生理的に合わないと思われている人との付き合い方

相談者名
おたけ
 上司との関係に悩んでいます。生理的に合わないらしく、どうしても私の事が勘に触るようなんです。
私は特に仕事が出来るわけではありませんが、真面目に働いてきた自負があります。しかし、その上司は他のスタッフと比べると、私に対して不機嫌で、怪訝そうな顔で対応をしてきます。他のスタッフに対しては笑顔で話しています。
上司の会話を聞いていると、人の好き嫌いが激しく、レッテルを貼って物を見続けるという特徴は、四年間共に過ごし理解しました。私のことも生理的に嫌と感じている事は態度で十分分かりました。ただ、教育的指導であれば良いのですが、他の同僚が同じようなことをしても注意すらせず、私の場合は怒鳴り散らしたりし、教育として叱っているようには見えません。
私の思い込みもあると考え、思いきって同僚に相談したのですが、周囲も明らかな対応の違いを感じており、なぜかは分からないとのことでした(言いづらかったかもしれないのですが)。
思い当たる節があるならば、同僚が相談事を私にしてくることで、その時にその上司の目線を痛いほど感じます。私は「上司に相談してほしい」と同僚にお願いしても、相談しやすいとのことで止まない状態です。
もう一つあるとすれば、私は人に甘えたり、ヨイショが出来ない事かと考えています。ヨイショに関しては、自分が相手に嘘をついているようで、ヨイショはしたくないと考えてしまいます(いわゆる世渡り下手です)。
もし、私の性格が問題であれば、退職をしても同様の問題がふりかかると分かっています。しかし、どこへ行っても同じならば、退職前に今私に出来る最後の努力はないかをカウンセラーの先生に教えて頂きたいのです。どうかこの状況を打開できるアドバイスをよろしくお願い致します。
カウンセラー
宮本恵
おたけさん、こんにちは。
今回担当させていただきます、宮本恵と申します。
よろしくお願いします。

日常の多くの時間を費やす仕事での人間関係での問題は、多くのエネルギーを消費し
てしますし、疲れてしまいますね。
真面目に働いてこられたおたけさんですから、受け入れられない悔しさ、寂しさ、悲
しさ、怒りなどを感じてこられたのではないでしょうか。
いっぱい頑張ってこられていましたね。
それらの感情を感じながら、改善に努めようとするおたけさんの前向きな姿勢は、問
題解決に向けて力になってくれると思います。

おたけさんは、同僚からも相談を持ちかけられるほど、周囲からの信頼も厚い方なん
ですね。
一般的に相談を受けることは、悪いことではありません。
でも、相談を受けているときに、上司の目線が痛いとしたら何故でしょうか?
その目線は、おたけさんに何を訴えているように感じますか?
その目線がおたけさんに何を訴えていると感じているかがポイントになります。

どこかで、おたけさんは「自分が悪いのではないか」ということを感じ続けて来られ
たのかもしれませんね。
生理的な感じ方というのは、感じる方の過去の経験から作られることがほとんどで
す。
ですから、ここで「良いと悪い」の判断をすることは、おたけさんを余計に苦しい方
へ追い込んでしまうことに繋がります。

そこで、私からの提案です。
おたけさんがおたけさん自身でいることを認めてあげてください。
これは、「私が悪いのではないか」感じることでも、「私が悪くない」と感じること
でもありません。
ただ、職場にいるおたけさんにOKを出すことなんです。
そうすることで、職場で感じるネガティブな感情が軽減されると思います。
まずは、そこから始めてみませんか?

参考になれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

人間関係の築き方・コミュニケーションのスキルアップ・個性を生かすことを得意とする。 お客さまのテーマを多角的な視点でとらえて分析することにより、新たな視点や心の気楽さを持つことが出来ると定評がある。ゆるぎない安心感の基盤を基に行うカウンセリングは、心のうちを語りやすいと評価が高い。