相談者名 | 夢 |
特殊…異常な気性を持つ高校生女です。 男女問わず、好意を持ちすぎて気にし過ぎるという傾向があります そっけない→優しいといった些細なギャップにかなり揺さぶられてしまうタチで、一度されるとどうしようもなく期待の心を持ってしまい 普段からドジでそそっかしい人間なのですが;、世話かけて面倒みてもらったりすると それからずっと心のどこかで望み続けてしまうんです それにちょっとそっけない態度をとられただけですごく憶測を繰り広げてしまい、気が弱いだめな人間に… その気に入った人と一緒にいられる機会はできるだけ絡みたいと思うし、遠くにいてもつい目で追いかけてしまうという どうしたらいちいち一方的に想いすぎず、軽い楽な付き合いで堂々と振舞い相手にも自分にも負担掛けないようになれるでしょうか…。 なのに、しばらくして散々絡み尽くし?たら酷くも冷めて また何とも思わなくなったりするんです。 | |
カウンセラー | 池尾昌紀 |
夢さん 池尾昌紀と申します。 ご相談ありがとうございます。 誰かに対して、ご相談いただいたように強い思いを持ちすぎていると、それに大きく振り回されてしまいますので、とても辛い思いをしますよね。 ご相談のように、誰かに依存してしまう場合には、どんな心理が働いているのでしょうか。 一般的に、強く何かに依存している場合、それが人であることもあれば、時には物や、行為(恋愛、ギャンブル等)であることもありますが、共通しているのは、強く依存していることに悩み、依存していることに意識が集中してしまうということです。 ようするに、依存しちゃってることが、気になってしかたない、と思うわけです。 でも、何かに強く依存している時というのは、実は逆に多くの部分は誰にも頼れない、と思っている場合があるんです。 例えば、心の中を、誰かに依存している部分と、誰にも頼れず一人でがんばる部分とをパーセントで表すとしたら、誰かに依存しているところが10%で、誰にも頼れないところが90%、みたいな状態になっている場合があるんですね。 ところが、この90%の頼れない、と思っている部分は、あまりに当たり前になってしまっているので、自分では気がつかなかったりします。 こうした場合、なぜ、このようなアンバランスなことが起こってしまうかというと、誰にも頼れない自分、例えば、しっかりやらなきゃ、がんばらなきゃ、一人で何でもやらなきゃ、という強く生きなきゃという部分だけでは、自分の心が折れてしまうので、弱い部分も少しは必要なわけです。 もし、「依存している何か」以外のところは、全く誰にも頼れない、という視点で整理した時に、自分の心に当てはまるな、と思われたとしたら、依存してしまっているところではなく、誰にも頼れないところに意識を持ってあげる、というのが、この問題を和らげる方法のひとつになります。 つまり、しっかりしなきゃ、がんばらなきゃ、一人でなんとかしなきゃ、という頼れない心のほうが、苦しい原因になっているかもしれないわけです。 夢さんのご相談には、自分がいかに誰かに頼ってしまうか、そのことに振り回されてしまうか、という弱い心のお話を書いてくださっていますが、先ほど書かせていただいた、誰にも頼れない自分の心の部分に心当たりはありませんか? 誰かに面倒をかけてはいけない ご自身ではそう思えないかもしれませんが、ご相談の内容とは逆に、こうした「誰にも頼ってはいけない」という思いがとてもとても大きくて、そのことが自分の心を強く縛っていることが、この苦しみの元になっているかもしれないのです。 誰でも、他の人のことはわかっていても、自分の心のことは気がつかない部分がたくさんあるものです。 その気がつかない部分というのは、気づいて欲しくて、心の中でその思いが解放されるのをずっと待っていることがあります。 ですから、自分の心の中の、自分では気がつかなかった部分に意識を持ってあげて、気がついてあげよう、と思ってみてください。 癒しというのは、この「気づく」ということが最初の一歩です。 もしよかったら、カウンセリングサービスの無料相談電話等も使って、カウンセラーに聞いてみてください。 最後に、夢さんは、すでに変わり始めてるということをお話させてください。 自分を変えたいという思いの第一歩は、今回、こうしてご相談いただけたことにあると思います。 ご相談ありがとうございました。 |