外面と内面がかけ離れてしまいます。

相談者名
KAZUY
悩み過ぎて毎日辛く感じています。

昔から根暗で友達の輪に入れず一人でした。
社会人になり外見や話し方を変えたら不思議と
好意的に見られる機会が増えました。

彼女がいそう、結婚してそう、爽やかと言われますが、
実際は恋人どころか同性の友人すらいません。
普通の若者が経験するみたく友達と遊んだり、恋愛したり
まともな人生経験のない薄っぺらい人間です。

見透かされるのが怖くて着飾るのに必死になりました。
特技を増やし、転職でキャリアアップして、
自分を良く見せようと頑張ってきました。
自分を隠すため必死で気付いたら29歳。
今年30だというのに実際何も変わっていません。
良く見せる為の嘘は数え切れないほど重ねてきました。

上辺ばかりでつまらなくてメリットのない人間だから
相変わらず同性の友達も出来ないままです。
好きな女性には見透かされ相手にされません。
興味を持って下さる方もいらっしゃいましたが、
何て見る目のない人だとしか思えませんでした。
こんな奴に興味持つなんてと思っている内に
その人たちも離れますます自分が嫌いになります。

周りに結婚する人も増え、惨めな自分と世間とのギャップが
どんどん開いてゆく感覚を最近とても怖く感じます。
逆転を狙うには取り返しのつかない年齢です。
下心のない気遣いや優しさ、面白い話も頼りがいも何もありません。
ずっと重ねてきた嘘で自分の本心すら分かりません。
本当は皆に見透かされ白い目で蔑まれていたんじゃないかと
思うと夜も寝付けません。

完璧ではなく、皆と同じになりたかったのに
皆が出来て当たり前のことが出来ない自分が嫌いです。
仕事で評価されても、外面を褒められても虚しいです。
そこから離れれば寂しくて一人惨めです。
寂しさ、怒り、哀しみ、負の感情が流れ込んで来ます。

行き詰ってカウンセリングに通い始めましたが不安です。
これで何も変わらないなら一人の老後に備えて貯金した方が
得策ではないかと不安です(本末転倒で申し訳ありません)

普通になるのって何でこんなに難しいのでしょうか。
普通になりたくて頑張ってきたのに遠ざかってばかりです。
どうしても破れない壁が何年も立ち塞がっています。

カウンセラー
うえの道子
KAZUYさん、初めまして。ご相談頂き、ありがとうございます。
担当させて頂きます、うえの道子と申します。どうぞよろしくお願いします。

「悩み過ぎて毎日つらい」「どうしても破れない壁が立ち塞がっています」
というような気持ちを抱えての毎日はきっとしんどいことでしょう。
今まで本当に頑張ってこられたのですね。
できたら、ちょっとリラックスして深呼吸をしてみてくださいね。

私は、文章全体からKAZUYさんの行動力やパワーを感じながら、読ませていただきま
した。
KAZUYさんは努力家で、その仕事ぶりも周りから評価されていて、人からも好意的に
見られる魅力のある方なのでしょうね。
しかし、どうしてもご自分に対してかなり厳しい目を向けてしまう様子。
周りの人がKAZUYさんを見ている目に比べて、ずっと厳しい目でご自分を見ている気
がします。

今回の相談内容から、私はKAZUYさんの良い部分が見えました^^書き出してみます
ね。
・社会人になり外見や話し方を変えたら、好意的に見られる機会が増えました。
・彼女がいそう、結婚してそう、爽やかと言われます。
・特技を増やし、転職でキャリアアップしました。
・自分を良く見せようと頑張ってきました⇒そして実際よく見られているようですネ
・興味を持って下さる方もいらっしゃいます。
・仕事で評価されます。外面を褒められます。
・カウンセリングに通い⇒より良い人生を模索中の行動派です

以上のことからKAZUYさんのことを
「自らの努力で変化を起こすことのできる行動的な人」
「人に与える雰囲気も素敵」
「仕事でも評価されている」
「人生をもっとよくしていきたいと行動に移せる人」
だと感じました。

