何やってるんだか分らない

相談者名
ひまわり
33歳女性です。
不自由なく育ち資格を取って四大を卒業しました。
21の頃から鬱になり、進路に悩み、母親はうるさく、上手く親や友達に相談できず、ずいぶんもてたのですがこの人と付き合ったら他の人と付き合えなくなるとか妄想で高飛車になりチャンスを逃し、(結婚出産して社会参加する計画だったのに)21過ぎても母の言うとおり良い子にしてれば良い結婚ができると夢見がちになり現実の生活設計ができていませんでした。
そのまま過敏性腸(対人恐怖?自己臭恐怖?)を抱え社会に出ましたが、新卒就職が有利など知らず、資格・アルバイトなどできることのみし、手に職をつけてから恋愛結婚したい、親元を離れたいなどは実現できず、そのうち鬱になり、親を頼っているうちに自分の鬱を家族に移してしまい、30で知り合いと結婚に至りました。
ちなみに彼の家は共働きで二人とも外交的、国家公務員の勤め型、私の家は女性は家で尽くし男性は資格自営型です。
彼はバイタリティのある気分屋でそこはいいのですが、外で友達と社交が好きなのです。

高校時代の恋愛べたな友人はさっさと幾多の恋愛を繰り返し就職、私から見ると家庭を大事にする男性と結婚出産しました。
こんなになるなら、はじめから大学時代に誘ってくれた内向的な男性と恋愛結婚しておけばと後悔してしまいます。
20代後半になって我慢していた過敏性腸を医者に相談したら思い込みといわれ、それを肯定したら抑圧がとれ自分が解体し記憶や時間感覚が薄くなりました。
そして上記の反省に至りました。
解体したら本来の自分の感覚が戻り、若返って、世間の圧力を感じなくなり彼の鈍感なところがいやになり、それまで子供が欲しかったのに心変わりしてしまいそうです。
私は自立もできていなかったんでしょうか。
もう一回社会に出て働いたほうが感謝ができるでしょうか。

カウンセラー
近藤みわ
ひまわりさん、どうもはじめまして。
担当させて頂きます、近藤みわです。

最初の方に「不自由なく育ち・・」と書かれていましたが、ひまわりさんにとって
本当の自由を、これから模索していく時ではないか感じました。

>本来の自分の感覚が戻り、若返って、世間の圧力を感じなくなり・・・

本来の自分に戻り、世間の圧力を感じなったのは、本当によかったと思います。
それまで子供を産まなければならない、と考えていたのなら、本当に産みたいのか
考え直す必要もあるのかもしれません。

私たちは若い頃、親の行動や価値観が大きな基準になっていて、
無意識に親のやってきた事を真似してしまいます。
たいてい、周囲をなんらかの基準にしてきます。

自分なりの価値観を持ち、自由にとらわれずに考えていく事は、
案外むつかしいものです。

実際このように大きな悩みが生じたとき、自分なりに納得のいくまで考え
納得のいく答えが出せるものです。

> 私は自立もできていなかったんでしょうか。

ご相談を読ませて頂き、ひまわりさんは自立ができていなかったというより、
お母さんとの距離が近く、お母さんのいうとおりに、いい子でレールの上を生きるしかなかった、
という感じを受けました。

それなので、社会に出て働きたくないのに働いて感謝しなければいけない、
と思うのではなく、もし働くのであれば、こんな事がしてみたい、という事を見つけて

やってみることをおすすめします。

自分の気持ちに素直になり、やりたいようにやるといった感じでいいのです。

世間の圧力を沢山感じてきたのなら、圧力のないところで、
自由に感じ、それを表現していけたら、いいものですね。

きっとひまわりさんは、とても近くにいたお母さんから、
少し離れて考えることが、できてきたのかもしれませんね。

今感じている旦那さんへの不満はどんな事でしょう?
その不満の裏にどんな気持ちが潜んでいるのでしょうか?

その気持ちを細かく深く探ってみてください。
本当にひまわりさんは旦那さんにどんな事を望むのでしょう?
お母さんに従うようにいい子でいるとしたら、旦那さんに対してはもうその必要もないかもしれません。
小さなこと一つ一つ、本音で話し合ってみてください。もしかしたら、旦那さんは
理解してくれるかもしれません。どんな事でも伝えてみないとわかりません。

私はむしろ、これまでひまわりさんがどんな時にもいい子でいて、心の底から
自分の本当の気持ちに従ってこれなかった事が、一番辛かったことろだった
ような気がします。

本当に自分自身がどう思っているのかを理解し、それをはっきり上手に伝える事が
できるようになると、人間関係もかなり楽になります。

家族との関係で圧力を感じて、常にいい子できたのは、こうしなければ、
と知らず知らずに自分の心にプレッシャーをかけてしまうことになり、
ストレスがかかるものです。書かれていた症状も慢性的に抑圧してきた背景に
あるように思います。

大学時代誰とも付き合わなかったのは、「この人と付き合ったら他の人と付き合えなくなる」
とかだけではなく、。親の圧力が強く、心が抑圧されたまま、本当の自分の心がどこにあるか
わからず、自由に選択していくことができなかったのでは、というようにも私は感じます。

>はじめから大学時代に誘ってくれた内向的な男性と恋愛結婚しておけばと
後悔してしまいます。

ひまわりさんは、その人が好きですか?家庭を大事にしてくれるとかではなく、
その人が心から一番好きだったと思いますか?
もしそうであれば、その人に連絡してみてもいいくらいだと私は思います。

でももしかしたら、現在の自分の選択に自信がなくなっただけなのかもしれません。
いずれにせよ、現在できることだけにベストをつくしてくださいね。

これからひまわりさんは自分の本当の気持ちを見ていってくださいね。
俳優の○○が一番好きだとか、本当はこんな事が大嫌い、本当はこういうのが好きとか、

何かにつけて、はっきりするところまで感じてみてください。

本当の気持ちに沿わない選択をすると、心が納得ができなくなります。
少しづつ時間をかけてでも、本当の気持ちに向き合ってくださいね。

そして本当の人生はこれからです。これからもっと自分の本当の心(気持ち)に
従って生きることにより、本当の意味で楽に楽しくなっていく事ができるのだと思います。

今の葛藤も心から納得のできる人生を生きるために必要だとしたら、
この現実も大切にしてくださいね。

ひまわりさんが心からよかったと思える日がきますように。

電話カウンセリングもその手助けに使ってくださいね。

今回はご相談頂き、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

柔軟な思考と深い洞察力を用いたサポートを得意とする。人間関係全般、介護、メンタルヘルス、セクシャルマイノリティー等のジャンルを扱う。理屈よりも寄り添う事を大事にしている。成人過ぎの子供を持ち、自らもいろいろな体験をしていて、知識も豊富である。産業カウンセラー