マツさん、こんにちは。 池尾昌紀と申します。 ご相談ありがとうございます。文章を拝見させていただき、マツさんの大変さが伝わってきました。 息が詰まってしまうような、緊張感が続く毎日を送っておられる のですね。 こうしたマツさんの状態は、弓の弦をいつもピンと張っているよ うなものだと思います。しかし、いつも張り続けていたら、その弦 は切れてしまうかもしれません。 そこには、適度なゆるみが必要です。 マツさんは、ご自分の状態に気づいておられます。 それに気づいている、ということは、素晴らしいことです。 なぜなら、気がつく事が、自分を変えていく第一歩だからです。 わかっていても、悪循環から抜け出せない、そう思われるでしょ うが今、それをもう一歩進めて、さらに自分の心の中を見ていく時 がきているのではないでしょうか。 マツさんが、いつも緊張感を持って毎日をすごされているように なったのはどうしてなのでしょう。 生い立ちはどんな風でしたか? ご両親はどのようにマツさんを育てられたのでしょう。 いつも期待されてきたのかもしてません。 苦労しないと成功しないと思ってきたのかもしれません。 あるいは、親御さんが大変な苦労人で、そういう生き方をしてき たのを見て育ったのかもしれません。 また、マツさんは、「こういうパターンが強く表面化するように なってから」と書かれておられます。 何かのパターンが強く表にでるような時には、それが出てくる きっかけのようなものがあることがよくあります。 それは全く関係のない出来事かもしれません。けれど、その頃、 心に残っている出来事のこと、その時の心の中の動きを深く見てい くことで、パターンの原因を見つける糸口になることがあるのです。 それは、続けて書いておられるように、「自分自身が、どんどん 弱く脆くなる」ことに関連があると思います。 もしかしたら、マツさんは、ようやく自分が弱くて脆いのだと、 自分を認めてあげることができるようになったのかもしれません。 それを少し考えてみてはいかがでしょう。 いくつか書かせていただきましたが、こうしたことを誰かに話し てみてはいかがでしょうか。 そのことが、自分自身の振り返りになり、自分で考えている以上 に整理がついてきます。 先にも書きましたように、気がつくことが最初の一歩。 よくわかっていると感じていたことも、誰かに話すことで自分で 考えるより掘り下げていくことになり、わかることがいろいろでて くることがあります。 もうひとつは、自分を大切にしてあげる練習をすることです。 まずは、自分にご褒美をあげてみる。 小さなことでいいのです。大好きなケーキを食べに行く。好きな アーティストのアルバムを買う。 その時の大切なポイントは、「いつもがんばっている自分にご褒 美をあげる!」と心の中で言ってから、食べたり買ったりすることです。 そうすることで、ピンと張っている弦を緩める効果がでます。 そんな小さなことでいいの?と思われるかもしれません。 けれど、マツさんは、その小さなことですら、自分に許せないほ どがんばっておられるのではないでしょうか。 とにかく、ハードルは低く、低く。 小さなところから取り組んで行きましょう。 マツさんには、文面の中ではうかがえなかった、たくさんの物語 があると思います。 よかったら、是非、そのお話をお聴かせください。 もし、お話いただける機会があり、少しでも、マツの幸せのお手 伝いができたら こんなにうれしいことはありません。 ありがとうございました。 |