たかさん、こんにちは吉原と申します。 よろしくお願いします。たかさん、正直な気持ちを書いていただいてありがとうございます。 たかさんの気持は良く解ります。 少しの努力で成果が出せると言う事は、すばらしい事だと思いますよ。 たかさんに、それだけの能力があったり集中力があると言うことです。 ただ、そんなたかさんが受験に失敗した事は、 ずいぶんショックだったのでは無いですか? 誰しも、努力したのに報われないという事が、 人生では何度か経験してしまいます。 ただ、その時に自分を責める事ではなく、 自分がやれたことを認めることが大切だと思います。 結果はでなくても、「生きてきた中で一番勉強した」事、 それは、すごいことだと思います。 まずは、自分でそれを認められるようになる努力をして見てください。 確かに、たかさんが言う様に、 何か大きなことを成し遂げようとすると、 一生懸命になったり、また継続する力が必要ですね。 何か、一生懸命になりきれなかったり、 また、そうしているのに続かないとすれば、 どこかで、それを求める心理と逆の心があるのでしょう。 目標や夢が、心の深いところでは、 自分が本当に欲しい物でなかったりする事もあります。 僕達が求めるものの中には、周りの期待や評価のために、 していることも少なくありません。 そんな周りの期待や評価のためにしていることが、 自分の心の深いところで本当に求めていることと、 違ったりすれば、そんなに継続して思い続けられないと思います。 もう一度、たかさんの心の中の欲しいものを、 総点検されて見てはいかがでしょうか? また、もし僕がたかさんのような能力を持っていたとしたら、 周りの人にいつも「自分は出来て当たり前」って、 思われてるような気がすると思うんですね。 これは結構しんどいと思います。 「失敗できない」と言う気持ちになってしまいます。 そうすると、何か得ようと求める気持ちよりも、 失敗したらどうしようという不安の方が、大きくなってしまいます。 この不安も、何かをやり続けるにはマイナスの心理です。 「一生懸命になって失敗したときが怖いのかもしれません」 たかさんのこの言葉に、たかさんの一生懸命になれない心理が、 集約されているのではないでしょうか? 性格の問題ではなく、 たかさんが、そうなれないマイナスの心理を探して、 それを癒していけば、自然に一生懸命になれると思います。 「一生懸命であるにもかかわらず、適当にやってる自分より結果が出ない人を 心の底で見下しているんじゃないかと思います。」 自分が誰かを見下していると感じれば、少し嫌な気分になったり、 そんな自分を嫌いになったりしてしまいますよね。 だけど心の中を覗いてみれば、誰かを見下しているのではなく、 「一生懸命して成果を出せない」自分を「許せない」と感じているのです。 これも大きなプレッシャーになりますよね。 例えば好きな人が出来て、どうしても気持ちを伝えたいのに、 相手にふられるような自分を恥ずかしくて「許せない」と感じていたら、 絶対に自分の気持ちを伝える事は、出来なくなってしまいますよね。 たかさんは、能力もあるし、一生懸命になれる人です。 だけど心のどこかで、失敗することを極度に怖れていたり、 また「許せない」と感じているのだと思います。 そんな恐れや不安を少し癒していくことと、 たかさんの心の中で本当に求めているものを、 もう一度探してみられたらどうでしょうか? 誰しも、周りの期待やその環境での感じ方はあります。 だけど、その感情は癒していけるものです。 また、心の中を覗いていけば、 必ず本当に欲しいものが見つかります。 そして、心の底で求めるものが見つかれば、 それは、努力や一生懸命ではなく、 ただ、自然に求め続けてしまうだけのことかも知れません。 もし、よければ一度お話しましょう。 たかさんが何か見つけることに力になれば幸いです。 今日は、ご相談ありがとうございました。 吉 原 直 人 |