相談者名 | たろう |
私は長年交際をしてきた彼女がいながら、浮気を繰り返してきました。 これまでそれが彼女に露呈しながらも、私のことを見捨てずに寄り添ってきてくれ、先日婚約までいたりました。 そんな中で私はまた過ちを犯してしまい、そのことが彼女に露呈し、婚約破棄になるかもしれません。 これまでも浮気が正しくないことで、彼女を悲しませてしまうことだと理解しているものの、止めることができませんでした。 私は10代、過去いじめ・授業についていけないことによる学校の中退や、当時の彼女に裏切られた経験があり、劣等感が強く、他人と信頼関係を気付くのが苦手なところがあります。そのことが浮気性につながっているのはないかと感じています。 現在彼女は、私のことを信用できないと言いながらも、これからの関係について考えてくれています。 今自分にできることはなんなのでしょうか。 | |
カウンセラー | 大塚亘 |
たろうさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、大塚亘と申します。 まず、正直にご自身の悩みを無料相談コーナーにお寄せいただいたことに、たろうさんへ、 一般論として、浮気は悪いこと、良くないことというイメージがあるのは否めないと そのような中、勇気を持ってありのままをお知らせくださったことに、改めて深い敬意を たろうさんは、とても勇気のある方ですから、ご相談下さった問題も、必ず乗り越えられる まず、私の文章は、全て「たろうさんは悪くない」という前提で書いています。 浮気をしてしまう原因はたくさんあるのですが、私のカウンセリングの経験上、浮気を 「何か」には様々な事例が入ります。例えば、仕事が上手くいっていなくてとても また、過去のトラウマや、経済力のなさや、外見や性格などについてのコンプレックス 「無意識に、一人の相手と向き合うことを避ける」 ために浮気をしてしまうことがあります。自分はダメな人間なので、彼女や妻には この場合は、「一人の人と真っ直ぐ向き合う」ということから逃げているといえます。 実は、浮気する方には、大きく分けて2つのタイプがあると私は思っています。ひとつは、 「浮気をすることに、全く罪悪感を感じていない」 タイプです。このようなタイプは、罪悪感を感じていないだけに、いつまでも浮気を もうひとつのタイプは、 「浮気をしてしまう自分を責め、罪悪感を感じてしまう」 タイプです。たろうさんは、もちろんこのタイプです。実は、私は、このタイプは、 「責任感の強い方々」 だと思っています。浮気をされた女性からしたら、大塚は狂っているのか?と思うかも たろうさんも、責任感が強い方だと思います。しかし、ご自身を否定されていたり、 責任を果たせない自分を極端に自分の心の中で責めてしまい 「本来したくない浮気に逃げてしまう」 ということが多いのです。もし責任感がなかったとしたら、先ほどの一つ目のタイプと では、次に、たろうさんの自己否定や自信のなさを見ていきたいと思います >私は10代、過去いじめ・授業についていけないことによる学校の中退や、当時の彼女 たろうさんがこのように書いて下さっていますので、劣等感や、人間関係に自信がない 劣等感が強いと、自分を否定するあまりに、自分自身がまるで病原菌、毒のかたまりで たろうさんが仮にそのような感じだとしたら、私は、ここに、たろうさんの長所を 「ものすごく優しい方である」 ということです。また大塚は狂ったのか?と思う方もいるかもしれませんね。 どういうことかというと、仮に自分が毒のかたまりだとしたら、 周りに迷惑を掛けないように 人になかなか近づかないわけです。つまり、たろうさんは、周りへの配慮を自然として もしたろうさんが優しくなかったら、仮に自分が毒であったとしても、周りなんか とりあえず、「責任感が強い」、「ものすごく優しい」という2つの長所をお伝え そして、ここがポイントなのですが、これらの長所は、 「たろうさんが以前から持っていた長所」 なのです。これから頑張って自分を律して、自己研鑽して素晴らしい人間になる必要は カウンセラーだから長所ばかり言うんでしょ、という意味のことを言われることが つまり、たろうさんは、以前から素晴らしい人間だったのです。ご自身では、 「たろうさんが、今までの、そして、今の自分自身を認める」 ということです。何の努力もいりません。 我々人間は、実は、みな自信がないんです。私大塚も、今でも完全な自信なんて 例えば、私には妻がいますが、私の自己評価と、妻の私の評価は、今でも妻の方が 「夫が自分でゴメンね」 ぐらいの妻に申し訳ないという気持ちがあります。つまり、自信がないのです。 いつかは、たろうさんも、私と私の妻がしているように 「お互いを認め合って、自分の価値を再認識していく」 という好循環のパートナーシップを築けると思います。もし今の彼女とお互いほめあう ですから、まずは、カウンセリングを使っていただいて、カウンセラーにたくさん 読んでくださり、ありがとうございました。 大塚亘 |