暴力を振るった理由を知りたくて、同じ事をしてしまったんだと思います。 もちろん、そんなつもりは無かったかもしれませんが。 やっぱりちいさんは、心の優しい女性ですね。 さて、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、最後に、本題であるちいさんが彼氏をつくって幸せな結婚をするにはどうしたらいいのかを回答させて頂きますね。 文章を読ませて頂きますと、どうもちいさんは自分に好意を持ってくれる男性に出会うところまでは出来るようですね。 ただ、過去の心の傷や、自分がしてしまった後悔の念が大きすぎて、男性からの愛情を信じられなかったり、素直に喜べなくて幸せを逃がしてしまうだけなんですよね。 なので、その大きな心の傷を吹き飛ばしてしまえば、きっと今よりもっと明るく魅力的に輝いて、自分に好意を寄せてくれる男性と素直に仲良く出来るのではないかと思いました。 そして、心の傷になっている原因はいろいろあるかもしれませんが、男性との関係において一番問題になっているのは、お父様に対して、許せないと思える気持ちなのではないかと思いました。 今、お父様が過去に暴力を振るったこと、愛情表現もろくになかった事について、どう感じていますか? ここまで読んで頂いて、お父様がしたことは、決していい事ではなかったけれど、人に暴力を振るったり、愛情表現を示すことが出来ない時と言うのは、身をもって分かりましたよね? だから、こんな風に思って頂けないでしょうか? 「今までお父さんの事、悪い人とかひどい人とか思ってしまってごめんなさい。でも自分が彼に暴力を振るってみてよく分かりました。お父さんは悪い人でも、ひどい人でもない。困っている人なんだ。そんなお父さんを理解できず、責めてめてしまってごめんなさい。」 お父様に何かしてあげるとか、困っているから助けてあげるとかしてあげる必要はありません。 ただ、そうやって許してもらいましょう。 そして、心が楽になったら、彼にしてしまった後悔の念も、自然に消えていくはずですよ。 そして、自由になった心で、思い切り好きな人と恋愛を楽しんで下さいね! ちいさんが心から愛し合える男性と、素敵な結婚が出来る日を楽しみにしていますね。 心の優しいちいさんには、それがふさわしいと思います。 今回は、ご相談いただき本当にありがとうございました。 ちいさんの、何かしらのお役に立てたのであれば嬉しいです。 |