初めまして、てんやわんやさん。 カウンセラーの寺島と申します。 ご相談ありがとうごさいます。てんやわんやさんのメールの内容から、 ご自分のことをとてもしっかり冷静に分析してされていると思いました。 でも、そんなにもよ~くわかっているのに、 できない、やる気がわかないのは、なぜっ、なぜなの? というところで、しんどい思いをされている訳ですね。 カウンセリングの場面では、こういうケースはよくあります。 頭や理屈ではよくわかっているのに、 行動に移せない、やる気がでない・・・というケースです。 これは問題を理性の面からとらえるのと、 感情の面からとらえるのは、大きく差があることによります。 てんやわんやさんの場合は、まさにこのケースのようですね。 理性では片付けをした方がいいなんてとわかっているんですが、 感情面ではしたくないという、矛盾した自分ですね。 例え話で説明しますと、 それはまるでてんやわんやさんの心の中に、大人の自分と、 子供の自分の二人が一緒にいるような感じです。 大人のてんやわんやさんは、自分に対して、 「ちゃんと片付けしなさい!!やっとかないとダメでしょ!!」 と言いきかせているのですが、 もう一人の子供の自分が、 「あっ、今やろうと思うてたけど、言われてやる気なくなった~!! どうせ、片付けても、また散らかるもん、やるだけ無駄だ~!!!」 とか、小さい子供がお母さんに反抗するように、 抵抗しているわけです。 いかがでしょうか? そして、この心の中の二人の力関係が、 大人の(理性の)てんやわんやさんが強い時は、 片付けをする行動にうつれますが、 子供の(感情の)てんやわんやさんが強い時は、 片付けをする行動にうつれないということになります。 つまり現時点の片付けする事に関する、 てんやわんやさんの中の”感情ちゃん”は、 “理性さん”より、相当強い存在になってるということがわかります。 この感情ちゃんの扱い方なのですが、 実はこの”感情ちゃん”が強くなっているのは、理由があります。 たぶん、てんやわんやさんは、いままで普段からこの”感情ちゃん”を しょっちゅう心の中で押し込めてきてませんでしたか? 例えば・・・・、 「感情ちゃん★本当は勉強なんてしたくない、もっと遊びたい!」けど、 「理性さん☆社会人ならいい大学、いい企業に入らないとかっこわるい」とか・・ ・、 「感情ちゃん★本当はもっと自由なタイプの男性が好き!」なんだけど、 「理性さん☆この人なら両親も友達もいいというし、 収入も安定してるから安全だろう」とか・・・、 「感情ちゃん★こんなに早く結婚したくない!」けど、 「理性さん☆適齢期すぎて結婚するとみっともないから、結婚しよう」とか・・・、 いままでこんな風に”理性さん”の アドバイスを尊重しちゃう傾向って、なかったでしょうか? もし、てんやわんやさんに思い当たるふしがあり、 “感情ちゃん”の声はいつも心の奥に押し込めてきたというのであるなら、 その分、てんやわんやさんの心の中では”感情”ちゃんの自己主張は たまりにたまりまくって、爆発寸前!!になっているわけなのです。 そして、例えばこんな片づけをするという、 ちょっとしたことでどっかーん!!と噴出しちゃうことも起きます。 ほんのちょっと毎日10分片付ければすむこと、 片付ければキレイになって、自分も気持ちがいい、 周りも気持ちがいいと、頭ではわかっていても、 普段から、いっぱいいろんなことを我慢して、 “理性さん”の奴隷状態になっているので、 いったん動き出した”感情”ちゃんを抑えることが、 てんやわんやにとっては、かなり難しいわけですね。 こちらの”感情ちゃん”をうまく扱ってあげるには、 片付けすること以外の、別な場面でいつも抑えてきた”感情ちゃん”を 少しずつ解放してあげることなどが有効です。 具体的には、自分の本当に好きなこと、やりたいことを、 自分にやらせてあげることを許してあげることなんですね。 そうすると、心の中に”感情ちゃん”が いつでも出入りできる出入り口があれば、 “感情ちゃん”も少しの隙間の入り口を求めて、 どっかんする必要がなくなりますので、 バランスがとれるようになります。 この”自分の感情を解放すること”のサポートは、 私たちのカウンセリングでも行っていますので、ぜひご利用ください。 いつでもお待ちしています!! ご相談ありがとうございました。 |