元気がない時は消えてなくなってしまいたい

相談者名
りりー
自殺願望があるのでしょうか・・自分でも良く分かりません。
私は33歳未婚女性です。
精神的にふり幅が大きく、元気がない時は消えてなくなってしまいたいのです。
特別に理由がある訳ではなく、高校生の頃から数年に1回はこんな気持ちになるのです。
30を過ぎてからは、特に結婚している訳でもなく、仕事に対する情熱も段々と薄れ、
かといって特別に情熱を注ぐべきことも見つからず、鬱の自分の分量が増えている感じです。29歳までは恋人がいましたが現在は4年ほど特別好きな男性が現れません。
自分の中で、消えてしまいたい私だから恋人や家族を持ったら消えてしまうなんて無責任なことが出来ないので、対人関係が消極的になっている感じもします。

現実として自殺する具体的な計画は浮かばないけれど、
私は自分が消えてしまって、且誰の記憶からも抹殺されて誰も覚えていないような存在になりたいのです。
近頃気持ちの鬱分量が大きいので、何とかしないと社会生活に支障をきたすと思い、こちらのHPを見つけました。
どうしたらいいのか自分でも分からないです。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
りりーさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございます。

情熱の量と鬱的な分量とがバランスを保っているような感じですね。
情熱が無くなると鬱みたいな気分になり、情熱が現れるとそれも無くなっていく、という。
誰でもそのようなものかもしれませんが、それがはっきりしているようですから、りりーさんがいかに情熱の女であるってことを物語っているかと思います。

情熱の女、としたら、自分の感情をコントロールしようとしている手を止めてあげることがまずは大切ではないかと思うんです。
一般常識や理論的な考え方よりも、まずは自分の気持ちを優先して感じてあげること。
意識を自分以外の何かに向けるのではなく、最初に自分の気持ちや心の状態を確認しておくこと。
そんなところが今の「消えてしまいたい気持ち」が消えて行く秘訣になろうかと思います。

それから「消えて無くなりたい」という気持ちは、僕の経験では何らかのセクシャリティに関する問題であることが多いようです。
「消える」=「存在がなくなる」=「見えなくなる」ということですから、「見える状態」にネガティブな感情があるのかもしれません。
「見える」ということは「見られる」ことになりますから、他人の視線や顔色を伺ってしまうところもあるのでしょうか。
とすると、思春期以降に出てくるセクシャリティに関する問題ではないかと推測されるんです。
大人の女性になることへの潜在意識的な抵抗があるのかもしれませんね。

もうちょっと自分の心に向き合って行きましょうね。
いろいろ質問させていただきますから、りりーさんなりに思いを巡らせていただけたら幸いです。

> 精神的にふり幅が大きく、元気がない時は消えてなくなってしまいたいのです。

消えてなくなった後、りりーさんの周りの人達はどんな風に振るまい、どんな風に生活をしていくでしょう?
今と何ら変わらない生活でしょうか?
それとも、皆今よりも楽に元気になってるのでしょうか?

> 特別に理由がある訳ではなく、高校生の頃から数年に1回はこんな気持ちになるのです。

高校生の頃が初めてだったんですね。
そのときはどんな状態だったんでしょうか?
何かきっかけなどはありましたか?
それとも、何も前ぶれなく、ふっと、そんな心の闇に迷い込んでしまったような感じなのでしょうか。

> 30を過ぎてからは、特に結婚している訳でもなく、仕事に対する情熱も段々と薄れ、
> かといって特別に情熱を注ぐべきことも見つからず、鬱の自分の分量が増えている感じです。29歳までは恋人がいましたが現在は4年ほど特別好きな男性が現れません。

情熱的な女性にとって恋愛って生きる糧のようなところがあるんですね。
ただ、情熱が怖いと、その気持ちを抑圧しますから、恋を遠ざけてしまったり、仕事や人に対しても情熱を隠してしまうところがあります。
「こんなことしててもあかんわ・・・」という思いになるからなんですけどね。
そこでは多く何か心がひどく傷つくような経験をされていることが多いです。

一度、過去の恋愛を振り返ってみてもいいかもしれませんね。
一人一人思い出してみて、どんな付き合いだったか、何が楽しくて、何を我慢していたのか、また、どうして別れてしまったのだろうかと、色々と思い巡らせてみてもいいでしょう。
それほどお付き合いした経験はないかもしれませんが、好きだった人や憧れだった人のことも思い出して見てください。

> 私は自分が消えてしまって、且誰の記憶からも抹殺されて誰も覚えていないような存在になりたいのです。

現実には起こり得ないことを希望してしまうんですよね。
それくらい心が悲鳴を上げていらっしゃるのかもしれません。
しんどいですよね。

どうして消えてしまいたいのか、どうして記憶にすら残りたくないのか。
僕の直感だと非常に強い罪悪感があるのかもしれません。
そして、その罪の意識から逃れるために自分を消してしまったり、あるいは、人生のリセットボタンを押してみたい気持ちになるのかもしれません。

まずは自分の素直な気持ちを感じてみてください。
心と繋がりを取り戻すことで、毎日がよりリアルになり、生き生きとした感覚を感じることができます。
「生きてる!」という感覚ですね。

例えば、今度のお休みにゆったりした気分になれる場所、好きな場所に出かけてみて、そこで自分の気持ちと対話してみましょう。
自分が何を感じているのかをただ感じて見てください(疲れていたり、絶望していたり、寂しかったり)。
何も感じられなくてもOKです。
それくらい心に蓋が被さってしまっているのかもしれません。
それもただ感じつづけて見てください。

心が元気になって情熱を取り戻せますように・・・。

機会があれば、いつかお話しましょうね。
楽しみにしています。

ありがとうございました。

 

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。