しかし、KAZUYさんはご自分のことをかなり過小評価しているように感じますが、い
かがでしょうか。

KAZUYさんが、例えば「自分はうわべだけで…」などとご自身を低く扱うことは、
KAZUYさんに魅力を感じている人たちを寂しがらせてしまいます。結果、せっかく近
づいてきた人たちを遠ざけてしまうかもしれません。どうぞ周りの人たちが伝える褒
め言葉や好意を信じてみて下さい。

と言っても、KAZUYさんのように自分のことを否定しやすいのは、実は人間の常でも
あるのです。
それは、私たちの潜在意識では絶え間ない自己批判が起こっているからと言われてい
ます。
「世の中の最大の問題のひとつは、ほとんどの人が、自分は愛されていないのではな
いか、と感じていることだ」という言葉もあるくらいです。
多くの人たちがポジティブよりは、どちらかというとついついネガティブに傾きやす
い性質をもっているのです。
そのため自分の価値をしっかり受け取ることは、初めのうちは自然にと言うより、あ
えて意識してやっていくことが必要かもしれません。

いまKAZUYさんが悩んでいるのは、実際のKAZUYさんが褒められたり、良い評価を受け
ているところを
「本当の自分は違うのに」と否定してしまっているからだろうと思います。
確実に魅力を増しているのに、実際には自分で自分のことを認めることが出来なかっ
たとしたら、
「外の人が感じるKAZUYさんの価値」と「自分で感じる価値」との間にどんどん開き
ができてしまいますね。
これはつらいですよね。まるで自分がうそをついているように感じてしまいますね。
実際は何かの誤解から自分の本当の価値を感じていないのが原因で、うそをついてい
るわけではないのです。

このギャップを解消する方法は、たくさんあると思います。
私からお勧めする方法は
・人の褒め言葉を信じて受け入れていく。
・自分でも、自分のことを心の中でほめていく。(声に出してももちろんOKです)
です。

人から褒められた時、「そうか自分は○○なんだ!」と思ってみることに、チャレン
ジしてみませんか。
もし、とても思えなかったとしても「少しそういう部分もあるのかもしれない」くら
いなら、思えるのではないでしょうか?
少しずつ、1メモリずつ増やしていく感覚でなら進んでいきやすいと思います。

また、よくお勧めするのは、自分で自分の長所、いいところ、を紙に書き出して、時
間があるときに眺めていくという方法です。
今まで誰かにほめてもらったこと、自分で好きなところ、信頼できるところ、尊重で
きるところ、認めることができるところ、
どんなに小さなことでもいいので書き出してみましょう。
(例、おしゃれ、謙虚、頑張りや、忍耐強い、時間を守る、優しい、機転がきくetc
できれば20個くらい書き出してみましょう)

最後に、私はKAZUYさんの文章を読んで、とても人間味あふれる内容に好感を感じま
した
文は人なり、と言いますが、直感的にKAZUYさんはきっとどこか憎めない愛されキャ
ラなのではないかなと思います。

私が今まで出会った人たち、カウンセリングの経験等から言わせてもらうと
「自分は根暗で」と言う人に限って、とっても楽しい人だったりすることがなぜか多
いです^^
もちろん人間は、明るいだけ、暗いだけという人は多分いなくて、誰もが明るい部分
と暗い部分の両方をもっているのだと思いますが。

KAZUYさんは今多くのエネルギーを自分を否定することに使っているかもしれないで
すね。
もし、もっとご自分を受け入れられるようになると、否定に使っていたエネルギーを
ポジティブなことにも使えるようになるので、今よりもずっと躍動感にあふれた楽し
く明るい毎日を送ることができるようになると思います。
まだまだ若く、人生これからです。遅すぎるということは全くないと思います。

良かったら初回無料のカウンセリングで、当社のカウンセラーにKAZUYさんの魅力を
教えてもらい、それをしっかり受け取ってみるというのもお勧めです。

KAZUYさんのことを応援していますね。
ご相談をありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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