飽きやすくて困ります。

相談者名
オガ
はじめまして。

オガといいます。

いつも楽しみにメルマガを拝見させていただいています。

特に依存や無価値観については、自分にあてはまり、

おかげさまで少しずつ手放せています。今も努力の日々です。

ところで、私はものすごく熱しやすく冷めやすいのです。

興味がある時はすごくのめりこむのですが、

すぐに飽きてしまいます。

長続きしているものは習い事ですが、

ただやっている感じです。

本当は極めたらりしたいのですが、どうにもできません。

努力が嫌いですぐにさぼってしまいます。

あと、とてもずぼらでもあります。

幼い時は両親から放任されていました。

何をしてても関心をもってもらえなかったからかな?

とも思います。

何か改善方法があれば、ご指南下さい。

よろしくお願い致します。

カウンセラー
高橋大
オガさん、はじめまして。高橋 大と申します。
ご相談ありがとうございます。

熱しやすく冷めやすい、飽きっぽいというご相談はとてもよくお伺いします。多
くの方が感じていらっしゃる問題なのかもしれませんね。そしてこういったテー
マの時は大抵、それらを漠然と感じていらっしゃるということが多いようです。

それはそうだと思います。なぜなら、熱しやすい、冷めやすい、飽きっぽいとい
うのは全て感覚的なものであり、何かしらの「結果」ではないからです。

例えば、恋愛においてお付き合いがどうしても長く続かないとします。どうして
だろう、と自分で考える。その結果、「熱しやすく冷めやすいから・・・かな?」
とは思うかもしれません。でもそれは、確実なものではないですよね。違った理
由かもしれないのだから。

まず、この問題を改善するに当たって一番大事なポイントは、スタート地点をし
っかりと把握し、理解することです。

それはつまり、なぜ熱しやすく冷めやすい、飽きっぽい部分を改善する必要があ
るのかを明確にする必要がある、ということです。何かを極めたいのなら、なぜ
極めたいのか、という部分でもあります。
なぜかというと、その部分に気付かないまま努力すると、やりたくないことと直
面した時、やらないことを無意識に正当化してしまうから。

とても厳しい人にこの悩みを伝えると、「それはつまり改善しなくても生きてい
ける、ってことでしょう?問題ないじゃない」などと言われてしまうかもしれま
せん。そんな時、言い返せるだけの理由をご自身の中で明確にしておかないと、
改善してゆくことはとても難しいことだと思います。

すると、これは想像なのですが、オガさんはもっと自分に自信を持ちたい!と思
ってらっしゃるのではないでしょうか。

自信というものも、感覚的なものだと思います。
はたから見れば悲惨な境遇でも自信満々の人だっていますし、恵まれているよう
に見えても自信が無い人だっていますよね。そこに根拠なんて無いのかもしれま
せん。

でも、ただ言えることとして、何かをやり遂げた人はそれなりの自信を持つこと
ができます。それがどんなことであれ。

どんな物事であっても、壁にぶち当たることは必ずあると思います。そんな時に
遭遇するともしかしたらオガさんは、そのことへ取り組むことに対して「意味が
無い」と感じてしまうかもしれません。でも、それが一つの壁なのではないでし
ょうか。

意味が無い、と思えることを乗り越えた先に自信がある、ということを知ること
は、オガさんにとって大きな気付きになることと思います。

両親から放任されていたとしたら、自分が頑張ること、やることに意味を見出し
づらくなってしまうかもしれません。だとしたら、なぜ両親はオガさんに対して
放任だったのかを、オガさんの見解以外にも知ることはとても大切かな、と思い
ます。理解をすることにより、見えてくる世界は拡がってくることでしょう。

自分と、両親を含めた周りを理解していくこと。それが問題の解決に繋がってゆ
くと思います。

現状を変えてゆくキッカケの一つとして、カウンセリングを活用してみてくださ
いね。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。